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伊藤節生・馬場良馬らが紡ぐ、笑いと熱量100% ハチャメチャなギャグ×超能力バトルで、笑いをお届け!

伊藤節生・馬場良馬らが紡ぐ、笑いと熱量100% ハチャメチャなギャグ×超能力バトルで、笑いをお届け!

2018年1月6日(土)、東京・天王洲 銀河劇場にて舞台『モブサイコ100』が開幕。公演初日に先駆け、伊藤節生(影山茂夫役)、馬場良馬(霊幻新隆役)、河原田巧也(花沢輝気役)、松本岳(影山律役)、木戸邑弥(鬼瓦天牙役)による合同インタビュー、そしてゲネプロが行われた。
原作は、小学館のマンガアプリ「マンガワン」にて連載していたONEによる人気漫画。普段は地味で目立たないが、実は超能力者であるモブこと影山茂夫を主人公とした“サイキック青春グラフィティ”だ。2016年7月にアニメ化され、2018年1月18日からは実写ドラマがスタートするなど、様々なメディアミックス展開も話題となった本作。合同インタビューとゲネプロレポートにのせて、舞台『モブサイコ100』ならではの魅力をたっぷりお届けする。

取材・文 / 篠田晴

見どころは「モブ以外」!? 舞台ならではの超能力バトルにも要注目

アニメ版のモブの声も務めた主演・モブ役の伊藤節生は、見どころについて尋ねられると「モブ以外(笑)」と発言。控え目なそのコメントに思わず他の出演者たちから「おい、モブ!」とツッコミが入り、インタビューは一気に和やかな雰囲気となった。「どのキャラクター、どのシーンも僕自身笑いをこらえるのが必死なくらい面白いシーンになっています。名前がないキャラクターたちにも注目してほしいです」と続けた。

霊幻新隆役の馬場良馬は、「ただいま21世紀ということで、技術の結晶である映像と舞台のコラボレーションだったりとか、昔からの原始的な見せ方だったりとか、題材である超能力を色々なアプローチで表現しています。ぜひ色んな超能力を楽しんで頂けたら嬉しい限りかなと思う所存でございます」と霊幻らしい飄々とした雰囲気でコメント。モブの弟・影山律役の松本岳が「迫力のある映像で戦うバトルシーンが見どころかなと思います」と語ると、鬼瓦天牙役の木戸邑弥が「僕と良馬くん(馬場良馬)とせっちゃん(伊藤節生)とたー(河原田巧也)はよく出てくるんですけども、岳(松本岳)は出番が少ないからね」と松本をいじり、「おい、出てるわ!」と松本が反論。木戸は「この2時間の中で要所要所ちらっとね、一番大事なとこで出てくるんで、お客様はそこを見逃さず注目して頂けたらと思います(笑)」と軽妙な掛け合いで場を笑わせた。

お客様に向けてのコメントを尋ねられると、花沢輝気役の河原田巧也は「個人的な役の意気込みとしては、カッコよさとダサさと愛くるしさを狙っていきたい。そして川尻(恵太)さんの演出は、オモチャ箱をひっくり返したようで、子供らしいアイデアもたくさん組み込んでいますし、いい大人が一生懸命真面目にふざけているのが格好いいなと思いました。子供心を忘れずに千秋楽までしっかりとやっていきたいと思います」と語った。

木戸は「僕たちはモブの感情を100%にするように頑張っていきます。そして、観に来てくれたお客様の感情も楽しかったという気持ち100%にするつもりで、その自信も100%あります!」とコメント。最後に、 伊藤が「僕にとって『モブサイコ100』という作品は人生を変えてくれた作品。この舞台にも僕の人生を賭けて、伊藤節生100%、いや120%、いや“??%”で頑張りますので、ぜひ最後までよろしくお願いします!」と熱く締めくくった。

ゲネプロでは、序盤から飛ばされるハイテンションすぎるギャグに、会場の空気も一気にヒートアップ。霊幻新隆に雇われ、その超能力で除霊のバイトをするモブというシーンからストーリーが始まる。漫画でもお馴染みの濃すぎる“脇役”たちも、様々なキャストたちが入れ替わり立ち代わり演じ分け、まさしく笑いの福袋といった様相だ。

暗田トメ(田上真里奈)率いる脳感電波部や生徒会副会長の徳川光(星乃勇太)、郷田武蔵(郷本直也)率いる肉体改造部の面々も、その立ち姿から既にキャラクターの説得力はばっちり。トメが歌い上げる彼女の夢の一幕や、鍛錬に裏打ちされた自慢の肉体で舞台の温度を3℃上げる武蔵部長など、いずれも見逃せない名(迷?)シーンばかりである。

そして特筆すべきは、これほど濃い面々に囲まれても、彼らに流されない・彼らの色に染まらない、主人公・モブを演じる伊藤節生のフラットさだろう。今回が初舞台の伊藤だが、彼の持つ独特の存在感はアニメだけでなく舞台でも遺憾なく発揮されている。周囲が鮮やかすぎる極彩色のキャラクターたちであればあるほど、彼が持つ“モノクロ”の魅力が引き立っていく。彼の感情が100%になった時の爆発っぷりにも注目だ。

舞台後半では、映像を用いた大迫力のバトルシーンも。黒酢中の裏番長として君臨する花沢輝気(河原田巧也)との超能力対決は、原作の持つ熱さを映像と芝居のコラボレーションで見事に表現している。あくまで超能力を媒介とした戦いだが、舞台だからこそ、生身の人間同士による“心”の戦いが描かれているのが印象的だった。 そして、常に飄々とした態度でモブを見守るモブの師匠・霊幻の“保護者”としてのまなざしにも要注目。たまにモブに呆れられたり、不審な目を向けられたりしながら、モブにとって“型にはまらなくていい大人の象徴”として彼の心の支えになっている霊幻を、馬場良馬が好演している。時にコミカルに、時にやさしく描かれる二人の師弟関係にも目が離せない。 また、特典映像も充実のBlu-ray&DVDは2018年5月16日に発売が決定している。

舞台『モブサイコ100』

あらすじ……通称“モブ”と呼ばれる影山茂夫(伊藤節生)は、恋や人生に悩むどこにでもいる中学二年生。だが、彼は超能力という特別な力を持っていた。インチキ霊能力者・霊幻新隆(馬場良馬)の元で除霊のバイトをしながら、日々をなんとなく過ごしているモブは、不器用でやりたいこともない自分を変えるために奮闘し始め…。

2018年1月6日(土)~1月14日(日)@天王洲 銀河劇場

原作:ONE「モブサイコ100」(小学館「マンガワン」連載)
脚本・演出:川尻恵太(SUGARBOY)
出演:伊藤節生、河原田巧也、松本岳、木戸邑弥、星乃勇太、田上真里奈、末永みゆ、郷本直也、なだぎ武/馬場良馬

高橋良輔、三宅十空、森公平、田代哲哉、匁山剛志、安田ユーシ、能登屋ヒヒ丸、原彩弓、二見香帆

オフィシャルサイト

■Blu-ray&DVD舞台『モブサイコ100』

価格:10,584円(Blu-ray)/9,504円(DVD)※税込
発売日:2018年5月16日(水)

©ONE・小学館/舞台『モブサイコ100』製作委員会

『モブサイコ100』(1)

著者:ONE
出版社:小学館