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『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』いつまでも遊べるやり込み要素

『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』いつまでも遊べるやり込み要素

無数の敵を蹴散らしていく『無双』シリーズの爽快さと、敵ごとに異なるアイテムを使って攻略していく『ゼルダの伝説』らしい謎解きの楽しさが合体したアクションゲーム『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』(以下、『ゼルダ無双DX』)。

本稿では、圧倒的なやり込みボリュームを備えた本作のチャレンジモードやアドベンチャーモードなどの魅力を紹介していく。まさかのキャラクターを操作できるモード、シリーズ作品のオマージュを取り入れたステージなど、どの要素にも『ゼルダの伝説』らしさが溢れているぞ。

文 / 村田征二朗(SPB15)


チャレンジモードではまさかのキャラクターを操作 

1000人斬りや2000人斬りが当たり前に達成されていくという、『無双』シリーズのなかでも抜群の爽快さを味わうことができる『ゼルダ無双DX』。過去の追加コンテンツがすべて収録されているだけあって、ストーリーを楽しめるレジェンドモードだけでもかなりたっぷりと遊び込むことができます。

▲ストーリー部分が大河ドラマのようなナレーションとともに進んでいく演出もユニークです

本作にはタイムアタックや強敵との連戦が楽しめるチャレンジモード、さまざまな条件下での戦いを通してキャラクターの強化や操作可能なキャラクターの解放といったやり込みができるアドベンチャーモードが用意されており、ゲーム全体でのボリュームは相当なものです。

一定数の敵を撃破するまでの時間を競うなど、チャレンジモードはほかのモードで鍛え上げたキャラクターの腕試しができるモードとも言えますが、いくつかあるチャレンジのなかでも異彩を放っているのが“ガノンプレイ”です。名前のとおり、シリーズのラスボスとしておなじみのガノンドロフを操作して挑むこちらのモード、しかしながら操作するのは普通のガノンドロフではありません。なんと、レジェンドモードでも終盤の強敵として登場する魔獣・ガノンを操作することができるのです。

▲ガノンが巨大すぎて敵は豆粒大に表示されています。まさに敵がゴミのよう!

画像を見てもわかるとおり、ガノンはほかのプレイアブルキャラクターたちとは比べものにならないほどの巨体となっており、攻撃をひと振りするだけで数十体の敵を吹き飛ばす無双感も規格外です。普段はプレイヤーよりも遥かに大きな体でプレッシャーを与えてくる巨大魔獣たちも、ガノンの前では形無しです。

▲キングドドンゴを見下ろせるというこの巨大さ。さすがはガノンといったサイズ感です

通常のキャラクターであれば、巨大魔獣に大きなダメージを与えるためには特定のアイテムを使って相手の弱点を突くことが重要でした。しかしガノンの場合、必殺技はもちろん、通常攻撃でも巨大魔獣の体力を削ることができ、攻撃を振り回しているだけで相手を蹴散らしていくことができます。『無双』シリーズのなかでも抜群の爽快さを誇る本作ですが、そのなかでもガノンプレイにおける”蹂躙感”はさらに別次元となっています。動画で見てみれば、その圧倒的な強さとすさまじい勢いで増加する撃破数に胸躍ることでしょう。

▲あっと言う間に3000、4000と増えていく撃破数を見ているだけで妙な笑いが込み上げてしまいます

だからと言って単純に攻撃を出すだけの単調なモードではなく、複数の巨大魔獣と戦う際には立ち回りかたも重要になってきます。大量の敵を一気に吹き飛ばすことができるガノンですが、身体が大きいぶん敵の攻撃を受ける範囲も広く、敵にも囲まれやすくなっています。周囲に集まった敵から一斉に攻撃されると体力がかなりの勢いで減らされてしまうのです。

そのため、マップ中に存在する壺を割って出現したハート(回復アイテム)を取るタイミングや、敵の攻撃を無効化しつつ広範囲を攻撃できる必殺技をいつ使うかなどを考えて動く必要があります。豪快に敵を蹴散らす一方で戦況の判断も重要になるため、思った以上にスリルのある闘いを楽しむことができるのです。

▲巨大魔獣たちと対峙する光景は怪獣映画のようですが、囲まれるとなかなかまずいことになります

『無双』シリーズが持つ“有象無象を蹴散らしていく爽快さ”をさらに突き詰めつつも、ほかのモードとは違った緊張感を持たせたガノンプレイ。ラスボスらしい無双感はもちろん、プレイを進めていくと『ゼルダの伝説』ファンにはおなじみで、ガノン以上に予想外なキャラクターを操作できるようになります。ぜひともプレイしてみてほしいモードです。

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