Interview

西井幸人&鈴木絢音のクイズの実力は!? 脚本・演出の大歳倫弘が2人に難問を仕掛ける──舞台「ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE」

西井幸人&鈴木絢音のクイズの実力は!? 脚本・演出の大歳倫弘が2人に難問を仕掛ける──舞台「ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE」

勝敗を分けるのは、0.1秒の差。「競技クイズ」の世界で勝利を目指す高校生たちの青春を描いた杉基イクラの人気漫画『ナナマル サンバツ』。アニメ化もされたヒットコミックがついに舞台化。舞台「ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE」と題し、5月4日より全労済ホール/スペース・ゼロにて上演される。
引っ込み思案の主人公・越山 識 役を演じるのは、西井幸人。クイズの話になると我を忘れるヒロイン・深見真理 役には乃木坂46の鈴木絢音。さらに、脚本・演出はヨーロッパ企画の大歳倫弘が担当し、ヨーロッパ企画×漫画原作舞台という異色のコラボレーションでも注目を集めている。知る人ぞ知るマイナー競技ながら、そこにあるのは友情、努力、勝利という普遍的な青春の方程式。そんな同作の魅力を3人にたっぷり語ってもらった。

取材・文 / 横川良明 撮影 / 冨田望


本番が終わる頃にはクイズ番組でバンバン正解できるようになりたい!

まずは作品の印象からお聞かせください。

西井幸人 クイズ番組はテレビでも観たことがあるけれど、学生が参加する「競技クイズ」というのに触れたのは初めてで。そこが新鮮でしたし、何より出題される問題がわからないものばっかりで……(苦笑)。どんどん解いていく越山くんを、すごいなって感心しながら見ていました。

西井幸人

鈴木絢音 クイズ自体は普段から私たちもよくやっているものだと思うんですけど、それに熱を注ぐとここまで熱くなれるんだということに気づかされたというか。クイズにもいろんなルールがあって、それによって正解がわかっていても答える/答えないの駆け引きが生まれたり。普段あまり馴染みのない世界だからこそ、知らない面白さがたくさんあって。これが舞台になるんだと思うと、ますます楽しみになりました。

西井 お話もすごくグッとくるんですよね。負けて落ち込んでいるところだったり、真理とお兄ちゃんのエピソードだったり。最初はクイズで泣くはずがないって思っていたのに、そういうやりどころのない感情をみんなが抱えているのを見ながら、ついウルウルしちゃいました(笑)。

鈴木絢音

Twitterを拝見したところ、大歳さんは部活の試合を休んでまで『高校生クイズ(全国高等学校クイズ選手権)』に参加したことがあるとか……(笑)。

大歳倫弘 そうですね(笑)。『高校生クイズ』は一年に一度の大イベント。もともとクイズが好きで、ちょっと自信もあったから、高校生のうちに出てみたかったんです。ただ、べつに周りにそんな話をしたこともなかったので、今回のお話をいただきいたときは驚いたというか、こんなことってあるんだなと思いました。

大歳倫弘

それぞれ演じる役について聞かせてください。

西井 越山くんは、僕とはわりと真逆な性格。僕はどちらかと言うと、本も読まずに外で鬼ごっことかをして、公園に遊びに行ったら何かしら友達をつくって帰ってくるような子供でした。ただ、高校に入るタイミングで東京に出てきて。中学まではわりといじられキャラだったので、せっかくだからこれを機にキャラチェンジしようとあれこれ考えていたら、逆に何もできなくなっちゃって。そこで初めて友達づくりにつまずいたんですね。だからこそ、人から声をかけてもらえたときの喜びは今でもよく覚えていて。そういう意味では、越山くんの気持ちもわかる気がします。越山くんは嬉しいことがあったらすぐに顔に出る、全然ひねくれたところのないキャラクター。僕も素直に演じたいと思います。

鈴木 真理とはお兄ちゃんがいるところが一緒。あとは私も学生の頃は図書館にいるのが好きな子だったので、図書委員というところにも親しみを感じます。ただ、私はここまで好きなことにのめり込むタイプではないかなって。たとえ好きなものがあっても、周りの人を巻き込んでっていうタイプでは全然ないです。そのあたりの熱や勢いは私にはないものなので、演じるうえでは頑張らなくちゃいけないなと思います。

お2人とも舞台は少し久々ですが、本作に臨む気持ちを聞かせてください。

西井 漫画原作の舞台は、ミュージカル『黒執事』以来。あのときはデビューしたばかりで、みなさんが用意してくださったレールの上をとにかく走るっていう感じだったんですけど。あれから自分なりに経験を積んで、特にこの2~3年は周りの人たちとディスカッションをしながら作品をつくる楽しさを見出せるようになってきました。なので、今回も大歳さんをはじめ、みんなといろいろ話しながらつくっていけたらなと思います。特に今回は、2.5次元に寄りすぎずというふうに聞いているので、役をつくる過程から楽しんでやりたいですね。

2.5次元に寄りすぎない、という感じなんですか。

大歳 そうですね。これだけ多彩なキャストのみなさんに集まってもらっているので、原作どおりのキャラクターを舞台に乗せるというよりも、舞台ならではのいい着地点を見つけられたらと考えています。

個人的には、あのヨーロッパ企画のテイストがどう漫画原作と融合するのか、というのが注目でした。

大歳 なにせヨーロッパ企画のメンバーがメンバーなので……(苦笑)。キャラクターになりきるにはなかなか差があるというか、どうやってもカッコよさは出せないので。今、走って痩せようとしてるメンバーもいますけど(笑)、そこらへんはいい役割分担を見つけたいですね。

鈴木さんはいかがですか。

鈴木 今回はクイズが題材。乃木坂46でもよくクイズの企画があったりするんですけど、私はそんなに強くもないし、面白い答えが言えるほうでもないので、あんまり出させてもらえていないんですね。なので、この舞台でクイズ力を鍛えて、本番を終える頃にはクイズ番組でバンバン正解できるようになれたらいいなと思います(笑)。

本作は、台本なしのガチクイズバトルが見どころのひとつ。では、予行演習がてら、ここで大歳さんからクイズを出題してもらえますか。

西井鈴木 え~!!

大歳 い、今からですか!?(汗)ちょっと時間もらってもいいですか……?

大丈夫です(笑)。では、その間にお2人に引き続きお話を。

西井 え……クイズが気になって仕方ないんですけど(笑)。

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