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『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト』徹底解説(1) 世界は私のコーデで決まる!?

『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト』徹底解説(1) 世界は私のコーデで決まる!?

ニンテンドー3DS『Girls Mode 4 スター☆スタイリスト』(以下、『Girls Mode 4』)は、セレクトショップの店長となってお客様を素敵にコーディネートする『ガールズモード』シリーズの最新作。今作はビッグなアーティストの参加で個性を発揮していることに加え、過去最大2万点という驚異のアイテム数、新システムの導入など、楽しさいっぱいの内容となっています。

シリーズを通してかなり人気のタイトルであるにもかかわらず、“女性のファッション”というテーマで「女児や若い女性向けのタイトルなんじゃないの……?」と敬遠している方もこれまた多い印象の本作。女子だけが楽しむタイトルと誤解されがちですが、実は年齢や性別を問わず楽しめるゲームなんです。1作目からの大ファンである筆者としては、なんとも歯がゆくて。ホラそこのアナタ、アナタです、実にもったいない! あのとき、第一印象でプレイをしなかった皆さんに言いたい。「ちょっとソンしてるかも!」と。発売から時間は経ってしまいましたが、まだ通り過ぎたわけではありません。間に合う今こそ、知るほどに面白い『Girls Mode 4』の魅力を、2回にわたってお伝えします。

文 / 内藤ハサミ


『ガールズモード』シリーズとは……? 

2008年、第一作目となるニンテンドーDS用ソフト『わがままファッションガールズモード』発売。セレクトショップの店長となり、来店するお客様のコーディネートをしながら店を大きくしていくというシミュレーション要素のあるゲ-ムシステムは、ファッションが大好きな小さい女の子をメインターゲットに作られたように見えがちですが、いわゆる“子供だまし”ではありません。徹底的にオシャレを追求したデザイン、当時としては前代未聞のファッションアイテム数1万点というボリューム、お客様の着せ替えだけにとどまらない広がりのあるシステムの面白さが評判となり、ハマる大人が続出。2010年には全世界で人気タイトルとなりました。2012年には、約12000点に増えたファッションアイテムとパワーアップしたシステムを備えた第二作目『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』が発売。さらに2015年発売の第三作目『GIRLS MODE 3 キラキラ☆コーデ』では美容師やモデル、デザイナーなどさらに5種類の職業も体験できてしまうという多彩な楽しみかたを提案。そして2017年11月に第四作目となる『Girls Mode 4』が発売。堅調にシリーズは続き、今もなお人気は衰えません。

▲ウキウキするインターフェースです

今回の『Girls Mode 4』には、さまざまなジャンルの最先端で活躍しているクリエイターが多数参加しています。『ガールズモード』シリーズは、前向きでバイタリティ溢れる女の子がチャンスをつかみ、オシャレのカリスマとして周りの人たちまで幸せにしてしまうというパワフルなストーリー。夢を叶え突き進んでいるクリエイターのエネルギーは、まさにゲームのイメージにぴったり。その豪華な顔ぶれをご覧ください。 

シナリオ:吉田玲子

『けいおん!』、『ガールズ&パンツァー』、『弱虫ペダル』、『デジモンアドベンチャー』などの各種アニメを担当。東京アニメアワード2014年アニメ オブ ザ イヤー部門において脚本・オリジナル原作賞を受賞。 

振付師:MIKIKO

星野源『恋』、Perfume、BABYMETALなど有名なアーティストやCMの振り付け、ゲーム『Dance Evolution』、アニメ『プリキュア』エンディングダンスなどの振り付けのほか、リオデジャネイロオリンピックの閉会式、五輪旗の引き継ぎ式、総合演出、演舞振付などを担当。 

タイトルイラスト:星野リリィ

コミック『おとめ妖怪ざくろ』執筆、アニメ『輪るピングドラム』キャラクター原案担当など。おしゃれで乙女心をくすぐる絵柄、絶妙な色彩感覚が特徴。 

青春のきらめきを描かせたら天下一品の吉田玲子さんのシナリオ、キャラクターの魅力を最大限に引き出すスタイリッシュでのびやかなMIKIKOさんの振り付け、オシャレでかわいらしく、誰もが憧れずにはいられない星野リリィさんのキャラクターデザイン、と3つの個性が見事に融合し、ファッションが全てを変える力を持っているこの世界に、確かな存在感と説得力を加えています。

カリスマ店長になって街を導く

ゲームの始まりは、プレイヤーキャラクターである主人公がおじのトモロウの住む街に引っ越してくるところから……。

▲新生活にドキドキワクワクの主人公。プレイヤーキャラクターは自分好みにカスタマイズすることができます。輪郭、目、唇の形、肌の色、髪型、身長、そばかすやほくろなどもつけられるので、自分だけのキュートなキャラクターが爆誕!

トモロウの経営する今ひとつアカぬけないブティック。……まあ特に希望した覚えはないのですが、いきなり任されてしまう姪っ子こと私。特にファッションの“ファ”の字も知らないのに調子よく引き受け……たはいいものの、これからこのお店をどうやって盛り上げていこうかしら。というか、今まで薄ボンヤリとしたコンセプトで経営されていたこのお店を、なりゆきで店長になってしまった私が、あの手この手でどうにか人気店に変身させないといけなくなるわけです。 

明日のために その1 ~こだわりの仕入れ 

あれよあれよという間に店長としての毎日が始まりました。基本的には、来店したお客様にコーディネートを提案していくことになるのですが、自ら展示会に出向き、個性豊かな10以上のブランドから、店に並べたい洋服を選んで仕入れるというのも店長の大事なお仕事です。なんと今作はファッションアイテム数2万点! アイテムのカラー展開一つとってもハンパないんです。だから、アイテム同士の微妙な色合いなんかもしっくりと合わせられます。

▲この2つのハイネックカットソー、実は違う色。レースになっているデコルテの部分がわかりやすいのでごらんください。上はブラック、下はネイビーに寄った色です

全部同じ色合いを狙ったコーディネートをしても、実際に各アイテムが全く同じ色だと、いかにものっぺりとした二次元の絵……という感じでいまいちリアルさに欠けてしまうのですが、『ガールズモード』シリーズでは、カットソーとスカート、ブーツを同じ色にしたとしても、ほんのちょっとだけそれぞれのカラーや質感が違い、自然なオシャレさを生んでいます。

▲ポップでキッチュなガールのためのブランド“Cherry Berry”。店員さんも個性的な服を華麗に着こなすオシャレさん

▲初代『ガールズモード』からある代表的なブランドのひとつ“AZ・USA”。クールでワイルドなギャルになれちゃいます

気に入ったアイテムをどんどん仕入れましょう。初めにいくらかの資金とファッションアイテムの在庫が手元にありますので、店舗の在庫を売りながら、随時“展示会”で新たな商品を仕入れていきます。なんと仕入れたアイテムは、同じものが自宅のクローゼットにサンプルとして送られるので、仕入れをするたびに自分のワードローブもガンガン増えていくんです。自宅に帰って、とっかえひっかえ服を選ぶのが楽しいんですよ~。 また、資金に余裕が出てきたら、 “リフォームショップ”でインテリアグッズを買うこともできます。

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