Interview

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション 出演者インタビュー

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション 出演者インタビュー

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

トム・クルーズがIMF のトップ・エージェント、イーサン・ハントに扮して5度不可能なミッションを遂行する『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。
今回も上昇する飛行機のドアにへばり付くなど、製作者泣かせのスタントに挑戦するトムの傍らで、IMFと敵対する謎のスパイ組織“シンジケート”の一員、
イルサ・ファウスト役で花を添えるのが、話題の北欧美女、レベッカ・ファーガソンだ。

文 / 清藤秀人


まずは、メガヒット・シリーズに参加するまでの経緯を教えて下さい。

イルサ役に決まったことを知ったのは、ちょうどTVシリーズ『ザ・レッド・テント』(2014年公開・旧約聖書に登場する悲劇のヒロイン、ディナの物語)の撮影でモロッコの砂漠でラクダに跨がっていた時だったの(笑)。そして、その撮影を中断してトム・クルーズと監督のクリストファー・マッカリーに会うためにモロッコからロンドンに飛んで、みんなでコーヒーを飲みながら役柄と仕事、さらに人生についても色々と語り合ったのよ。とてもリラックスできて素敵な時間だったわ。

率直にお聞きしますが、トム・クルーズってどんな人でしたか?

まず、カメラの前にトムと2人で立ってみて、どんな感じなのか確かめたんだけど、その時、彼の方からこういう風に演じてみてはどうかという指示があったわ。同時に、私の方からもアイデアを出して欲しいと言われたの。それは、最初のミーティングの際にも確認されたことなんだけれど、普通はあり得ないことだから正直驚いたわ。さらに、カメラテストではトム本人がカメラの側に立ってくれて、私がベストを尽くせるようサポートしてくれたの。それもまた滅多にないことなのよね。彼と直接接してみて、つくづくスターのイメージというのはメディアが作り上げたものだと実感したわ。あれこれ噂話をでっち上げてね。私は今でもスウェーデンの小さな漁村に住んでいて、そこでは誰も、他人のことをこうだと決めつけたり、自分が人にどう見られるかを気にしたりしながら日々暮らしてないの。いつも人に会う時はニュートラルな状態でいたいと思っているから、トムに会う前からイメージを作ったりはしなかったわ。

ところで、あなたが演じるイルサというヒロインはどんな女性で、ストーリーにどう関わってくるのですか?

イルサ・ファウストは文字通り謎の女よ。私と同じスウェーデン生まれで、強力な“生存本能”の持ち主なの。イルサとイーサンは彼が窮地に陥っている時に出会うんだけど、イルサに関してわかっているのは極めて知的で、かつイーサンと同等のフィジカルスキルの持ち主だってことだけ。当初、イルサは“シンジケート”を壊滅させるためにIMF チームに協力するんだけど、かと言って、どうも100%IMF の味方とも思えない。もしかして敵かも知れない……と、そんなふうにとにかく謎めいた女性なのよ(笑)。

そういう玉虫色のキャラクターを演じるのは女優として愉快ですか?

ものすごく愉快よ! 私、ミステリアスな人間を演じるのが大好きなの。そもそも、誰の人生だって白黒はっきりしていないものじゃない? イルサもそうよ。

役のために特別なトレーニングは受けたんですか?

撮影のためにヒースロー空港に降り立った途端、ジムに連れて行かれてクランクインまでの一月半、1日6時間のトレーニングを週6日こなしたわ。ピラティスにマーシャルアーツにフィットネスに、もっともっといろいろやらされたわ。正直きつかったけれど、トムはさらに製作と編集も兼任しているのよ。私のやったことは彼が毎日やっていることのほんの1% に過ぎないのよ。ホントにトムってすごい人だわ。

トムと相棒のベンジーを演じるサイモン・ペッグのコンビネーションはいかがでした?

2人のおかげで撮影中笑いが止まらなくなってしまったことがよくあったわ。私が1人で喋るシーンなのに2人が笑わせるから、台詞が飛んでしまったこともあったのよ。トムもサイモンも超一流の俳優だけど、時々少年みたいになるのよね(笑)。現在撮影中の次回作『フローレンス・フォスター・ジェンキンス』では大女優、メリル・ストリープと共演しているファーガソン。ハイパーアクションから実話がベースの人間ドラマへ、振れ幅の広い仕事選びでさらに可能性を広げて行こうとする姿勢は頼もしい限りだ。

レベッカ・ファーガソン

1983年生まれ。スウェーデンのストックホルムで、スウェーデン人の父親とイギリス人の母親の間で育つ。15歳の頃から演技の道に進み、数々の作品に出演。BBC による製作のTVドラマ『TheWhite Queen』に主演し、ゴールデン・グローブ賞候補となった。

映画『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』

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監督 クリストファー・マッカリー
出演 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、
アレック・ボールドウィン、レベッカ・ファーガソン ほか
8月7日(金)全国ロードショー
配給=パラマウント ピクチャーズ ジャパン

タイトルにある“ローグ・ネイション”とは“悪の国家”を意味する。CIA やKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織“シンジケート”のことで、彼らの暗躍により、イーサン・ハント(トム・クルーズ)が所属するIMF はまたしても解体の危機に陥る。組織という後ろ盾を失いながら、イーサンと彼のチームは、史上最強の敵を潰すことができるのか? 交錯する情報と刻々と迫り来る世界の危機の中で誰が敵で誰が味方か、究極の諜報バトルが繰り広げられていく。