LIVE SHUTTLE  vol. 4

Report

SCANDAL 日本武道館2016.01.13

SCANDAL 日本武道館2016.01.13

いよいよ結成10周年イヤーとなる2016年を迎えたSCANDAL。
2014年12月リリースのアルバム「HELLO WORLD」を携えて行われたライブ『SCANDAL WORLD TOUR 2015 「HELLO WORLD」』が、翌2015年1月より国内のみならず、海外にまで及び、パリ、ロンドン、エッセン公演をはじめ、アメリカは3都市を回り、世界9カ国41公演のワールドツアーを成功させた。そのツアーの集大成という位置付けで東販名で実施された今回のアリーナツアー『SCANDAL ARENA TOUR 2015-2016「PERFECT WORLD」』。9カ国のライブで得た自信と進化を余すことなく披露された1月13日に行われたファイナルの模様をお届けする。

文 / 岡本明


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昨年、9か国を回るワールドツアーを大成功に収めたSCANDAL。その勢いをさらにスケールアップさせた東名阪アリーナツアーが行われ、ファイナルにあたる武道館2デイズでは代表曲に加え新曲も披露されるなど、進化を続ける彼女たちのリアルな姿を見せつけた。
緻密なEDMのオープニングSEとともにステージに現れた4人のメンバー。1曲目の「Image」が始まった途端にステージの幕が落ち、背後の巨大スクリーンに映像が映し出される。疾走感あふれる演奏と力強いHARUNAの歌声が響き渡り、場内をくまなく照らすサーチライトが熱気をあおる。満員の会場は一気にテンションが高まり、最初からピークを迎えたような弾け方でスタートした。

HARUNA

HARUNA

ギターリフが印象的な「瞬間センチメンタル」がバンドのスピード感を加速し、デビュー曲「DOLL」のサビでは観客全員のタオル回しが見られるなど、早くも一体感で満たされる。続けざまに、コール&レスポンスであおる「EVERYBODY SAY YEAH!」、MAMIがパンキッシュなボーカルをとる「STANDARD」と、熱い楽曲の連続で観客を圧倒。

MAMI

MAMI

「武道館、楽しんでますか?アルバム『HELLO WORLD』を出して、去年の1月からツアーを回りました。2015年は日本のみなさんにも海外のみなさんにもアルバムを届け続けることができた一年でした。ツアーにしたり映画にしたり、いろんな形で『HELLO WORLD』を届けることができたので、今回の“PERFECT WORLD”というツアーで、また新しい“PERFECT WORLD”という作品を一緒に作ってみませんか?最後までよろしく!」(HARUNA)

RINA

RINA

そんな覇気に満ちたHARUNAのMCに続き、RINAのパワフルなリズムで「お願いナビゲーション」が始まり、MAMIの鋭いギターソロを交えながら演奏が研ぎ澄まされていく。そのMAMIがメインでボーカルをとる「本を読む」は、起伏のある変わったメロディが特徴。彼女ならではの感性が発揮された世界観がじっくりと描き出される。そして、「LIFE IS A JOURNEY」ではベースのTOMOMIがボーカルをとり、前向きな彼女の姿勢を刻んだ歌詞をまっすぐに歌う。曲の途中で何度かテンポが変わる構成がユニークで、こちらも独特の印象を残していた。

TOMOMI

TOMOMI

「少女S」では曲中に挟まれるメンバーのソロの応酬が緊張感を高め、「会わないつもりの、元気でね」のHARUNAのエモーショナルなボーカルが内に秘めた想いをぶつける。そんな中、RINAがステージ前に出て3人と横一列に並び、ギターを弾きながら歌う「おやすみ」が新鮮な景色を見せてくれた。切ない声を振り絞り、全力で気持ちを昂らせて歌うその姿に大きな拍手が送られる。同じポジションのまま、RINAがキーボードを、HARUNAがパッド(サンプラー)を担当した「Kill the virgin」は、今回の中でもかなり“飛び道具”な曲。四つ打ちのビートに合わせ、TOMOMIのコケティッシュなボーカルとHARUNAのウイスパーボイスが掛け合いになるなど、ライブのアクセントになる見せ場を作っていた。

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ここで、4人が2016年にやりたいことを1人ずつ発表していく。HARUNAは運転免許の取得、TOMOMIは祖母の代から引き継いだ梅干を漬ける、RINAはパジャマの収集(この日はパジャマにコートを羽織ったまま武道館に来たという。パジャマto衣装!)、MAMIはハンドメイドで衣装を作る。趣味やキャラクターをストレートに表した4人の発言に、会場から歓声が上がっていた。

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そして曲に戻り、冬にぴったりなミディアムバラード「Winter story」を奏でる。さらに、1月30日公開の映画『猫なんかよんでもこない。』の主題歌「Morning Sun」を披露。どちらも心が温まるミディアムバラードで、勢いや尖った面だけではない、優しさや繊細さを感じさせる要素も彼女たちの表現にきちんと備わっていることを実感させてくれた。
そして、引き締まった演奏がマイナーのメロディを際立たせる「Departure」、星空をバックにした美しいメロディの「夜明けの流星群」と続き、「Your song」からアップテンポのナンバーで後半の盛り上がりを作っていく。「SCANDAL BABY」ではTOMOMIとMAMIの2人が両側から接近し、笑うのを必死でこらえながら歌うHARUNAの姿が見られるなど、和む場面も。そのHARUNAがアコギのみずみずしい響きと共に歌い始めた「Sisters」が爽快なサウンドで会場を満たした。

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最後は「ちいさなほのお」。彼女たちのドキュメンタリー映画『SCANDAL“Documentary film「HELLO WORLD」”』の主題歌で、生きることの意味を考えて作られた、強く優しいナンバーだ。楽曲の深みがじわじわと見るものの胸を打ち、感動の余韻を残して終了。

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アンコールは、明るくはじけた「love in action」、大きな手拍子で迎えられた「Stamp!」と、解放感のあるナンバーが並ぶ。

「4年ぶりの武道館、しかも今回のツアーでは2デイズやらせてもらえるというのは感慨深いです。2016年は結成10周年を迎えますが、10年前はまさかこんなにたくさんの人たちの前でライブができるとは思ってなかったです、幸せです。3月2日には、4人が1年かけて大切に作ってきたアルバム『YELLOW』がリリースされます、自信作なので楽しみにしていてください。そして、4月からのツアーではみなさんの街の近くに行くので、ぜひライブでまた会いましょう。結成日の8月21日は大阪で野外ライブもやりますので、ぜひ足を運んでください」(HARUNA)

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ここで、ニューアルバムから一足先に新曲「SUKI-SUKI」を届ける。ウネるTOMOMIのベースがかっこよすぎるイントロ、キレのあるRINAのドラム、シャープなMAMIのカッティング、堂々としたHARUNAのボーカルと、ロック度の高さとポップさが見事に融合した曲で、アルバムが楽しみだ。
ラストは「太陽スキャンダラス」で、観客の振り上げるコブシとともに熱気が最高潮に達し、幕を閉じた。 MCにあったように、3月2日には全曲作詞作曲のセルフプロデュースによるニューアルバム『YELLOW』がリリースされ、4月13日からはライブハウスツアー“SCANDAL TOUR 2016「YELLOW」”、さらに結成10周年となる8月21日には、結成の地・大阪で凱旋野外ライブ開催も決定。
ワールドツアーを経験してますますタフになったSCANDALにとって、2016年も多忙な1年になりそうだ。

【2016.1.13 SCANDAL ARENA TOUR 2015-2016「PERFECT WORLD」セットリスト】


M1 Image
M2 瞬間センチメンタル
M3 DOLL
M4 EVERYBODY SAY YEAH!
M5 STANDARD
M6 お願いナビゲーション
M7 本を読む
M8 LIFE IS A JOURNEY
M9 少女S
M10 会わないつもりの、元気でね
M11 おやすみ
M12 Kill the virgin
M13 Winter story
M14 Morning Sun
M15 Departure
M16 夜明けの流星群
M17 Your song
M18 SCANDAL BABY
M19 Sisters
M20ちいさなほのお

<アンコール>
EN1 love in action
EN2 Stamp!
EN3 SUKI-SUKI
EN4 太陽スキャンダラス

SCANDAL

2006年大阪・京橋で結成。2008年「DOLL」でデビュー。翌年には「少女S」でレコード大賞新人賞受賞。2012年3月には日本武道館公演を異例の速さで達成し、翌2013年3月には夢であった大阪城ホール公演を5分で即完させるなどライブでの実績を重ねていく。2014年6月にはプリンセスプリンセス以来、23年ぶり2組目となる横浜アリーナ2DAYS公演を成功させる。近年ではSCANDALの影響で楽器を始める女子も増え、2015年11月第6回SCANDALコピーバンドコンテストには国内外から637組のエントリーが集まり10代女子を中心に絶大な人気を誇っていることを証明。2015年SCANDAL史上最大世界9カ国41公演の初の単独ワールドツアーを大盛況に収め、12月からは4万人動員の初の東名阪アリーナツアーを開催中。さらに結成10周年を迎える来年2016年8月には、大阪にて野外コンサートの開催も決定している。名実ともに、日本そして世界を代表するガールズバンド。

オフィシャルサイト http://www.scandal-4.com

リリース情報

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new album 2016.3.2 release!!
『YELLOW』

【収録曲】
1. Room No.7
2. Stamp!(2015年7月22日リリース 21stシングル)
3. LOVE ME DO
4. Morning sun(2016年1月30日公開 映画『猫なんかよんでもこない。』主題歌)
5. Sunday Drive
6.今夜はピザパーティー
7.ヘブンな気分
8. SUKI-SUKI
9. LOVE
10. Sisters(2015年9月9日リリース 22ndシングル)
11. Happy Birthday
12. ちいさなほのお(2015年10月17日公開初のドキュメント映画『SCANDAL “Documentary film「HELLO WORLD」”』主題歌)

BONUS TRACK Your song –English ver.-
13曲収録予定


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完全生産限定盤
ESCL4590-1 ¥5,200税込 (¥4,815税抜)
SPECIAL ORIGINAL T-shirt付き
★デジタル抽選会の参加券封入


scandal_yellow02

初回生産限定盤(CD+DVD)
ESCL4592-3 ¥3,700税込 (¥3,426税抜)
【DVD内容】
YELLOW OPENING MOVIE “Room No.7”
★デジタル抽選会の参加券封入


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通常盤(初回仕様限定盤)
ESCL4594 ¥3,200税込 (¥2,963税抜)
★デジタル抽選会の参加券封入


HELLO WORLD_JK

SCANDAL “Documentary film「HELLO WORLD」”
初のドキュメント映画が待望のDVD&Blu-ray化!
Now on sale!

ESXL-76(Blu-ray)¥5,500(税込)
ESBL-2425(DVD)¥4,500(税込)

ライブ情報

ニューアルバム「YELLOW」を引っ提げて、全国&アジアライブハウスツアーが決定!

SCANDAL TOUR 2016「YELLOW」

詳細はこちら
http://www.scandal-4.com/live/archive/?38726


SCANDAL結成10周年の日、8月21日(金)に大阪凱旋野外イベント決定!

SCANDAL 10th ANNIVERSARY FESTIVAL『2006-2016』

日程:2016年8月21日(日) 会場:泉大津フェニックス
開場開演:13:00 / 16:30
料金:7,560円
お問い合わせ: SOUND CREATOR
TEL: 06-6357-4400(平日12:00~19:00)

詳細はこちら
http://www.scandal-4.com/live/archive/?38092

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