映画『ちはやふる -結び-』  vol. 2

Interview

広瀬すず×野村周平×新田真剣佑、完璧なチームワークで魅せる映画『ちはやふる』への特別な思い

広瀬すず×野村周平×新田真剣佑、完璧なチームワークで魅せる映画『ちはやふる』への特別な思い

2016年に「上の句」「下の句」が公開されるやいなや、幅広い層から支持を集め、まさかの続編が決定するなど、マンガ原作の青春映画としては異例のフィーバーを巻き起こした「ちはやふる」シリーズ。その核となるのが、広瀬すず演じるヒロイン・千早と2人の幼馴染み、野村周平演じる太一と新田真剣佑演じる新の関係性だ。小さい頃から共にかるたを競ってきたライバルであり、一番の理解者である3人。その絆は高校生になって再会してからも変わることはなかったがーー。

前作から二年。高校生最後の夏を迎え、それぞれの進路や決意など、変わりゆく環境に揺れ動きながらも「今という瞬間」に全力を懸ける3人を、まさに当たり役!なリアルさで演じた彼らに、共に歩んできた『ちはやふる』への思いを語ってもらった。

取材・文 / 井口啓子 撮影 / 斎藤大嗣

前作「下の句」から二年。「それぞれがよりパワーアップしたものを持ち寄れた」(広瀬)

まず、続編製作がサプライズ発表されたときの率直なお気持ちは?

広瀬 二年前、「下の句」の初日の舞台挨拶の時は、本当にこれが最後なんだ…って感極まっていたところに、それを超えるものが入ってきて、全く整理がつかなくて泣きすぎて…。心臓が疲れました(笑)。

野村 そうそう、「これからも『ちはやふる』をよろしくお願いします」って、え、どゆこと? と思ったら、スクリーンに続編決定の文字が現われて、すずが崩れ落ちて…。それを支えるのに必死であんまり憶えてない(笑)。

広瀬 終わった後、プチ打ち上げみたいなのがあったんですけど、大人たちがニヤニヤ笑ってて(笑)。また騙されたーって思いながらも、喜びを実感しました。

新田 僕は『ちはやふる』という映画が大好きだったし、また新としてかるたができることが何よりもまず嬉しかったですね。

野村 また、かるたやるのか、とは思ったけどね(笑)。俺もう24歳だし膝が耐えられない、そもそも高校生役、大丈夫かな?っていう心配が頭を過りつつも、また一緒にやれるっていう喜びが大きかったです。

キャストの皆さんは会うのは前作以来だったんですか?

野村 ちゃんと会うのはそうだよね。テレビや映画の中で観るぐらいでした。(西田優征役の)やもっちゃん(矢本悠馬)これ出てるんだーとか、マッケン(新田)めっちゃ出てるなとか(笑)。

新田 僕は役柄として、瑞沢かるた部のことは客観的に見ていたこともあって、みんなが役以外の世界で2年間をどう過ごしたか、その変化を楽しみにしていたんですが、みんな大人になったなーって感じました。現場の空気も、お芝居も。

広瀬 自分自身、前作からの二年間で作品の幅も広がったし、めちゃくちゃ濃くて。それぞれがよりパワーアップしたものを持ち寄れたと思うので、完成したときは『ちはやふる』そのものが大きくなったなって、一番に感じました。

野村 俺もいろいろありましたが、やっぱり、みんな変わってたよね。すずはすずで、女の子から少し大人の女性に成長していたし、未成年だった人が二十歳になってお酒飲めるようになってたり…。この人と一緒に酒を飲めるとは! みたいな、大人の気持ちが理解できました(笑)。精神的にもみんな大人になってたし、ただただ勢いで作る映画ではなくなってたよね。

広瀬 なんか上から目線だね…(笑)。

野村 いや、皆さんが成長しすぎて、おじさん困っちゃいますって本気で思ったよ!(笑)。

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