Interview

さくらしめじ 現役高校生フォーク・デュオが1stアルバムに詰め込んだ想いやテーマとは? 夏のワンマンライブへの抱負とともに語ってもらった

さくらしめじ 現役高校生フォーク・デュオが1stアルバムに詰め込んだ想いやテーマとは? 夏のワンマンライブへの抱負とともに語ってもらった

この曲も一朗さんがいないとできなかったし、彪我がいないと歌えないし(田中)

“ボク”の道がサビでは“ボクら”の道になってて。

田中 最初に曲を聴いたときに一本道がイメージできたんですよ。その道は人それぞれで、見る景色も違う。でも、僕らはデュオでやっててるので、さくらしめじとしては、二人で一つの道を歩んでるなっていう感じがして。しかも、その道は僕らだけじゃなく、スタッフさんやファンの方、いろんな人の道が合わさった時に見える道だなっていう思いも込められてますね。もちろん、一人一人は別々の道なんだけど、一人じゃできないことってたくさんある。この曲も一朗さんがいないとできなかったし、彪我がいないと歌えないし。やっぱり、いろんな人たちの力が合わさった時にできるものがあるなって感じもします。

髙田 タイトルは、普段、あんまり見ない「靴底」にしてて。たまに自分って普段頑張れてるかなって、不安になっちゃう時があると思うんですけど、そういう時は、靴底を見ると、意外と減ってたりする。その磨り減った分だけ頑張ってるだから、前を向いて進んでいこうっていう気持ちを歌ってて。自分たちもこの曲を聴いて、頑張ろうっていう気持ちになりますね。

田中 あと、この曲のもう一つのテーマとして、“信じてみる”っていうのがあって。自分も周りも信じてみる。信じるって難しかったりするけど、信じるっていう勇気を持てたら、一歩前に進むこともできるんじゃないかって思ってます。

この<ボクらの道>はどこに向かってます?

髙田 夢のさいたまスーパーアリーナですね。

田中 ちょっとずつちょっとずつ、歩いている道が広がっていけばいいなと思いますね。3年半前には自分たちが野音でライブができるとは想像してなかったので、僕らの想像以上のところに行けていたらいいなと思いますね。これからもさくらしめじで、強気に頑張っていきたいと思います。

野音については最後に聞くことにして、きのこをテーマに二人が作詞作曲した「菌カツ!」はさくらしめじらしさが溢れた1曲になっていますね。

田中 きのこを通じて、菌カツを通じて、頑張ってる人たちを応援するっていう、僕らなりの応援ソングになってて。今まで、卵かけご飯や枝豆、いなり寿司の曲を歌ってきたんですけど、何故、キノコがないんだ、さくらしめじなのに!?ってことに気づいてしまい(笑)。これはもう作るしかないだろうっていうことで作って。やっぱりその、本当にきのこってパワーがあって、栄養もたくさんあって。パワーみなぎるもの=スポーツに繋げたんですけど、この曲は二人で作ってるのが楽しかったですね。

サビが2つありますよね。

田中 最初、<きのこのこのこ>が本サビだったんですよ。でも、ブリッジに使った方が映えるかなと思って。本サビは力強い感じにしたかったので、メロディラインもどんどん力みなぎる感じをイメージして作ったりしたんですけど。本当に二人で作るのが一番楽しかったかな。

髙田 最初はアコギと歌だけで作って。携帯の録音でとって。それを編曲してもらったところ、ブラスバンドが入って、より応援歌っていう感じの編曲をしてくださって。

田中 僕らがふたりで作った曲をアレンジしてもらうっていうのが初めてだったので、アレンジを最初に聴いた時は感動しましたね。こうなるんだ!? って。シンデレラが魔女に魔法で綺麗にしてもらうシーンが思い浮かんで。「こんなに美しくしてもらえたのか?」っていう感動がありました。

学校の帰り道に見る夕焼けで、その時に感じたことをそのまま歌詞に詰め込んで(髙田)

(笑)二人で作った「おもいでくれよん」「菌カツ!」に加えて、本作にはそれぞれが作詞した「夕空小道」「でぃすとーしょん」が収録されてます。お互いの歌詞をどう感じました?

田中 「夕空小道」は前からライブでやってたんですけど、本当に僕が書けない歌詞だなって思っていて。一つ一つの描写がしっかりと頭に浮かぶんですよね。校舎の窓にオレンジの夕日が出てから。太陽が沈んで、月が出るまでっていう流れを綺麗に書いてるなって思って。一つの物語を読んでる感じがしたというか、風景だけじゃなく匂いとか、その時に鳴ってる音とかも感じとれる歌詞なので。本当に情景描写が上手だなって思いますよね。

髙田 中学から高校生に上がるくらいのタイミングで作詞した曲ですね。この曲は、学校の帰り道に見る夕焼けで、その時に感じたことをそのまま歌詞に詰め込んで。本当に、匂いとか色とかが感じていただけるかなと思いますね。

田中 上手だよね〜。カラスが夜になっていなくなるところも書かれてますし。何度見ても上手だなって思いますね。その人がどう思ってるかも全部わかる。すごいなって。

髙田 いやいや。そんなそんな褒めないでおくれ(笑)。

(笑)個性の違いがはっきり出てますよね。彪我くんは風景に心情を託して書いてるけど、雅功くんは感情をストレートに出してるっていう。

髙田 雅功は噂によるとプチ反抗期なんですよね(笑)。親に「わー!」って。

田中 そんなにいかないよ。

髙田 雅功なりの反抗期が書かれてて。サビで戦ってるんですけど、サビの最後で撤退するんですよね。そういうところが“プチ”反抗期だなって思って。普通の反抗期だと、退散せずに戦う。この曲では退散しているので、そういうところが雅功ぽいなって思いますね。 

今、反抗期の人がこの曲を聞いたら、ストレス発散にもなるんじゃないかなと思って(髙田)

彪我さんの反抗期は?

髙田 きてないって思ってるんですけど、無意識のうちに、母親の「これやって」っていう言葉を無視してることがあるらしくて。意識してないんですけど、「なんで無視するの? 反抗期」って言われて、「いや、反抗期じゃないけど〜」ってイラっとくることはありますね。

田中 それもプチ反抗期だよ(笑)。これは、僕の体験をそのまま書いてて。音を聞いて、今の僕と重なるなと思ったので、反抗期をテーマにして書いたんですね。反抗期って、誰もが心の中では「俺が悪いんだよな」ってわかってると思うんですよ。そういう感情とか、背伸びをしたところを出したくて。それと、この曲を書く時に、友達に「反抗期どう?」って聞いてみたら、「毎日が戦いだ」って言ってて。そこから、サビでボクシングにしてみたり、刀で戦ってみたり。こういう発想にしましたね。タイトルは、プチ反抗期なので、ギャンギャン歪んでる感じではないな、ひらがなで「でぃすとーしょん」くらいがちょうどいいのかなって思いました。

髙田 今、反抗期の人がこの曲を聞いたら、ストレス発散にもなるんじゃないかなと思って。いい曲だなって思いますね。あと、イントロのアコギが、まるでディストーションがかかってるような感じがあるので、ライブで披露するのが楽しみですね。

一人もおいてけぼりにならないような、みんなで楽しめるライブをやれたらなっていう風に思います(田中)

夏に日比谷野外大音楽堂でのライブが決定してます。

田中 楽しみですね。僕たちの中で一番の大規模なライブでし、初めて野外でのワンマン。しかも、真夏に外でやるってことは、陽が登ってるところから落ちるところまで、『ハルシメジ』のように1日の流れも感じられると思うんですね。昼は暑い中、それ以上に熱いライブをするし、夜は空に星が出てる中、みなさんと一緒に夜の風を感じながらできるのが楽しみ。自然と一体となって、お客さんと一体となって、一人もおいてけぼりにならないような、みんなで楽しめるライブをやれたらなっていう風に思います。

髙田 本当に夏の大きな思い出にしていきたいですね。野音でライブをするって、なかなか出来ないことなので、当たり前ですがどう楽しんでもらえるかっていうのは僕たちさくらしめじにかかってるかなと思う。まずは、とにかく僕たち自身が楽しんで、みなさんと一緒に、大きな一つのきのこに、立派なしめじになれるように頑張っていきたいです。

その他のさくらしめじの作品はこちうらへ

ライブ情報

さくらしめじ 菌育 in the 家(はうす)ファイナル!
「真夏の星空ピクニック」in 日比谷野外大音楽堂

7月28日(土) 日比谷野外大音楽堂

その他のイベント、ライブの情報はオフィシャルサイトで!

さくらしめじ

田中雅功(たなか・がく)、2002年1月24日生まれ。髙田彪我(たかだ・ひょうが)、2001年10月23日生まれのともに高校2年生。2014年6月14日“ガク&ヒョウガ”として結成。同年11月24日、日本青年館で開催された「EBiDAN39&KiDS 星男祭2014」にて、ユニット名が“さくらしめじ”となり、1stシングル『いくじなし/きのうのゆめ』を全国発売。2015年3月11日、さくらしめじの1stシングル『いくじなし/きのうのゆめ』を全国で発売。2015年7月より2016年11月にかけ、全都道府県を車で回ってフリーライブをする企画「さくらしめじニッポン列島菌活の旅~広げよう“きのこの輪”」を行ない、無事完遂。現在、2017年7月よりスタートし、1年をかけて月に1回、日本各地のライブハウスでライブを行なっていく「菌育 in the 家(はうす)」を開催中。4月4日には1stアルバム『ハルシメジ』をリリース、そして7月28日に日比谷野外大音楽堂にて初の野外ワンマンライブが決定している。

オフィシャルサイトhttp://sakurashimeji.com/

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