Interview

FTISLAND 8thアルバム『PLANET BONDS』を全曲解説! 5人の考える“BONDS=絆”の大きな定義

FTISLAND 8thアルバム『PLANET BONDS』を全曲解説! 5人の考える“BONDS=絆”の大きな定義

デビュー10周年というアニバーサリーイヤーを終え、次の10年に向けて新たなスタートを切ったFTISLAND。昨年のアルバム『UNITED SHADOWS』では、紆余曲折の彼らのバンド人生を色濃く反映させたハードな作品となったが、10周年で「バンドの結束」や「ファンとのつながり」を再確認し、導き出した本作のテーマは、「BONDS=絆」。そこにはちょっと大人になったFTISLANDの優しさがあふれる珠玉の作品が並んでいる。作者自身による全曲解説をお楽しみください。

取材・文 / 坂本ゆかり

宇宙に置き換えてみると、絆って連なる「惑星=PLANET」みたいだなぁ、と思ったからです(ホンギ)

アルバム『PLANET BONDS』リリースに先行して、3月にリード曲「Hold the moon」のMusic Videoが公開されましたが、ワンコが話題になりましたね!

ホンギ フフフ、かわいいでしょ? 僕の愛犬・モングリをデビューさせてみました(笑)。

その「Hold the moon」がリード曲になっているアルバム『PLANET BONDS』ですが、今回も全曲にメンバーが関わっていますよね。1曲ずつ作者の方にお話をきいていきたいと思います。1曲目の「Hold the moon」はホンギさんの曲ですが、歌詞に込めた想いを教えてください。

ホンギ 僕らがそれぞれ大切にしている「もの」や「人」を「Moon=月」に例えてみました。そういう大事なものを「守り抜いていくんだ!」という決意を感じてもらえれば。

モングリも出演している「Hold the moon」Music Videoのコンセプトを教えてください。

ホンギ さっき、「Moon=月」を「大切なもの」に例えているって言ったけど、大切な「月」への到達を夢見るって感じかな。韓国で撮影したんだけど、歌詞の世界観をイメージしたステージのセットを作って、演奏シーンを撮影しました。メンバーの個人カットは、部屋をイメージしたセットで。それぞれの担当楽器が上手く取り入れられています。僕らもすごく気に入っているので、みなさんにも気に入ってもらえるんじゃないかな? モングリだけじゃなくて、僕らのこともちゃんと見てね(笑)。 

2曲目の「Stay what you are」は、シングル「Paradise」のカップリング曲です。「Paradise」のインタビューでは、ホンギさんが「難しすぎてライブで歌えない」って言っていたのに、すっかりライブの定番曲になってるじゃないですか(笑)。

ホンギ そう、やってるよね(笑)。なんかライブで歌うと、気持ちよかったんですよ。リズムがちょうどよくて、歌が面白くて、すごくライブに向いてる曲だった。レコーディングだけだとわからないんだよね、そういうの。実際にライブでやってみないと。

アルバムリリース後にツアーもあるので、情熱をぶつけて演奏できる曲がほしかったんです(ジェジン)

ジェジンさんは、3曲目の「Dancing on」と4曲目の「GAME」の2曲を提供していますが、両曲ともハードで、アルバムの良いアクセントになっていますよね。

ジェジン バンドらしい曲があるといいなと思って(笑)。アルバムリリース後にツアーもあるので、情熱をぶつけて演奏できる曲がほしかったんです。「Dancing on」は、人生の荒波にもまれても必死でもがいている姿をDanceに例えて、「どんな困難にも負けず、時には壁を壊し、時には壁を飛び越えて、自分の理想へ全速力で走る」というスピード感のある内容です。「GAME」の主役は僕が担当しているベース(笑)。ディストーションのかかったベースのリフが聴きどころです。歌詞もラスベガスのカジノでパーティーしてる感じで、映画みたいなイメージで書きました。

ミンファン この2曲、ドラムが大変なんですよ(笑)。でも、ライブで映える曲ですよね。

5曲目の「Paradise」は、昨年8月にシングルとしてリリースした曲です。

ホンギ もう、去年の夏かー。10周年で盛り上がってたよね(笑)。この曲も、やっぱりライブでやる方がいい曲だって思いました。

ちょうど真ん中の6曲目に、インストの「Interlude」を挟んでいますが、その理由は?

ホンギ アルバムの曲順を考えて並べてみたら、前半に割とROCKな曲が集まっていて、後半が少し雰囲気や歌詞がメインの曲が集まったので、インストを挟むことで前半と後半のムードを変えるといいんじゃないかと思って。大まかなイメージと骨組みをメンバーと相談しながら作りました。

7曲目の「Golden」は、ホンギさんのお気に入りの曲ですね(笑)。

ホンギ そう、アルバムの中で一番好き。これは作家さんの曲で、僕が歌詞を書きました。自分の生き方に迷っている人へのメッセージソングです。「今、この瞬間に君が生きていることに最高に価値があるんだ! だから、正解は君の人生にしかない! ピカピカに輝く今を精一杯生きよう!」って内容です。僕自身もそう思って生きてます。みんな、もっと自分を好きになっていいと思うよ。

「愛しい人の瞳に映る[Skyway]の先にはしっかりとした希望がある」っていう思いを込めました(ミンファ)

8曲目の「Skyway」は、ミンファンさんの曲ですね。

ミンファン 韓国アルバム『OVER 10 YEARS』(2017年)の「Still With You」という曲をファンのみなさんがすごく気に入ってくださったみたいで、同じようなタイプの曲を日本語で挑戦してみました。「Skyway」ってタイトルを決めて作り始めました。メロディとサウンドは少しロマンティックで爽やかな印象だったので、歌詞もそれに合わせて、「愛しい人の瞳に映る[Skyway]の先にはしっかりとした希望がある」っていう思いを込めました。

スンヒョン すごくまっすぐな感じがする曲ですよね。こういうメロディも歌詞も、ミンファンらしい! 

9曲目の「SAYONARA」は、サビから入る、印象的な曲ですね。

ホンギ この曲も作家さんの曲で、僕が作詞を担当しました。メロディがJ-POPっぽいから日本のみなさんにも気に入ってもらえるかなって思って選んだんだけど、どうですか? 「さよなら」っていう言葉は別れのイメージだけど、考え方によってはすごく前向きな言葉じゃないですか。だから歌詞は、生まれ変わろうとする自分が、生まれ変わる前の自分に「さよなら」を告げて、新たな一歩を踏み出すしてくイメージです。誰もが人生で経験する葛藤の中で成長してゆく感じを表現しました。

みなさんもライブで歌詞を覚えて、僕たちと一緒に歌って欲しいですね(ジョンフン)

ラストを飾るジョンフンさんの「FLOWER ROAD」は、メンバー全員で歌っているんですね。

ジョンフン そうです。ファンのみなさんから「全員で歌う曲が聴きたい」っていうリクエストがあったので。やっぱりライブでは、メンバー全員が歌う曲があるほうがいいでしょ? みなさんもライブで歌詞を覚えて、僕たちと一緒に歌って欲しいですね。

カッコよく仕上がったその曲が、次の作品に入ったらいいなぁ(スンヒョン)

スンヒョンさんの曲は、残念ながら今回は収録されていませんね。

スンヒョン そうなんです。僕も何曲か作っていたのですが、今回のアルバムとはちょっとテイストが合わなくて採用されなかったんです。でもその中の1曲を今、ホンギさんがプロデュースしてくれているところで。カッコよく仕上がったその曲が、次の作品に入ったらいいなぁ。

ホンギ 今回のアルバムに入れられるようにアレンジしてたんだけど、ちょっと間に合わなくて。でもいい曲なので、チャンスはある! 次につなげよう!

1曲ずつ収録曲について伺いましたが、アルバムのタイトルを『PLANET BONDS』とした理由を教えてください。

ホンギ 「BONDS=絆」という意味なんだけど、アルバムを作っている時期に、メンバーが悩んでること、抱えてることを話し合ってたんです。俺らはいつも、大事なことはみんなで相談して決めるんだけど、そういうときは、「絆」を感じますよね。去年のツアー『Here is Paradise』のMCで僕が、「友情の中には愛が入ってる。僕ら5人の友情も、5人とみなさんの友情も」って言ったけど、FTISLANDの「バンドの結束」だったり、「Primadonna(ファン)とのつながり」だったり、家族や友人への「愛情」や「友情」も「絆」っていえるなと思って。なぜそこに「PLANET」が付いたかっていうと、リード曲「Hold the moon」が「月」じゃないですか。宇宙に置き換えてみると、絆って連なる「惑星=PLANET」みたいだなぁ、と思ったからです。

「何でも話し合う」ということですが、そこでケンカになったりも?

ホンギ もちろん、ケンカもします。でもそれも、「絆」だよね(笑)。ケンカしても最終的には、「やっぱりFTISLANDでバンドをやるのが最高だ!」って話でまとまる。音楽だけやって生きていけるのが一番だけど、そうもいかない。でも俺らの中心は、FTISLANDの音楽だから、バンドを続けることを最優先に考えてます。

FTISLANDの仲の良さから「絆」を感じますよ。

ホンギ 俺らって仲イイの? ほかのバンドもこんなもんじゃないの?

今年は、「アルバム『PLANET BONDS』をしっかり聴いてきて!」っていうのが僕からのメッセージかな(ホンギ)

すごく仲が良いですよ。さて、アルバムリリース後の4月26日の大阪・大阪城ホールから『FTISLAND Arena Tour 2018 -PLANET BONDS-』もスタートします。

ホンギ アルバムリリース後のライブだから、今回の新曲はだいたいやると思います(笑)。ずっとライブでは「遊ぼう!」って言ってきたから、去年は「音楽を聴きにきて!」って言ったんだけど、今年は、「アルバム『PLANET BONDS』をしっかり聴いてきて!」っていうのが僕からのメッセージかな。ライブでもアルバムの流れが基調になりそうだから。僕らFTISLANDの一番の楽しみはライブなんだけど、きっと来てくださるファンの方たちの楽しみの方が僕らの楽しみより大きいよね。いいライブになるのは間違いないんで、ライブで思いっきり楽しんでください!

その他のFTISLANDの作品はこちらへ。

ライブ情報

『FTISLAND Arena Tour 2018 -PLANET BONDS-』
公演会場・日時
2018年4月26日(木) 【大阪】 大阪城ホール
2018年5月3日(木) 【愛知】 日本ガイシホール
2018年5月8日(火) 【東京】 日本武道館
2018年5月9日(水) 【東京】 日本武道館

FTISLAND

2007年、現役高校生バンドとして韓国で結成された5人組バンド「FTISLAND」
10代の圧倒的な支持を得てゴールデンディスク新人賞を獲得するなど、韓国の各音楽新人賞を総なめ。
近隣諸国を駆け巡り精力的にツアーを行いながら、アジア圏で名を轟かせる。
日本では2008年にインディーズデビュー。インディーズ期にはBLITZ、AX、ZEPPを満員にし、オリコンチャートTOP10入りを果たしている。そして2010年、J-POPをも凌駕するといわれるK-POPブームの最中一際異彩を放つバンドというスタイルを武器に堂々の日本メジャーデビュー決定。
2011年にメジャー1stアルバム『FIVE TREASURE ISLAND』をリリースし、海外男性アーティストとしては史上初の1stアルバムがオリコンウィークリーアルバムランキング(5/30付)初登場1位を獲得する快挙を成し遂げた。

同年には日本武道館で初の単独ライブを開催、チケットはソールドアウト、一躍トップスターの仲間入りを果たした。
2013年にはグループとしては初めて「SUMMER SONIC」に出演、さらに「ARENA TOUR 2013 ~FREEDOM~」では約11万人を動員。2013年9月、日本メジャーデビューからの楽曲を集めた「THE SINGLES COLLECTION」をリリース。

10月には全国6ヶ所10公演となる「FTISLAND AUTUMN TOUR 2013 -REPLAY-」を敢行し盛況を収めた。
2014年の4月からはNHK「テレビでハングル語講座」のレギュラー出演を果たしており、2014年に引き続き、2015年にもレギュラー出演が決定。
2015年5月、通算5枚目となるアルバム「5…..GO」をリリース、5月27日からは代々木第一体育館を皮切りにスタートした日本メジャーデビュー
5周年記念2015 アリーナツアー「5…..GO」をスタート、7月20日の横浜アリーナでファイナル公演を迎える。9月、15th Single「PUPPY」をリリース。メジャーデビュー後最大のヒット作となり、9月28日からは「5th Anniversary Autumn Tour 2015 “Where’s my PUPPY?”」を開催、全公演ともソールドアウトを記録。ファイナルステージとなった約4年ぶりの日本武道館公演は、発売後即完売、プレミアムチケットとなった。

12月にはリードボーカル イ・ホンギが初のソロデビューを飾る。12月9日にリリースされた「AM302」を引っ提げてのLEE HONG GI 1st Solo Concert「Merry 302 MHz」のチケットもまた全公演完売と、最高の形で日本メジャーデビュー5周年のアニバーサリーイヤーを締めくくった。
2016年4月6日には通算6枚目となるアルバム「N.W.U」をリリース。その後、最新アルバムを引っ提げての2016年初のアリーナツアー「FTISLAND Arena Tour 2016 -Law of FTISLAND:N.W.U -」を開催。8月17日、通算16枚目となるシングル「JUST DO IT」をリリース。
9月2日、大阪オリックス劇場を皮切りに全国8都市12公演行うツアー「FTISLAND AUTUMN TOUR 2016 –WE JUST DO IT-」を開催。
10月12日の日本武道館でファイナルを迎えた。

韓国デビュー10周年イヤーとなる2017年、2月22日、LIVE DVD/Blu-ray 『FTISLAND AUTUMN TOUR 2016 -WE JUST DO IT-』リリース。4月12日、7thアルバム「UNITED SHADOWS」リリース。5月~6月、日本武道館2DAYSを含む「Arena Tour 2017-UNITED SHADOWSー」を敢行。8月23日、17thシングル「Paradise」リリース。12月7日にはボーカル、イ・ホンギがミニライブ「2017 LEE HONG GI Winter Mini Live ~ホン!気!ラ!~」を東京国際フォーラムで開催。1日2回公演で約1万人を動員した。
2018年、3月14日、LIVE DVD/Blu-ray 『AUTUMN TOUR 2017 –Here is Paradise-』発売。

オフィシャルサイトhttp://ftisland-official.jp/