『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』 5人の歌姫に聞く  vol. 1

Interview

レイナΔ東山奈央(ワルキューレ)インタビュー 『劇場版マクロスΔ』新曲で迎えた“1文字ずつ歌い分け”の超絶難度!

レイナΔ東山奈央(ワルキューレ)インタビュー 『劇場版マクロスΔ』新曲で迎えた“1文字ずつ歌い分け”の超絶難度!

口数が少なく、感情をあまり表に出さない天才ハッカー=レイナ・プラウラーを演じる東山奈央。レイナとは対照的に表情豊かで、歌や作品に込めた思いを熱く語ってくれる彼女が、ワルキューレで過ごした2017年の思い出、そして2018年の劇場版&ライブに向けての展望を語る。

取材・文 / 仲上佳克


『マクロスΔ』が長い座組みになってきたからこその遊び心に、ほっこりしたりもしました

『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』の制作決定を聞いたときのお気持ちはいかがでしたか?

東山奈央 そのときは内容も全然わからなかったんですけど、また動くレイナたちに会えるということは決まっているとうかがったので、すごくうれしかったです。あと、タイトルが『激情のワルキューレ』というところに遊び心があるなって思いました。「劇場」版ということで「激情」というダジャレ要素が入っているんですよね。実際に本編でもシリアスなところがありつつ、スタッフさんの遊び心が垣間見えるようなセリフ回しもあったりするんです。レイナのセリフでも、はっきり「Vai! Ya! Vai!」ってありましたからね。JUNNAちゃんのデビュー・アルバムのタイトルを美雲ではなく私が言うんだ?みたいな(笑)。それも『マクロスΔ』が長い座組みになってきたからこそだなと、ほっこりしたりもしました。

劇場版で東山さんが楽しみにしていることは?

東山 (ワルキューレの他のメンバーの)みんなも言っているかもしれないですけど、やっぱり『マクロス』といえば歌、歌といえばライブシーンということで、個人的にライブシーンを楽しみにしています。河森(正治)さんもかなり力を入れて制作されていて、本当に想像がつかなかったようなすごい演出になっていますね。どうやったらこんな素敵な、夢みたいな演出ができるんだろうって、何回でも見たくなっちゃうようなライブシーンがあるので、そこは期待していただきたいと思っています。

レコーディングでのやり取りで、結果的に自らハードルを上げてしまう形になりました(笑)

ワルキューレの新曲が収録されたボーカルソング集も発売が楽しみです。

東山 ワルキューレの楽曲はいつも難しくて、今回も細かく確認しながらレコーディングしていきました。まずは「このキーは出ますか?」「高音は出ますか?」というチェックから始まって、「ここの歌い分けは細かすぎるから、レコーディングしながら出来るかどうか探っていきましょう」みたいなのがあって。特に「Dancing in the Moonlight」は、ついにフレーズじゃなくて1文字ずつ歌い分けされているところがあって、私もびっくり仰天でした(笑)。

「止められない」を1文字ずつ歌い分けしていくという。

東山 たぶんレコーディングのときは「1音ずつやるのは難しいから普通に『止められない』って歌ってもらって、後はこっちで切ったり貼ったりします」とおっしゃってくださったんですよね。でも、私は音楽プロデューサーの福田(正夫)さんに「ちょっと待ってください、ライブでは1音ずつやるんですよね?だったら、今やれないとまずくないですか?」と言ってしまって、それで「たしかに」となって。結果的に自らハードルを上げてしまう形になりました(笑)。あと印象深かったのは、やっぱり歌い分けが複雑すぎると、スタッフさんもちょっと混乱するんですよ。いただいた音源と譜面とでちょっとずつ違うところがあって「これはどっちが正解なんですか?」みたいなこともありました。我々は自分の分を覚えればいいわけですけど、スタッフさんは5人の兼ね合いを全部把握しておかないといけないので本当に大変だなと思いましたね。

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