Interview

竜星涼が「ターニングポイントにしたい」と真摯に想いを語る、劇団☆新感線『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』

竜星涼が「ターニングポイントにしたい」と真摯に想いを語る、劇団☆新感線『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』

IHIステージアラウンド東京で約1年続いているロングラン公演、劇団☆新感線『髑髏城の七人』。“Season花・鳥・風・月”に続き、最終を飾る完全新作の『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』がいよいよ始動する! 主演の天海祐希が織田信長に愛された雑賀衆のスナイパーで今は渡り遊女の〈極楽太夫〉を、古田新太が〈天魔王〉を演じ、2人の愛憎劇を中心にした“もうひとつの『髑髏城の七人』”の物語が新たに紡がれる。
劇団☆新感線初参加となる注目の若手俳優・竜星涼が演じるのは、色里・無界の一番人気の若衆太夫〈夢三郎〉。製作発表記者会見直後のインタビューで語った竜星の熱い意気込みを伝える。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 冨田望

製作発表記者会見の模様はこちら
劇団☆新感線『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』製作発表記者会見、コメント再現。天海祐希が竜星涼の印象を語る。

劇団☆新感線『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』製作発表記者会見、コメント再現。天海祐希が竜星涼の印象を語る。

2018.02.16


自分が演じる夢三郎は未知数。そのほうがご観劇にいらしたときに面白い

製作発表記者会見、お疲れ様でした! まずは本作に出演が決まったときのお気持ちからうかがえますか?

役者をやっていて、劇団☆新感線の舞台を観たことのある方は「劇団☆新感線に出たい!」と誰もが思う気がします。もちろん僕もそのひとりなんです。なので、素直に嬉しい反面、まだ自分の役者の力として早いのではないかという気持ちもありました。自分が観ていた、あの舞台に立っている人間に自分が果たしてなれるだろうか、やれるだろうかという不安というか。武者震いのような感覚が湧きました。

劇団☆新感線の作品を最初にご覧になられたのは、いつ頃ですか?

小栗旬さんが主演されていた“ワカドクロ”(2011年版『髑髏城の七人』)です。自分がこの世界に入ってから、一番最初にお金を出して観に行った舞台でした。スケールが大きくて面白くて、あっという間で……どこまでも粋でかっこよかった。すごく良い思い出になっている作品に、自分が加われるということが嬉しい気持ちを含みつつも畏れ多いです。

IHIステージアラウンド東京でのシリーズのほうはご覧になりました?

はい。“Season花”と“Season月”を観させていただきました。2011年に自分が観ていたときとはまたちょっと違う感覚で、より五感で感じられる舞台だと思いました。スケールアップしていましたし、アトラクションっぽくも感じました。こういった感覚は映像では伝わらないことだと思いますし、生で演じている人間たちの声や匂い、水の演出などでその場で上がる音だったりは、舞台ならではのものだなと。劇団☆新感線ならではでもあるのかなとも思いました。ただ、自分もこの劇場に立つとわかっていて観ているので「うわ、コレを自分がやるって……!」と(笑)。

舞台裏のことも、どうしても考えてしまいますね。

そうなんです。「ここ、どうやっているんだろう?」「みんな裏でどうなっているんだろう?」とか。でも演じている方が汗水垂らしながらやっていると、そのエネルギーは観ているコッチにも伝わってきて。それが面白さにも繋がっていると思いましたし、この憧れの場所に行けるんだ、という喜びを改めて感じました。

ちなみに、『修羅天魔』は完全新作ということですが、これまでの『髑髏城の七人』の中で気になっていた役というのはありましたか?

初めて観たとき、見得を切るかっこよさだったり、男心をくすぐられる演出が多いな、と惹かれたのは捨之介です。早乙女太一くんの殺陣もあって蘭兵衛もかっこいいなと思っていましたし、兵庫も素敵ですし……全員が“生きている”と感じられる役ばかりなので、どのキャラクターも輝いていたと思います。みんなに見せ場がありますし、観ていて気持ち良かったです。

同じ『髑髏城』の世界でありつつも、新作で新キャラクターの役での出演というのは、予想外の方向からきたなという気持ちは?

たしかに、思ってもみなかったことではありましたけど。ただ、前例がないわけですから、それはもう自分のやり方次第になると思っています。しかも、夢三郎という役が、今後また違う形で別の方がやっていく場合もあるかもしれないですし、それを最初にやれるということは本当に光栄です。僕は舞台経験も多くなく、殺陣や所作から初めてのことばかりになりますけど、素晴らしい先輩たちに囲まれているので。その背中を追っかけながら、吸収できるものを吸収していこうと思っています。

事前準備として稽古に入る前に何かされていたことは?

役柄を聞いていたので、日舞を習いに行きました。アクションは様々な作品で行うことはありましたが、殺陣は今回が初めてになるので、その稽古にも通ったりしました。時間が許せばもっとやっておきたかったとは思いますけど、なんとか幼稚園に入園するくらいまでにはなったかな、というところです。

ビジュアルも解禁になりましたが、夢三郎さん、とても美しくて!

とんでもないです、ありがとうございます。女形というか、男ですけど“太夫”と呼ばれている、男の遊女版ということで。衣裳やメイクをここまでしていただくと、ビジュアルが出来上がってすぐ僕も自撮りしたくらい(笑)、別人になれた気分でした。

夢三郎は明るい性格をしているのか、それともクールなタイプなのか。そういったところから観客は未知数ですが……。

この役は、そこがいいんだと思います(笑)。未知数のほうが、ご観劇にいらしたときに面白いんじゃないかなと。今、言える範囲ですと、1幕と2幕で持たれる印象が違うものになるかもしれません。そういう部分を楽しみにしていただければ。

では、『獣電戦隊キョウリュウジャー』や朝ドラの『ひよっこ』を観てきたファンは、驚くような竜星さんの一面も?

そうですね。また全然違うと思います。朝の番組にはおそらく太夫は出てこないかなとは思うので(笑)。男の太夫も美しいのだな、と思っていただければ嬉しいです。

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