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<後編>『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開! マーベル・スタジオが“アベンジャーズ”にこだわる理由と今後の展望

<後編>『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開! マーベル・スタジオが“アベンジャーズ”にこだわる理由と今後の展望

公開中の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ドクター・ストレンジなど人気ヒーローが一堂に集まる超大作映画で、約10年に渡って続いてきたマーベル映画のクライマックスを描く作品だ。その一方で、来年には早くも次の”アベンジャーズ映画”が公開され、その後も新作の準備が続いている。マーベル映画は今後どうなるのか? わかっている範囲でざっと紹介する。

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<前編>『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開! マーベル・スタジオが“アベンジャーズ”にこだわる理由と今後の展望

<前編>『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開! マーベル・スタジオが“アベンジャーズ”にこだわる理由と今後の展望

2018.04.28

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ4(仮題)』が“連作”になる可能性

まず、公開中の『…インフィニティ・ウォー』が今後のマーベル映画を楽しむ上では絶対に外すことのできない1作であることは間違いない。全宇宙の半分の生命を消し去ろうと目論む史上最強の悪役サノスを前に、ヒーローたちは立ち向かおうとするが、サノスはあまりにも強く、まったく歯が立たない状態から映画は始まる。これから観る人も多いと思うので多くは語らないが、本作では今後のマーベル映画につながる謎や、気になる展開、アッと驚くサプライズがギッシリとつまっている。

ちなみに製作陣は『…インフィニティ・ウォー』とほぼ同時進行で、来年公開のタイトル未発表の『アベンジャーズ4(仮題)』の製作も進めており、すでに撮影は終了している。この2本は監督も含め、メインのスタッフはほぼ同じで、実質、連作のような作品になる可能性が高い。しかし、現在、4本目のアベンジャーズ映画についてはタイトルすら秘密で、いまだに不明な点がとても多い。ちなみに4作目では劇中に”日本”が登場することがアンソニー・ルッソ監督の口から語られており、ネット上では日本語の看板がかかったセットの写真も流出。どのようなシーンで登場するのかも楽しみだ。

ざっとおさらい。今後のマーベル映画

マーベル映画は、別々の作品が”ひとつの世界観”を共有しており、ある映画で主役だったキャラクターが別の映画では脇役として登場したり、アベンジャーズとしてチームを組んだり、時には対立したりするのが大きな特徴だ。さらに彼らは映画を“フェイズ”と呼ばれる期に分けていて、ひとつの期の中で何らかのクライマックスを迎えるようになっている。

現在は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から始まった“フェイズ3”が進行中で、8月31日(金)には身体のサイズを自由自在に変化させることができる人気キャラクター“アントマン”の新たな戦いを描く『アントマン&ワスプ』が公開になる。本作は壮大でシリアスな『…インフィニティ・ウォー』とはトーンが変わって、コミカルで爽快なアクションシーンが満載の映画になりそうで、ひょんなことからスーツを着てアントマンになった主人公スコット・ラングが、相棒ワスプと共に新たな戦いに挑む。ポイントは前作以上に“身体の驚異的な伸縮”を駆使したアクションシーンの数々。前作では小さくなったアントマンがバスタブを疾走したり、オモチャの汽車の上で格闘するシーンが描かれたが、すでに公開されている予告編ではアントマンが小さくなるだけでなく、巨大化したり、ひとつのバトルの中で身体のサイズを自由自在に変化させて危機を乗り切る場面が登場。これまでに見たことがないタイプのアクションシーンが楽しめそうだ。

来年の春には新キャラクターが登場!『キャプテン・マーベル (原題)』は女性が主人公の新シリーズで、すでに撮影が開始されている。主演を務めるのは、『ルーム』でアカデミー主演女優賞に輝いたブリー・ラーソン。映画の詳細はまだ正式に発表されていないが、1990年代が物語の舞台になるようで、かつてアベンジャーズを率いていたニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)や、エージェント・コールソン(クラーク・グレッグ)も登場。マーベルが女性が主人公の新作映画をリリースするのは初になるため、大きな注目を集めそうだ。

そして、来年の今頃(5月)にはアメリカでタイトル未発表の『アベンジャーズ4(仮題)』が公開。この作品が現在、展開中の”フェイズ3”の最終作になるだけでなく、『アイアンマン』から続いてきたフェイズ1~3のクライマックスになる。何人かのキャストは本作をもって役を卒業することを宣言しているため、この作品がマーベル映画にとって極めて大きな”節目”になる。

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