Interview

息ピッタリ! ムロツヨシ×芳根京子、兄弟役のふたりが映画『ボス・ベイビー』の裏テーマ(?)に迫る!

息ピッタリ! ムロツヨシ×芳根京子、兄弟役のふたりが映画『ボス・ベイビー』の裏テーマ(?)に迫る!

いよいよ本日3月21日(水)に公開となった映画『ボス・ベイビー』。本作はユニバーサル×ドリームワークスの初タッグ作品にして、興行収入は540億円を超えているなど、公開前から日本でも大きな話題を呼んでいる作品だ。そんな本作の魅力はなんといっても喋る赤ちゃん! かわいい見た目にもかかわらず中身はおっさんという、今までにない可愛い(?)キャラクターに世界中が釘付けになっている。

今回は、そんなボス・ベイビーとその兄・ティムの日本語吹替えを担当したムロツヨシと芳根京子にインタビュー。ふたりとも初挑戦だったというアフレコの話や、本作の魅力など、映画同様、息ぴったりなトーク展開でたっぷりと話してくれた。

取材・文 / 長田雄太 撮影 / 斎藤大嗣

「芳根ちゃんは優等生! 作業のスピードが速い」(ムロ)

まず、オファーが来たときの感想を教えてください。

芳根 「声のお仕事ですか?」って聞き返しました(笑)。ビックリしました。

ムロ 一緒! 俺も「え、どうした?」って聞き返した。「何の映画?」って聞いたらアメリカの映画って言うから「どうした?」って。しかも主役ですって言うから、「どうした?」って。「どんな役?」って聞いたら「赤ちゃんです」って。本当に「どうした?」ばかり言ってました(笑)。で、(ボス・ベイビーの)お兄ちゃんを演じるのは芳根さんだって伺って。でも、何回も共演しているので、少年の声、合うかもなってすんなりイメージが入ってきたんですよね。

芳根さんはムロさんと共演すると聞いてどう思いましたか?

芳根 すごくうれしかったです! 声のお仕事ははじめてだったのでやり方もわからないし、共演すると知った時は、一緒にアフレコができると思っていたので心強かったです。でもムロさんには会えず、アフレコはずっと一人でした。思ったのと全然違いましたね(笑)。

ムロ そうそう。会話のシーンとか、ふたりでするのかなと思ってたのにね。最初のアフレコは僕から始まったんですけど、まだ芳根ちゃんの声が入っていない時だったので、英語を話すティムとの会話に合わせて声を当てていました。

芳根 私がアフレコしたときは、ムロさんの声がもう入っていました。

ムロ でも芳根ちゃん優等生だったので、途中で僕を抜いたんですよ! ある日、急にティムの声が芳根ちゃんの声に変わってて、「急に声が入ってきた!」って。そしたら(スタッフさんに)「そうなんです、ムロさん。芳根さん抜きました」って言われたんです。彼女は仕事ができるもので(笑)

役作りなどはどのようにされていましたか?

ムロ 芳根はすごい準備をしていました。前からしっかり台本を読み込んで、どうやってタイミングよく声を当てられるかっていうことをすごく考えていました。

芳根 一緒にいましたっけ(笑)?

ムロ いなかった(笑)。これは前の取材とか完成報告会のときに芳根ちゃんが言ってました。だから作業のスピードが速いし、しっかりできたんだなと。僕もやらなかったわけではないんですよ?(笑) だけど、僕は余白を作りたいタイプなので、あまりやり込まず、現場でフラッとやる汚いやり方を年を取ってから覚えました(笑)。芳根さんは、役作りはされたんですか?

芳根 インタビュアーさんみたいになってますね(笑)。私は現場で相談しながら役作りしました。「女の子ぽかったから、もうちょっと男の子らしさを」とか、相談を最初させていただいて、ティムという役を掴んでからはすごく楽しくやらせていただきました。

とてもお上手でした。

ムロ あらら。ちゃんとお礼を言いなさい。

芳根 ありがとうございます(笑)。

(笑)。おふたりのポテンシャルの高さをすごく感じます。

ムロ いやあ、ポテンシャルがあったというよりも、引き出されちゃったほうだよねぇ。

芳根 あははは(笑)

役作りのために実際の赤ちゃんや男の子を参考にされたりしたんですか?

ムロ 僕の場合は中身がおっさんなんで、あまり参考にはしなかったです。ただ、僕はお芝居でフラットにセリフを読んでいたので、「抑揚をもうちょっとつけてください」って言われることが多かったです。アニメーションはキャラクターの表情も豊かですけど、声でもしっかり表現しなくてはいけないんだなっていうのは勉強になりました。

芳根 私の場合は、誰かをモデルにしたというよりも、海外ではすでに上映されている作品だったのでそれを観させていただいて、ティムという男の子を自分のなかで想像して演じました。「こういうティムだったらいいな」っていう自分の願望とかもちょっと入れたりもしました。

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