Interview

アリコンが語る“今、海外ドラマが熱い理由”

アリコンが語る“今、海外ドラマが熱い理由”

映画だけでなく海外ドラマにも詳しい映画コメンテーターの“アリコン”こと有村昆さん。有村さんに海外ドラマが盛り上がってる理由、たくさんある海外ドラマから面白い作品を見つけるコツ、今おすすめの海外ドラマなどなどについてじっくりとお聞きしました!

理由その1:映画とドラマの垣根がなくなった!

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有村さんと言えば映画というイメージが強いんですが、海外ドラマもお好きなんですね。

有村 小学生のときに『新スパイ大作戦』や『ナイトライダー』を見て、そこから海外ドラマの魅力に魅せられましたね。デロリアン(※有村さんは愛車として『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンを所持していることで有名)とナイトライダーのどちらを買うか、悩んだぐらいなんで(笑)。『冒険野郎マクガイバー』や『特攻野郎Aチーム』も好きでした。海外ドラマは日本のドラマとは予算のかけ方が違うし、1話完結もしくは2話の前後篇で途中からでも入りやすいし、それと同時に連続性もあって楽しみを継続させてくれるという喜びを子供ながらに感じてましたね。

なるほど。ただ、『ナイトライダー』などの過去の作品と、最近の海外ドラマは色々と違いますよね。有村さんは最近の海外ドラマの盛り上がりの理由は何だと考えてらしゃいますか?

有村 映画界とテレビ界の垣根がなくなったからだと思います。昔は映画スターは映画にしか出なくて、映画スターがテレビドラマに出るっていうと、ちょっと前のチャーリー・シーンがそうですけど。

言葉は悪いですけど、落ちぶれたようなイメージがありましたね。

有村 でも、映画とテレビドラマの資本が対等になってきたところがあるんです。なぜ対等になったかというと、アメリカのテレビドラマは今まではケーブルテレビのペイチャンネルで放映されて、加入してる人だけが見れるっていうシステムだったんです。ところが、全世界で番販(※番組販売)を行うシステムが構築されたんです。日本での版権をこの値段で売る、インドでの版権をこの値段で売るっていうふうにやって、アメリカ国内での収益だけじゃなく、世界で作品を売った収益が入るようになった。

マーケットが一気に広がったんですね。

有村 映画と同じぐらいのマーケット市場になって、大御所を使うことができる製作費が持てるようになった。M・ナイト・シャマランを監督に迎えてとか、リドリー・スコットを製作組織に迎えてとか、スティーヴン・スピルバーグを製作組織に迎えてということができるようになったんです。俳優も『ハウス・オブ・カード』のケヴィン・スペイシーみたいに、映画界のスターたちが流れ込んできてます。

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ハウス・オブ・カード

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