Interview

Lead 2018年第一弾シングル。今がいちばん等身大だと語る理由と制作エピソードを訊く

Lead 2018年第一弾シングル。今がいちばん等身大だと語る理由と制作エピソードを訊く

15周年イヤー真っ只中のLeadが、グッと大人っぽく魅力的なミッドダンスナンバーを作りだしてきた。シングル「Bumblebee」は、恋の駆け引きを「花と蜂」になぞらえて描かれたキャッチーでファンクな1曲だ。自分たちを「やんちゃで中学生みたい」という彼らだが、29歳になった彼らが隠し持ったセクシーさが溢れ出る作品になった経緯を探ってみた。

取材・文 / 大庭利恵 撮影 / 荻原大志


ミッドナンバーにしたかったので、自分たちでファンクに寄せていきましたね(鍵本)

今回、この曲を選んだ理由というのは?

谷内 初めてデモを聴いたときに、色気を感じたんです。この曲調にLeadのやんちゃさが加われば、ハマるなと思ったのが大きいですね。

古屋 僕ら、3人でいるとアホなことばっかり話してるんでね。会話の内容は、ほぼ中学生……いや、高校生ぐらいはいってるか?

鍵本 いって……ないね(笑)。

古屋 ないね(笑)。そういうワチャワチャした部分を大人っぽいサウンドに乗せることができればパフォーマンスにうまくいかせそうだなと思いましたね。

ダンサブルなファンクさは、デモからあった要素なんですか?

谷内 いや、もうちょいシンプルでした。

鍵本 ミッドナンバーにしたかったので、自分たちでファンクに寄せていきましたね。「ヘーイ」という掛け声っぽいガヤもデモにはなかったんで、そういう部分は足しました。

谷内 掛け声があるとライブでレスポンスが楽しめるかなというのもあったしね。

曲作りのタイミングとMVの共通点でいえば、今、輝が言ったパーティー=グル―ヴ感ですかね(谷内)

MVが、ダンサーの人たちと別荘でパーティーをしているシチュエーションで、ミュージカルテイストなのが印象的ですけれど、そういう映像的なものは曲作りのときから浮かんでいたものですか?

鍵本 いや、今回は曲が出来上がってから作った世界観ですね。

古屋 最初は『トランスフォーマー』のバンブルビーに掛けて、後ろに黄色いクレーンとかでっかい重機を置こうかって話もあったしね。

鍵本 うん。それこそバンブルビーの元になってるカマロを置いてもおもしろいかなと思ったりもしてたんですけど、そうすると重厚な雰囲気になっちゃうんで、パーティーチューンな雰囲気を活かした方がいいかなと思って今回のような作りにしました。

谷内 曲作りのタイミングとMVの共通点でいえば、今、輝が言ったパーティー=グル―ヴ感ですかね。リズムを感じてもらうためにギターを前に出していこうみたいなことは考えてましたね。

作詞は、輝くんが主体となって進めたんですか?

鍵本 いつも通り3人で書こうと思っていたんですけど、(古屋)敬多がちょうど舞台をやっていたので、僕がアイデアを元に叩き台を作ったんです。結局、そのままの流れで僕が書いて、(谷内)伸也がRAP部分を担当しました。

最初に思いついたアイデアというのは?

鍵本 この曲調に合うのは「恋」だなと思ったので、リリースタイミングの春に落とし込むと何が合うだろうと考えたときに「花と蜂」が浮かんできたんです。だから、最初の歌詞はもっと色恋の要素が強かったんですよ。大人のラブっていうか。

谷内 いや、はっきり言ってエロスでしたね。

鍵本 セクシャルな描写もあったしね。さすがにこれはちょっとやり過ぎかなと思ってたら、案の定「少し爽やかさも入れて」って言われて。そりゃ、そうかと(笑)。

歌詞を書くときは、自分自身が主人公になるタイプでしたっけ?

鍵本 自分を主人公にする場合も、想像の中の人に役を与えてストーリーを作るパターンもありますけど、どちらにせよ妄想ですね。リアルが要素として入ることはあるけど、すべて自分っていうのはないです。

あ、先回りして否定された(笑)。

鍵本 そう突っ込まれるかなと思って(笑)。ただ、年齢的な意味でも恋の始まりがセクシーであるのはかまわないんじゃないかと思うところはあります。ただ、やっぱり「Leadで」となると、少しは爽やかさがほしいというのは理解できたんで、全体的なテーマを初恋に変えたんです。

初恋の要素を足すのではなく、ガラッと切り替えて?

鍵本 そうです、そうです。設定を学生に変えたら「君の名は。」とカップヌードルのCM(アオハルだろ)のイメージが浮かんできたんですよね。「初恋」ってああいう甘酸っぱい感じだよなって。

自分が大人になったからこそ、ああいう甘酸っぱさが俯瞰で見られたのかもしれない(鍵本)

初恋からちょっと遠い年齢になってきて、客観的に見られるようになった感じなんですね。

鍵本 なるほど。たしかにそういう感覚でした。自分が大人になったからこそ、ああいう甘酸っぱさが俯瞰で見られたのかもしれない。

RAPは、テーマが「初恋」になっても、そのまま?

谷内 いや、変えました。いくつか作ったんですけど、「もっと攻めてほしい」ということを言われましたね。歌詞が少し可愛くなったことで、逆にRAPは攻めてもいいんじゃないかって。よく「見たことのない伸也が見たい」って言われるんで、いつもそれが課題なんです。

殻を破ってくれ、みたいなこと?

谷内 そうですね。なので、今回はラップの語尾をおさめがちなんですが、上げてみるというようなところから作りました。

鍵本 自分たちでアレンジの要素も考えるんで、RAPも含め、いろいろと試していくからね。昔に比べて、アイデアや試しながら進めるってことが増えましたね。

輝くんが、自分でアレンジしていくの?

鍵本 自分の家で録ってきた素材をそのまま使うこともあれば、それをレコーディングし直してもらうこともあります。今回は、レコーディングを2日に分けて、主体になるメロディーを1日目に録って、翌日色づけをやりました。

今回、敬多くんはが曲が変化していく流れを客観的に見ていたことになりますよね。

古屋 ですね。グループLINEでのやりとりなんですけど、まず、「初恋」をテーマにした歌詞というのは、これまでなかったし、輝が青春を描くと「ハニーレモン」って言葉が出てくるのかーとか思ったり(笑)。わりと男っぽい歌詞を好む傾向にあると思ってたんで、こんな可愛い言葉を選ぶんだという発見もあったし。

言葉のおもしろさ、楽しさは、すごく影響してくると思います。そのおもしろさを壊さないためにも、キレイに歌おうとし過ぎないように心がけてますね(古屋)

そういう発見はレコーディングにも影響してくるものですか?

古屋 そうですね。言葉のおもしろさ、楽しさは、すごく影響してくると思います。そのおもしろさを壊さないためにも、キレイに歌おうとし過ぎないように心がけてますね。どうもレコーディングになると作品になるというプレッシャーからか、硬くなりがちなんで、ライブ要素を入れたいと思ってハンドマイクでやったこともあるんです。

それって、ノイズが入ってしまわない?

古屋 そうなんです。それは、あまりうまくいかなくて。

鍵本 それでたどりついたのが、固定マイクを置いたうえで、フェイクのハンドマイクを持って歌う。

古屋 ライブ的な気持ちの高まりはありつつ、固定のマイクでしっかりレコーディングできる。楽しくやらせてもらいました。

たぶん僕らのSNSとかも見てくれてるんだろうなっていうリアルさを感じたよね(谷内)

カップリングですが、ライブで映えそうなフューチャーハウス系の「雫~Sizk~」と、バラード曲「Rosario~ロザリオ~」の2曲。

鍵本 2曲ともshungo.さんという方が歌詞を書いてくれているんですが、Leadの歴史や想いというものを代弁してくれているような言葉がたくさん入ってるんです。

谷内 まだ1回しかお会いしたことないんですけど、たぶん僕らのSNSとかも見てくれてるんだろうなっていうリアルさを感じたよね。

古屋 「一糸乱れぬフォーメンションの概念」という伝わりやすいものから、これは、ディレクターさんから聞いたんですけど、「四分の四で堪能させたい」というのはLeadが4人だったときのことも含まれているんだとか。

鍵本 でも、「四分の四」は四季とも取れるという仕掛けもあったりして。いろいろと考えられるのがすごくいいなと思ってます。

「Rosario~ロザリオ~」は、大切な人に向けられた「誓いの曲」で、ウエディングソング的にも感じられましたが、どう受け止めましたか?

谷内 なんか個人的に、この曲には不思議な青春感があったんです。自分が学生のときの思い出がフラッシュバックして。これ、なんでやろ?

鍵本 たぶんね、僕らも30歳手前になって、まわりがどんどん結婚したり子供が産まれたりしてるじゃん? 友人たちの中では、(結婚が)遅い部類に入ってきて、結婚への感覚が変わってきたからじゃないのかな。

まわりの結婚生活を身近に見ることで、結婚がファンタジーではなくなるということね。

鍵本 そうそう。だから、学生時代に思ってた好き=結婚したいみたいなピュアな感情っていうのかな。純粋に相手を想う気持ちと重なるんじゃない?

谷内 なんか……すごい。たしかに、そうだわ。

古屋 さすが長い付き合いだけある(笑)。

敬多くんから見て今回のレコーディングでふたりに対して変化みたいなものは感じられましたか?

古屋 今回、すごく感じたのは輝の声がキレイだなと思ったことですね。何声も積んでいくと共鳴して気持ちいいじゃないですか。その中に輝の声が入ったとき、音としてすごくいいなと思ったんですよね。

ディレクターも含め、音楽が好きなんで楽しくなってきちゃって、どんどん長くなるから(笑)(古屋)

伸也くんには?

古屋 伸也のRAPって、実はいつもレコーディングの一発目から完成されてるんですよ。なのに何度も録り直すから、もうOKだろ!? って思います。

谷内 まぁ、それはね。アクセントなのか、息遣いなのか……そういう自分にしかわからないこだわりは出てきますから。でも、俺も敬多に同じこと思うことあるよ?

古屋 あ、そうなの?

鍵本 俺もある。もういいテイク録れてるよー、早く帰ろうよーみたいな(笑)。

古屋 あー、それはあるね(笑)。ディレクターも含め、音楽が好きなんで楽しくなってきちゃって、どんどん長くなるから(笑)。

2018年に入ってから、それぞれ舞台や主宰イベントなどで個々の活動もしてましたが、この作品への影響もありましたか?

鍵本 今回は、本当にそれが顕著なんです。それぞれ違う畑に行って出会ってきた人がLeadにつながってきて……フラッシュバックじゃなくて、なんだっけ?

古屋 えっ、バックがつくの? キャッシュバック?

鍵本 違うよ!(笑)えっと、何バックだっけ?

編集S フィードバック?

鍵本 そう! フィードバックしてくれてるんです。例えば、伸也が企画した「2FACE」で知り合ったトラックメイカーさんが、ライブにかかわってくれるようになったり。

谷内 ファンクラブツアー『Leaders Party 15! ~Leadish~』では、これまでの曲をリアレンジ&リミックスしたんですけど、それを手掛けてもらいました。

鍵本 あと、敬多が出演した舞台で一緒だった吉田広大くん(X4 KODAI)の歌がめちゃくちゃうまいんですよ! すごいなと思ってたら、Leadとして一緒にお仕事させてもらう機会があったんでいろいろ話したんですけど、敬多と一緒に舞台に立った人ということで、「初めまして」で会うよりも話も弾みますし、年は下ですけど、すごく刺激も受けました。

個々の仕事が、本当にいい形でLeadにつながってるんですね。仕事以外での変化みたいなものもありましたか?

鍵本 そうですね。僕は、洗濯機が壊れました。

ガタンガタンと大きな音を立てて?

鍵本 いっそ、それぐらい派手に壊れてくれてなら諦めもつくんですけど、「センサーが壊れました」っていう表示が出て動かなくなるというさみしい終わり方で。でも、初めてジャパネットに電話をするという経験値を得ました(笑)。

古屋 僕は……とくにないんですけど、強いて言うなら去年の終わりぐらいからお肌の曲がり角を感じ始めまして。これが噂に聞いた、若いときに受けた紫外線がシミになるってやつかと思って。最初は、ドラッグストアで手に入る化粧水とかをいろいろ試してみて、次の日に実感できたものを使おうと思ってやってたんですね。とにかく何かを継続するのが苦手なんで、まずは一カ月と思ってがんばってたら、半年続いてます。

谷内 お肌の変化は実感してんの?

古屋 見ればわかるやろ?(笑)

谷内 僕は、作業場兼寝室にしていたのを寝室と作業場を分けることで、快適な睡眠を取り戻しました。

昔よりも、本当の意味で今がいちばん等身大だなと思うんです(鍵本)

仕事と生活が入り組んだリアルな29歳を感じるエピソードでした(笑)。

鍵本 そうなんですよ。昔よりも、本当の意味で今がいちばん等身大だなと思うんです。「Bumblebee」も、今のLeadをすごく象徴してると思いますし、ライブもすごく楽しい。スタッフも含め、すごく士気が高い状態なんですね。まだまだみんなが絶対に喜んでくれる隠し玉がいくつかあるんで、15周年イヤー後半もぜひ楽しみにしてほしいです。


【募集終了】抽選で3名様にLeadさんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

4月29日(日)~5月6日(日)23:59

・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者へ譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。

※個人情報の取扱いについて
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者様へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


その他のLeadの作品はこちらへ

ライブ情報

Lead『Bumblebee』発売記念ミニライブほか、詳細はオフィシャルサイトへ
http://lead.tv/schedule/

Lead

Leadは、谷内伸也、古屋敬多、鍵本輝からなるダンスボーカルユニット。終始踊り続ける持久力とシンクロ率の高いキレのあるダンスが魅力の実力派ダンスボーカルユニット。2017年7月31日にデビュー15年を迎え大人なイケメンに成長した彼らの顔面偏差値の高さとダンスの切れ味とは裏腹な3枚目キャラクターのギャップが人の心を虜にする。
大阪のダンススクールで中土居宏宜・谷内・鍵本の3名が出会い、路上ライブを開始。その後、事務所主催のオーディションで選ばれた福岡県出身の古屋が加わり、4名でLeadを結成する。大阪のストリートパフォーマンスのメッカであった大阪城公園内・通称「城天」では、最高7,000人の動員を記録。話題騒然の中、2002年7月31日に平均年齢14.5歳の若さで、シングル「真夏のMagic」でデビュー。2013年3月をもって、デビュー以来11年間に渡ってリーダーを務めた中土居が卒業。2013年4月よりオリジナルメンバー3名でLead第二章のスタートを切った。2017年7月現在までに、計27枚のシングル、7枚のオリジナルアルバムをリリース。
Leadの真骨頂といえばライブパフォーマンス。2004年より春のファンクラブイベントツアー、夏の全国ツアーを毎年開催中。ライブ等で終始踊り続ける持久力には多くのアーティスト・ダンサーから度々賞賛の声が寄せられており、そのストイックさを全面に打ち出したステージこそLeadの代名詞であり、最大の武器と評される。また、男子新体操を題材にして話題となったドラマ・舞台「タンブリング」にメンバーが出演したことをきっかけに、男子新体操の名門・青森山田高校出身の選手を中心に結成されたパフォーマンス集団「Blue Tokyo」のメンバーと幾度となく共演しており、アクロバットを取り入れたダンスパフォーマンスにも定評を集めている。加えて、「Leaders(リーダーズ)」と呼ばれるファンとのファミリー感も、Leadライブの特色の一つに挙げられる。

オフィシャルサイトhttp://lead.tv/

フォトギャラリー