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30名のキャストが勢揃いで魅せた!『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~公演レポート

30名のキャストが勢揃いで魅せた!『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~公演レポート

綺羅星のごとき才能に溢れた若者たちをアイドルとして育成し、輩出してきた由緒ある養成学校「私立夢ノ咲学院」を舞台に、個性豊かな登場人物たちの成長を描く大人気スマートフォン向けゲームアプリ「あんさんぶるスターズ!」(Happy Elements K.K)。ダウンロード数200万を突破している“あんスタ!”を原作に、2016年6月から始まった舞台シリーズの最新作『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~。東京公演で収録された集大成に意気込むキャストの囲みコメントと、初日直前に行われたゲネプロの模様を振り返りレポートする。

取材・文 / 片桐ユウ

メインストーリーが完結へ

2018年1月25日(金)、北千住・シアター1010にて『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~の東京公演が開幕。これまでに登場した8ユニットが勢揃いして、それぞれ磨きがかかったパフォーマンスを披露した。

去年9月に上演された『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~は、スピンオフ作品。本編後に起こったエピソードが展開されたため、今回の公演は、2017年1月に上演された『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~Take your marks!~から続く、メインストーリー完結篇。

主人公・明星スバル(演:小澤廉)が属する新進気鋭のアイドルユニット・Trickstarは、彼らが通う夢ノ咲学院の生徒会が絶大な権力を握っている現状を改革すべく、アイドル同士のライブバトル「ドリフェス」で鮮烈なパフォーマンスを見せ、生徒会の副会長が属するユニット・紅月に見事勝利する。
だが、“皇帝”として学院に君臨する生徒会長・天祥院英智(演:前山剛久)により、Trickstarは突然のユニット解散命令が言い渡される……。

「~Take your marks!~」では、ユニット分裂の危機の中、たった一人でTrickstarを諦めないと決意したスバルで幕引きとなった。今回のステージは、散り散りになったTrickstarのメンバー、それぞれの行方と心情を描いていく。

別のユニットへの移籍を提案されたTrickstarのメンバー。氷鷹北斗(演:山本一慶)は、英智がリーダーを務めるユニット・fineへの勧誘を受ける。生徒会の会計を務めていることで板挟みのポジションに悩んでいた衣更真緒(演:谷水力)は、彼を評価している副会長・蓮巳敬人(演:小松準弥)のいる紅月へ。そして遊木真(演:松村泰一郎)は以前から彼に執心しているKnightsのメンバー・瀬名泉(演:高崎翔太)の手によってどこかへ……。

スバルも北斗と同じくfineに勧誘されていたが、それを断ってTrickstarを存続させようとしていた。そんなスバルを他のユニットのメンバーたちが応援しようと立ち上がる。

キャラクターの関係性が光るストーリー

最初にスバルの背中を押すのは流星隊。スバルと真緒が所属するバスケ部の部長・守沢千秋(演:佐伯亮)がリーダーを務めており、スバルのためにパフォーマンスを披露してくれる。戦隊ヒーローをモチーフにしたユニットは、見ているだけで元気になれるような明るさに満ちている。

スバルを慕う後輩・紫之 創(演:櫻井圭登)や、Trickstarに期待を掛けるUNDEADのリーダー・朔間零(演:小南光司)も登場して、皆から慕われるスバルの人柄が伺える、ほっこりしたシーンが続く。
舞台序盤は、彼らの関係性がメイン。ユニット・学年・部活・生徒会……と、学園モノならではの枠組み毎に、入れ代わり立ち代わり登場するキャラクターたちの日常が楽しめる。演劇部やテニス部のシーンでは、ユニットとして活動する姿とは違うキャラクターの一面が見られるだろう。

多彩なユニットがパフォーマンスで魅了する

本編中にアイドルのライブパフォーマンスを観客が応援するという、会場が一体となって楽しめるステージ演出が好評を博している本シリーズの醍醐味は、 学院のNo.1・ユニットを決めるドリフェス【DDD】が開催される第2幕でたっぷりと味わえる。

アダルティーな魅力を持つUNDEADは迫力満点、スタンドマイクを使った振付で魅せる。ファンシーユニット・Ra*bitsの愛らしさ、双子のテクノポップユニット・2winkのシンクロ率に惹きつけられ、和を基調としたユニット・紅月が贈る、照明や小道具までも一体となったパフォーマンスに釘付け。
学院最強ユニット・fineは、その代名詞に違わぬ圧巻のクオリティを見せて、ポジションに説得力を持たせた。

騎士をモチーフにしたユニット・Knightsは流石の存在感。初演から本シリーズを牽引してきた高崎翔太が演じる瀬名泉と、北村諒が演じる鳴上嵐の安定感は勿論、前作から登場した、朔間凛月役の荒牧慶彦と、朱桜司役の北川尚弥も“キャラクターそのもの”ぶりに磨きがかかっていた。

今回は、舞台オリジナルの新曲『WE CAN SHINE!』(Trickstar)、『everlasting song』(fine)を含めた全17曲がステージで披露。
初演で総勢17名の登場人物たちが織り成した“アンサンブル”は、今や30名の眩しい輝きとなってステージに降り注いでいた。

甲乙付けがたいと真剣に悩んでしまう程、個性的で魅力的なアイドルたちが繰り広げる【DDD】の行方、そして、そんなユニットの応援を受けたTrickstarの結末は――?

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