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『スプラトゥーン2』ヘッポコイカが選ぶ こだわりのブキ ベスト5

『スプラトゥーン2』ヘッポコイカが選ぶ こだわりのブキ ベスト5

2017年12月末の時点で全世界1486万台を販売した人気ハード・Nintendo Switch。予約をしていなかったので当然といえば当然なのだけれど、発売された2017年3月に手に入れることはできなかった。

『スプラトゥーン2』が発売したらいっしょに買おうかな~と思っていたのだ。Wii Uを購入したときも『スプラトゥーン』がプレイしたいという理由だった。「仕事で使うから!! (予定はないけど)」と夫を押し切って買った過去があり、同じ勢いでNintendo Switchも買おうと思っていた。しかし甘い目論見は叶わない。品薄のNintendo Switch、人気のソフトが発売されたらさらに激化することは火を見るよりも明らかだったけれど、当時は気づいてなかった……。

そんな私がNintendo Switchを手に入れ、無事『スプラトゥーン2』をプレイすることができたのは約1年後。『スプラトゥーン2』はときに歯を食いしばることや「ぎぎぎぎぎ」といった苦悶の奇声をあげることがある。それでもなお、「もう1回だ!!」と、プレイヤーを惹きつける魅力がある。

今回の記事では人気ハード・Nintendo Switchを入手できるまでの経緯、そして最初のソフトとして『スプラトゥーン2』を選んだ理由とともに、『スプラトゥーン2』を愛するがゆえに葛藤するヘッポコイカによるブキランキングをお届け。くどいぐらいに語るけど、愛だけはミッチリ詰め込んであるよ!

文 / 大部美智子


長い長いNintendo Switchへの道

なかなか手に入れることができなかったNintendo Switch。当時4歳の息子からねだられるときが何よりつらかった。友人宅でプレイさせてもらった『スーパーマリオ オデッセイ』が本当に楽しかったらしい。わかる。母さんも欲しいもん。「売り切れていて買えないんだよ」と伝えると、そのこと自体は理解しているものの、欲しいという感情は理屈ではないのでテレビCMが流れるたびに「12月の誕生日に欲しい!」、「クリスマスにサンタさんにお願いする!」と純粋に欲しがっていた。手柄をサンタに取られてなるものか……げふんげふん「父さんや母さんが買ってあげるから、高額な物をサンタさんにお願いするのはサンタさんが大変だからやめようね」となだめながら、「クリスマスなんて、世の親御さんやサンタさんが殺到するからますます買えないんじゃ……」と震えていた。クリスマスごろから品薄状態を解消していくという情報があったけれど、そのタイミングで勝ち取ることができなかったら……と考え、息子が楽しめそうな作品を探した。

そこで辿り着いたのがWii Uの『スーパーマリオ 3Dワールド』。これを誕生日にプレゼントした。これがまたおもしろくて息子もドハマリ1日3回各20分のゲーム時間をフルに遊び倒して「楽しい楽しい」と喜んでいた。4人同時にプレイすることもでき……と、長くなりそうだから割愛するけど、大勢でワイワイ言いながらプレイするのが本当に楽しい。

▲親子でもくもくとプレイ……

しかし、12月22日ごろからだったか。任天堂の宣言どおりショッピングサイトや店頭でNintendo Switchが並び始めた。すぐに売り切れてしまうのではないかと思ったし、実際そのとおりだったのだけれど、すぐさま在庫が復活するのだ! ふはははは、Nintendo Switch(の在庫)は何度でも蘇る!

とはいえ、『スーパーマリオ 3Dワールド』を楽しんでいる横でNintendo Switchを始めるわけにはいかないので、クリスマスプレゼントとして待ち望んでいた世の親御さんやサンタさんのために譲り、そっと心を静かに保つことにした。大丈夫、待つことは慣れている。2017年の3月からずっと、Nintendo Switchを欲して荒ぶる心をそのたびに鎮めてきたのだ。もはや悟りが拓けるレベル。

そして在庫も潤沢、『スーパーマリオ 3Dワールド』もほぼクリアした2018年3月、満を持してNintendo Switchを購入! ニンテンドーストアで好みのカラーリングをチョイスして、到着をまだかまだかと待つ。『スーパーマリオ 3Dワールド』でマリオ欲を満たされた息子は「イカちゃん(※『スプラトゥーン2』の意)をやりたい」と言うし、母としてもあの熱いバトルができる日を心待ちにしていたので『スプラトゥーン2』を購入。準備は整った! 

そしてついにNintendo Switchが到着。どんな風に喜ぶか見たかったので、開封は息子にやらせてあげようと思っていた。「きゃっはー!」とか「あばばばばばびょおおお!!」という、言葉にならない喜びの声を上げるかなと思っていたが、肩を落としてNintendo Switchの箱を見つめながら、「僕、ずっと待っていたの……」としんみりと喜んでいた。ま、待たせてごめんねぇぇぇぇぇ!!

▲ジョイコンのカラーリングは息子チョイス。マリオカラーとルイージカラーだ。衝動を表した、梱包ダンボールの無残な状態は無視していただきたい^^

▲『スプラトゥーン2』のナワバリバトルは息子にとって初めてのオンラインプレイになるので、ある程度上達するまではヒーローモードで腕を磨いてもらっている。いまのうちにネットリテラシーも叩き込まねば

『スプラトゥーン2』で知る自分の力量

『スプラトゥーン2』は簡単に言うと陣地取りゲーム。ナワバリバトルでは4対4の2チームに分かれ、地面に自チーム色のインクを塗ってその面積比で競う。倒されたプレイヤー(※以下、イカ)はスタート地点に戻るため、敵チームを倒した隙に塗り進めることができる……といったシューティングゲームや対人バトルゲームという側面も持つ。さまざまなブキやギア、それらを持ったイカがたくさんいるので、一度として同じ対戦はなく一期一会の対戦は白熱する。そして何より塗ることが楽しい。街中や倉庫などのさまざまなステージがあるが、そのステージ中をインクまみれにしていくのだ。現実では絶対に許されない、この反社会的な行為がなんとも楽しい。

▲ヒャッハー! インクまみれだー!

また、より激化したバトルを楽しめるガチマッチもある。しかし、まだランク18でヘタレヘッポコイカな私はうまく立ち回れないのでナワバリバトルでトレーニング中……。Wii Uの『スプラトゥーン』をプレイしていたものの、Nintendo Switchの『スプラトゥーン2』は2017年の7月から始まっているので、先頭をひた走るプレイヤーとはそれだけプレイ時間とスキルに差がある。

実際にどのぐらい差があるかというと、高ランク帯のベテランイカに挑むと私のローラー遣いではまったく通用しない。攻撃するときに生じるジャンプモーション、ベテランイカはその一瞬の隙を正確に突いてくる。あとはスーパーチャクチでジャンプした瞬間、これも的確に狙撃される。泣きそう。悔しさもあるけれど、自分のふがいなさに打ちのめされる。

しかし、遅れて参戦したからこそ、ベテランイカたちに囲まれて上昇志向を持ち続けられている。自分の力量がはっきりとわかり、目指すべき目的がそこら中にゴロゴロいる。これほど上達に適した環境はなかなかない。

自分と同じ力量のイカと当たると、悔しさと楽しさのバランスが絶妙になり、「もっともっと!」と同じイカたちとバトルを重ねたくなる。動きにぎこちなさやちょっとした操作ミスがあるルーキーイカがいると、「自分もそうだったな」とか「いまも油断していると陥りがちだから気を引き締めよう」となる。さまざまなイカがいるからこそ、自分の力量がどのぐらいにあるのかはっきりと見えてくる。

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