Interview

映画『となりの怪物くん』でヤマケンを演じた山田裕貴、トラウマになった爆笑恋愛談を披露! 自身を「春」と分析。

映画『となりの怪物くん』でヤマケンを演じた山田裕貴、トラウマになった爆笑恋愛談を披露! 自身を「春」と分析。

多くの原作ファンから映像化を期待されていた、ろびこ原作の大人気漫画『となりの怪物くん』が、菅田将暉と土屋太鳳のW主演で実写映画化され4月27日(金)より公開される。友達も全くいない、恋もしたことのないガリ勉で冷血な女子高生・水谷雫が、となりの席の問題児男子・吉田春に、ふとしたことがきっかけで唐突に告白されたことから始まる物語。

中でも、特に原作ファンから人気があるキャラクター「ヤマケン」こと山口賢二を演じたのは、映画『あゝ、荒野』をはじめ、仲 里依紗主演のドラマ『ホリデイラブ』で人妻キラーを演じたことも記憶に新しい実力派・山田裕貴。「雫」に次第に惹かれ、幼馴染の「春」と恋のライバル関係になっていく重要な役を演じるにあたり、「ヤマケン」と認められるか否かの“観客との勝負”に挑んだという山田に、役作りについて、そして自身の切ないながらもなぜか大爆笑となった恋愛観について語ってもらった。

文 / 平山正子 撮影 / 増永彩子


漫画の世界観と同じ土俵に入ったあとは、観てくれるお客さんとの勝負

山田さんが演じられた「ヤマケン」は、原作ファンに人気のある役ですよね。

以前、漫画原作の映画『ストロボ・エッジ』という作品に出演させていただいた時に、「どの演技でハマるんだろう」とか「僕は今、世間にどう思われているんだろう」って気になって、エゴサーチじゃないですけどSNSで見てみたんです。その時は、賛否の“否”しかなかったんです。たぶん、僕を知っているか知らないか、で「この人、誰」というところから始まる、プラスの感情から遠いところに僕はいるんだなと。今でも、全部を鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考にする程度ですが、気になってたまにチェックしているんですけど、今回もキャスティングが発表された時にチェックしてみたんです。

結果はいかがでしたか?

前よりは僕のことを知ってくれている方が増えて「半々かな?」という感じでした。でも、その時に原作ファンの方の“不安”を払しょくするためには、「漫画のビジュアルに寄せること」だと思ったんですよね。

今回、金髪にされたのもそうですか?

監督からは「そんなに明るくしなくっていいよ」と言われましたし、現実的に考えたら普通、高校生でここまでの金髪はいないんですけど。アニメや漫画を見たら、その世界観があったので「ヤマケンに寄るように金髪にさせてください」とお話しさせていただいて、漫画と同じ土俵に入りました。

まずは、見た目から寄せていったということですね。そのあとは?

あとはお芝居です。お客さんとの勝負だと思いながら挑みました。ほかの作品では、それほどプレッシャーを感じることはないのですが、漫画の世界感を3次元にするのはやっぱり難しいことなので、原作にある小ネタはなるべく取り入れるように努力をしました。

それは、脚本作りの段階で?

監督には、撮影シーンごとに「こう思っています。こう動いていいですか?」とお話しさせていただきました。でも、“3次元だから”とか“人間だから”とは決め込まず、相田みつをさんの「人間だもの」じゃないですが、“ヤマケンだから笑わない”とか(笑)。原作にはとらわれ過ぎないように、「やりすぎず、やらなさすぎず」を意識しました。

そう思うと原作の「ヤマケン」に寄せつつも、山田さんの色をのせた「ヤマケン」に仕上がってるんでしょうか。

かっこいいと言われなくても、結果、「ヤマケン」だったと言われればいいかなぁと。一番重要なのは、お芝居だし「ヤマケン」のストーリーなので、感情が伝わることが一番大切。嫌という前に観に来ていただきたいです! 観ても嫌っていうなら、悔しいですが、それは“俺の負け”です!

今回、その勝負に自信は?

自信は…。分からない。ジャッジするのはお客さんなので、観てもらわないとね(笑)。

自身の性格は“春”。
優しくされたらすぐに好きになります。

過去に共演された方が多かったと思いますが、撮影現場はどうでしたか?

だーすー(菅田将暉)がずっと、ギターを持ってきて歌っていました。「歌いたい曲ある?」とか「弾いてほしい曲ある?」って聞いてくれて。僕「浅草キッド」(ビートたけし)が好きなんで、弾いてもらって歌っていたんです。だけど、そのあとに、だーすーが映画『火花』で歌っていたので、「取られた!」って、だーすーに言ったら、LINEで舞台挨拶の時の映像を送ってきてくれました(笑)。そういう良い絆で、楽しかったです。

休憩時間が楽しそうですね。ギターは常にあったんですか。

はい。僕が行ったときはありました。ギターを弾いたり歌ったり。(土屋)太鳳ちゃんが弾いているのをみんなで見守ったりもしました。

菅田さんを「だーすー」って呼ばれているところからも仲の良さが伺えます。

「だーすー」って呼んでいたら、彼から「あんまり、そう呼ぶ人いないよ」って言われました(笑)。あんまりいないらしいんですよね。いそうなのに…。

映画のキャッチコピーに「きっとこの中の誰かに“あなた”がいる」とありますが、山田さんはご自身を誰に重ねますか?

僕は「春」です(即答)。優しくされたらすぐに好きになりますし、みんな友達だと思っています。話しかけてくれたら仲良くなれるし、自分からは突き放さない。自分から近寄ったりするほうではないですが、気に入った人には男女問わずガツガツと行きます(笑)。「わー、ヤダヤダヤダ~」って。甘えているんじゃないですよ、素直な僕を見せているだけ(笑)。「春」よりも僕のほうがいじられキャラだと思いますけど(笑)。

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