Interview

【インタビュー】Aimerが描く切ない青春のバラード。『恋は雨上がりのように』EDテーマは「ラブストーリーの主題歌を歌えるのがうれしかった」

【インタビュー】Aimerが描く切ない青春のバラード。『恋は雨上がりのように』EDテーマは「ラブストーリーの主題歌を歌えるのがうれしかった」

“ノイタミナ”アニメ『恋は雨上がりのように』のEDテーマ「Ref:rain」と、Coccoからの提供曲「眩いばかり」の両A面シングルをリリースするAimer。「Ref:rain」は、作品に寄り添った、青春の切なさを感じさせるバラードで、ラブストーリーの主題歌を歌えたことが、まずはうれしかったという。また、憧れの存在だというCoccoのからの提供曲「眩いばかり」は、Aimerに何をもたらしたのか?

取材・文 / 鈴木隆詩


大人になると失うかもしれないピュアな瞬間を、曲に落とし込んで

表題曲「Ref:rain」は、“ノイタミナ”アニメ『恋は雨上がりのように』のEDテーマです。情感豊かなバラードで、ラブストーリーによく似合う曲だと感じました。

Aimer 『恋は雨上がりのように』の原作を読ませていただいて、シンプルなバラードにしたいなと思いました。最近の私は、戦いが描かれるアニメの楽曲を担当させていただくことが多かったので、ラブストーリーの主題歌を歌えるということが、うれしかったです。

『恋は雨上がりのように』という作品に、どういう印象を受けましたか?

Aimer 女子高生の橘 あきらが歳の離れたバイト先のファミレスの店長に恋をする物語で、自分というものを作り上げている途中の年齢にいる子ならではのキラキラした想いや、大人になったら失われてしまうかもしれないピュアな瞬間が詰まっている作品だと思いました。タイトルからして詩的で情景が思い浮かびますし、原作の漫画を読んでいると、コマの中に穏やかな時間の流れを感じたんです。そんな原作の印象をもとに、「Ref:rain」を作っていきました。

『恋は雨上がりのように』から受けたインスピレーションを元に、歌詞の世界を描いて

爽やかさと切なさと情熱がこもったメロディだと思います。作詞はAimerさんご自身(aimerrhythm名義)ですね?

Aimer 『恋は雨上がりのように』から受けたインスピレーションを、自分の中で咀嚼して、創作を加えながら書いていきました。

たしかに、「Ref:rain」の歌詞の主人公は、あきらとはちょっと違うタイプの女の子のように感じました。

Aimer 大人になる一歩手前の女の子、ということは共通していると思います。でも、それ以上はあきらに寄せすぎないで、聴いてくださる方がそれぞれ、自分の頭の中で自由に主人公像を思い描いていただけるような歌詞にしたいと思いました。

歌詞はどのようにして書いていったのですか?

Aimer 最初に「Ref:rain」というタイトルを付けて、そこから書き始めました。“雨”をもじったタイトルにしたくて、いろいろ考えていった中で、「Refrain」という言葉の中には“rain”が入っていて、いいなと思って。そこから、「季節は繰り返すけれど、あの時は戻らない」というストーリーを思い描いて、歌詞を書いていきました。

歌詞をメロディに乗せて歌ってみて、どう感じましたか?

Aimer AメロBメロとサビの対比を意識して歌いました。Aメロは音程が低くて、かなり静かな印象なんです。Bメロもそれを引き継ぐんですけど、サビに入ると一転して感情が爆発して、音も高くなっていきます。

サビは特にですけど、歌詞がシンプルな分、ボーカルの感情表現は、より豊かになっているように感じました。

Aimer たしかにそれはありますね。言葉数が多くない分、歌い方が試されるので、形を考えながら歌っていきました。

1 2 >