Interview

GLIM SPANKY バンドの新しい魅力を強く打ち出した新作、直前に迫った初の武道館公演について訊く。

GLIM SPANKY バンドの新しい魅力を強く打ち出した新作、直前に迫った初の武道館公演について訊く。

5月12日の初の武道館公演の直前に、GLIM SPANKYは4thシングル「All Of Us」をリリースする。テレビドラマ『警視庁・捜査一課長 season3』の主題歌で、主演の内藤剛志さんは「高い空に突き刺さっていくようなレミさんの歌声、太く暖かくうねる亀本さんのギター」が背中を押してくれる、とコメントしている。その言葉のとおり、「All Of Us」は松尾レミの“歪まないハイトーン・ボーカル”が全面にフィーチャーされ、バンドの新しい魅力を強く打ち出すことに成功している。
カップリングの「To The Music」はNHKの国内外向け音楽番組『J-MELO』のエンディング・テーマ、「The Flowers」は三越伊勢丹グループの『2018花々祭WILD FLOWERS~花を愛する人々~』のキャンペーンソングになっている。どの曲もナチュラルな作りでいて、バンドの個性が充分に発揮されている点が素晴らしい。
いよいよ充実期に入ったGLIM SPANKYの松尾レミ(vo & g)と亀本寛貴(g)の二人に、新曲と武道館について聞いてみた。

取材・文 / 平山雄一

地声と裏声の中間ぐらいが継続するんで、すごく微妙なところなんです。難しいです(松尾)

「All Of Us」を聴かせてもらって、いい意味で楽に作ってるなって思いました。たとえば“サイケ”とか“ロック”とか意識して作らなくても、自然とGLIM SPANKYのテイストになってきている。

松尾 ほお(笑)。

で、リラックスしていながら、すごくチャレンジしてる。というか、この歌の声、高すぎじゃない?(笑)

亀本 高いよねえ。けっこうギリでしょ?

しかも、その高いメロディがずっと継続する。

松尾 そうなんですよ。

「戦ってんなあ!」って思いながら、「All Of Us」を聴いてました。

松尾 ふふふ。音程自体は自分の範囲内。っていうか、むしろ今まででいちばん高い曲よりも低いんですけど、それを継続するのをやったことがなかったんで、チャレンジしてます。

亀本 最初、松尾さんは「もう半音下げたい」って言ってたんですけど、ギターの開放弦をいっぱい使ってるから、キーを下げるのはちょっと厳しかった。ギターの弦の押さえ方を変えると、同じ響きにならないんですよね。だから高いメロディのまんま、「頑張ってくれ~」つってね(笑)。

松尾 そうね(笑)、挑戦にもなるし。

いい意味で“みんなが聴いたことないGLIM SPANKY”って思うんじゃないかなあ、こんなに高くて歪まない声が継続するのは。

松尾 そうです。微妙なとこなんですよね。

微妙?(笑)。

松尾 世間で言う“ミックスボイス”になる瞬間、地声と裏声の中間ぐらいが継続するんで、すごく微妙なところなんです。難しいです。

亀本 前回のシングル「愚か者たち」は、サビのコーラスが3本ある曲だったんで、テイストがわりとJ-POPに寄ってた。で、今回の「All Of Us」でもコーラスを試したんですけど、なかなかいいハマリ方にならなくて。コーラスなしのボーカルで行ったほうがいいなってなったときに、このぐらいの高いキーで歌ってると、意外と1本でもいいなと思って。

コーラスがなくても、じゅうぶんよく響いてます。

亀本 うん、そういう感じはするから、あとはライブでバーンと歌えるかっていう問題だけかな、みたいな(笑)。

ははは! 松尾さんにプレッシャーをかけてる(笑)。

松尾 そうそう(笑)。全然まだ歌い込んでないからね。レコーディングしたばっかりだから。

作り込むというよりは、感覚で作ってったっていう感じなんですよ(松尾)

普通に作って自分たちらしくなるようになったっていうのは、バンドとしてすごくいいなと思った。

松尾 特にこの曲はタイアップっていうこともあって、いろいろ会議した上で完全に書き下ろしで書いたものの、最初にあったネタは2人でコード進行を決めて、いつもどおり分業にしてやり始めたんですけど、すべてのパートにおいて適当に歌った一発目のメロディを全部採用してる(笑)。作り込むというよりは、感覚で作ってったっていう感じなんですよ。

自然な作りなんだね。

松尾 そうですね、自然と出来た。ただ、簡単ではなかったんですけど、結果、感覚で歌ったものが採用されたっていう曲です。ふふふ。歌詞もそんな感じ。

だから聴くほうも、ストレスなくスムーズに聴けるんだろうね、きっと。

松尾 うんうん。

亀本 特に考えずに、「やっべえ、何か考えて絞り出さなきゃ」みたいな感じっていうのは一切なくて、「こういうの作りたいんだよなー」ってなると、すぐそれなりにフレーズが出てくるみたいな感覚が、今回はずっとあった。確かに今言われて気付いたけど、煮詰まることを意識しなかったですね。

松尾 ふーん……。

亀本 えっ?!(苦笑)。「ふーん」とか言って、松尾さんはそうでもないの?

松尾 私は常に。

亀本 常に「もうネタ切れ、もう作れない」って言ってるもんね。

松尾 でもそれはデビューする前からだから。

亀本 あ、そうなんだ。

松尾 基本的に曲を作り始めてから、人生の中でずっとそうだけど、べつに「苦しい」っていう言葉ではないなあ。曲を作る苦しさはあるとしても、楽しむもののひとつとしてある。でもね、今まで自分の中でいろいろな道を作りすぎて大渋滞していたのが、排除していいものはちゃんと排除して、スッと目的地に最短距離で行ける道を見つけることが出来るようになったのかな。あんまり無駄な作曲はせずに、作れるようにはなってきたなって思いますね。

「これ、ちょっとやってみるぞ!」みたいな。それが曲を作る原動力になったりしてるもんね(亀本)

よかったね! そして、それを背景にして、さらにチャレンジしてる感がある。

亀本 チャレンジは常にしてるかなあ、僕は。

松尾 うん、そうだね。してるしてる。

亀本 「これ、ちょっとやってみるぞ!」みたいな。それが曲を作る原動力になったりしてるもんね。

普通に曲を作って、いい具合にサイケな感じも残っていて。

亀本 はいはいはい。

松尾 (笑)

もしかしたら初めてかもしれないね、こういう自然な曲作りって。

亀本 うんうん。

タイアップが手枷足枷になってるわけじゃないっていう。

松尾 はい、まったくなかったです。ドラマ側のスタッフがGLIM SPANKYを信頼してくれて、「お任せします」みたいな部分が多かったのもありますね。ただ、夜にやるドラマだし、気持ちよく眠れる、「明日も頑張るぞ」って勇気を与えて終わらせるようなエンディングにしてくださいっていう話だったんでそれを意識したのと、あとはスーパーマンの役柄が一人も出てこないことを大事に思っているドラマなので、普通の人がメチャクチャ頑張ってやり遂げる美しさっていうものを書きました。「普通でいい」というか、「普通でもやれることがある」、普通なことの中にある素晴らしさというものを歌えたらいいなあって。それは当たり前のことなんだけど、改めて曲にしたときに気付かされるキーワードがあったらいいなあと思って、そういう歌詞にしようと思って作りましたね。

ドラマから求められた歌詞の世界観は、GLIM SPANKYの中にもともとあったものに近いと思うけど。

松尾 そうなんですよ。だから逆に「普通の素晴らしさ」を改めて歌詞にするのが難しくて。ふとしたときに思い浮かぶんだったら曲にできますけど、「そういうドラマです」ってことから探し出すのがなかなか難しかった(笑)。

でも、歌詞にある「魔物」って言葉を見つけたのがすごいなあと思ったよ。

松尾 んふふふふ。みんなにとって、“敵”っていると思うんですけど、それは人間じゃないかもしれないし、ある人にとっては人間かもしれないし。

自分の心に引っかかってる何か、魔物というのをいろんな捉え方で受け取ってほしいなあっていう想いがあったんです(松尾)

ある人にとってはお金かもしれないし。

松尾 かもしれない。社会かもしれない。ただ、それを特定したくなかったので、「魔物」という言葉がいいかなって。何モノでもないというか(笑)。だからそれを歌詞として聴いたときに、それぞれの人がパッと「あれかな?」って思い浮かぶようなキーワードになる。重い軽いは別として、自分の心に引っかかってる何か、魔物というのをいろんな捉え方で受け取ってほしいなあっていう想いがあったんです。 
たとえばネット社会になって、人と人との繋がりがネットにはあるけれど、直接的には絡まっていなかったり、今の時代においてそういうものが自分の中で気になることではあったんですね。敢えて今の時代だから、届く人には届くキーワードになったと思います。近くにいる人を改めて大事に思いましょうっていうことは、みんなにとってもキーワードですし、身近な人の大切さっていうものを、敢えてここで歌にするのも素敵かなって思って。
それはドラマともすごくリンクしてる。内藤さんの主人公役も、がむしゃらに泥臭く頑張っていろんな事件を解決するわけですけど、家に帰ったら普通の人だし、奥さんを愛してペットを愛して、でも自分の子どもは死んじゃってるっていう悲しい設定もあるわけですよ。その中で近くにいる人を大事に思いながら生きているっていうことが、いつの時代もいちばん自分の心を支えてくれるものですよっていう。隣にある普通のことが、みんなにとってもどれだけ貴重なものなのかっていうことを改めて曲にしました。

♪隣にいる人々を♪っていうフレーズが、メインの歌詞だったりするよね。

松尾 そうですね。

なんか不思議だなあ。たとえば1stシングル「褒めろよ」は、スーパーヒーローっぽい描き方だったよね。「All Of Us」はそれと正反対、対極にある。

松尾 はい。曲を書くときに人格がいろいろ変わるんで(笑)。

ははは!

松尾 けっこう昔から、そうですねえ。曲によっていろいろ人格を振り分けてるかもしれないです。

たとえば「大人になったら」では、駅のホームで立っているちょっとナルシスティックなヒロイン、みたいな場合もあるじゃん?(笑)

松尾 はいはいはい(笑)。

曲の登場人物は、やっぱり一人一人違うね。そうなるとやっぱりこの曲のタイトルが引っかかる。「Us」っていう言葉に何を込めたんだろう?

松尾 そうですね、「Us」は「私たち」。周りにいる人と共に、っていう。それがこの歌でいちばん伝えたいことだったので。隣というか、近くにいる人たちと共にいますよ、っていうことがやっぱりいちばん大きなテーマでしたね、今回は。

ところで亀ちゃんにとっての魔物って何だろう。

亀本 魔物ですか!? いやあもう、そんな、松尾さんですよ、松尾さん。

そうなの? 松尾さんが魔物なんだ、ははははは!

亀本 いちばん恐れてる、この世でいちばん、こええ(笑)。

こええ(笑)。

松尾 (笑) 

亀本 いや、嘘じゃないよ。

(一同笑い)

松尾 なんで?

亀本 えっと、わからん(苦笑)。

でも歌詞では、魔物はホントは弱いんでしょ?

松尾 そうだよ、私、心がもうガラスのハートだよ(笑)

ははは! じゃあ、松尾さんにとっての魔物は何なんだろうね。

松尾 何だろうな……いっぱいあるなあ。

亀本 松尾さんは、自分が魔物なんじゃない?

松尾 えっ?

亀本 だってさ、“だらけ癖”が強いもん。

松尾 そうだ(笑)。

あー、だらける魔物なんだ(笑)。

松尾 そういうときもある……まあ、いろいろありますよ(笑)。ぶっちゃけ、何だろう? それは自分のときもあるし、他人のときもあるし、「はぁ、マジつまんないな、この音楽!」とか思うときもあるし。

亀本 ああ(笑)。 

松尾 いろいろあります(笑)。

初期の頃は、たとえば「大人になったら」みたいに、大人っていう対象があったりしたけど、ちょっと変わってきてるのかもね。

松尾 どうなんだろう。自分ではあんまりわかんないですけど。

2曲目の「To The Music」は?

松尾 『J-MELO』っていうNHKの番組のために書きました。

亀本 特に「こういうふうにしてください」みたいなのはなかったよね。

松尾 うん。海外でも放送される番組なんで、日本の人が見るというよりかは海外の人が見る番組なので、そのテーマソングとしてカッコいいものを、って感じで。そんぐらいしか言われずに。

四つ打ちだけどバキッとロックな感じ、バキッとした音でやりたいなと思って、すごくロックな感じのコード進行にしたんですよ(亀本)

これはGLIM SPANKYがあんまりやってこなかったリズム・パターンだよね。

松尾 そうですねえ。

亀本 前回のシングルの2曲目にも四つ打ちの曲を入れてたんですけど、浮遊感のある感じだった。なので今回は、四つ打ちだけどバキッとロックな感じ、バキッとした音でやりたいなと思って、すごくロックな感じのコード進行にしたんですよ。

このワンコードで押すタイプは、たとえば布袋寅泰さんが得意だね。

2人 へぇーっ!

ファンキーな感じの四つ打ちなんだけど、GLIM SPANKYがやるとまったく違うニュアンスになる。

亀本 はははは。

松尾 世界に発信するときに、アジアのバンドっていうイメージをちゃんと打ち出したかったんです。日本語で歌ってる時点で日本のバンドっていうのはわかるんですけど、サウンドでもちゃんとアピールできるように、Aメロのコーラスが重なったところはいろんな遊びをしながら、ちゃんとサイケなハモリになるように敢えて作ってますし、サビの半分からは歌詞をなくして「オオオー」とか「イェイイェイイェイ」でやったり、そういうのを絡めて作りました。

3曲目の「TheFlowers」はどんな感じだったの? 松尾さんが大好きな60~70年代のフラワー・チルドレンにつながる絶好のテーマだね。

松尾 この曲は私、メッチャ作るのが楽しくて。今、思い返してもラッキーな話だなと思うんですけど、お話をいただいたときに、ミーティングをしますということで新宿の伊勢丹に行ったんです。で、ミーティングを始めようとしたら、まだなんも決まってない、と。GLIM SPANKYがやること以外は決まってないから、「みんなでアイディアを出してどんなイベントにするか作り始めましょう」って。私はてっきり伊勢丹が「こんなテーマで今年やりますので、こういう曲を書いてください」って言われると思ってたから、「GLIM SPANKYもアイディア出していいですよ」みたいに言われて(笑)。

自由度、無限大!(笑)

松尾 伊勢丹がずっとやっている『花々祭』というものを、時代もカルチャーも含めて振り返ると、やっぱりそこに「サマー・オブ・ラブ」(注:60年代末にヒッピーが起こしたムーブメント)とか、そういう時代のフラワー・チルドレンたちが見えてくるから、「そういうの、好きでしょ?」みたいな感じで。で、スタッフの一人が「映画作っちゃう?」って、ふと言ったんですよ。そのときに、「あ、すごくいいなあ」と思って私も共感して、GLIM SPANKYのMVを作ってる映像作家を紹介して、伊勢丹のキャンペーンのプロモーション・フィルムを作ってもらったんです。

やりたい放題!(笑)

松尾 そうです、そうです(笑)。で、曲の方は、「買い物をしている人にもリンクするような歌詞にしてください」って言われて。私はずっと“映画”っていうキーワードが気に掛かってたんですよ。私、自分の人生はいつも映画だと思ってるんで、それがちょうど当てはまって、『花々祭』のMVのテーマソングを、映画のエンドロールで流れるようなイメージで作り始めていったんです。みんながみんな、自分だけの映画のような。

自分の人生は自分だけの映画のようで、自ら選ぶものは私たちの生活を輝かせてくれる」っていうキーワードを思い付いたんです(松尾)

買い物に来たお客さんが「私も映画の中の主人公だ」と思えたら、『花々祭』に感情移入して楽しむことができる。

松尾 自分が伊勢丹に行ったときにどんな言葉が流れてきたら、自分がキラキラして見えるだろうって考えたときに、私はすごくコスメが好きで伊勢丹によく行くんですけど、口紅を選ぶときも、「この口紅を買って、明日その口紅を付けて外に出たらきっと楽しいだろうな」とか、「これは私の生活を彩ってくれるだろうか」って考えて買うわけですよ。そこから「自分の人生は自分だけの映画のようで、自ら選ぶものは私たちの生活を輝かせてくれる」っていうキーワードを思い付いたんです。もしこの曲が伊勢丹で流れたとしたら、私は一気にそのストーリーに入り込めるなあと思えたんですよ。それをもとにストーリーを作っていきました。

亀本 基本的にこのMVの世界観は、日本で撮ってるんですけど、とても日本には見えないように撮ってある。そんな中で普通にJ-POPが流れてきても、意味がわかんないじゃないですか。

松尾 冷めるよね。

亀本 でも、だからって英語の歌詞だと、感情としてリアルに入ってくることは厳しい。僕らは日本語の音楽をずーっとやってきてるんで、詞は日本語なんですけど、映像の世界観に合う音と曲じゃないと意味がないんですよ。

イントロでトレモロを掛けた亀本くんのギターを聴いた瞬間に、「GLIM SPANKYらしい!」って思った(笑)。

亀本 ありがとうございます! そういう音を狙いました。ビートルズみたいなコード進行のパターンを思い付いたんで、「こういう感じの方が絶対に合うでしょ」と思って。で、歌に入っていきなりサビっていう曲も作りたかったから、そこも「挑戦しようぜ」っていって、そういう曲にしたよね。

松尾 そうそう。

そして、もうすぐ武道館ライブがある。ちなみに武道館ライブのフライヤーの“協力”に書いてある「豊丘村」ってどこなの?

亀本 地元だよね。

松尾 あ、ウチの村です。

亀本 「天恵製菓」も入ってる。 

松尾 「天恵製菓」はウチの村を代表するお菓子屋さんで、友だちのお爺ちゃんが社長やってるんですよ(笑)。

GLIM SPANKYは地元にいろんなものを還元してる! いいなあと思いながら、このフライヤーを見てたんだけど(笑)。

「天恵製菓」の名物っていうか、売りモノのお菓子は何なの?

松尾 売りはですねえ、「ふんわかチョコタン」っていうマシュマロがあるんですけど。

亀本 コンビニに行くとたまに売ってるよね(笑)。

松尾 ファミマで売ってるんですよ。100円で買える。ファミマのマシュマロは、だいたい「ふんわかチョコタン」。地元だとその名前なんです。全国のファミマで売ってるチョコマシュマロは天恵製菓で作ってます。

へぇ、面白いなあ。

松尾 んふふふふ。

いろいろな演出を考えてはいるんですけど、しっかり普通に「曲、音、歌で勝負」っていうのが基本ですね(亀本)

そして、武道館ライブについては、どんな構想を持ってるの?

松尾 セットリストの流れも考えながら、舞台照明もみんなで話し合ったりしてます。グッズもデザインができたんで、今それをサンプルで出してるとこで。どんどん具体的に見えてきました。

すごく凝縮されたライブになりそう? それともスタミナ勝負の長いライブになりそう?(笑)

亀本 セットリストを書き出していったら、けっこう長くなっちゃったんで、もうちょっと絞らないとなって感じです。

松尾 メッチャ出ちゃった。だって30曲ぐらい出ちゃったんで。

30曲だとやっぱりちょっと長いね。

亀本 長いですよねえ。

松尾 なので、ここからメッチャ削ります。削るけど、短くはない。高1からGLIM SPANKYを組んで、活動休止せずにずーっと続けてきての10年、11周年目なんで、古い曲から新しい曲までそれぞれの曲のために披露してあげたいし、ちゃんと「昔からの曲もイケてんだぜ!」っていうのを見せられる、バラエティに富んだライブにしたいなって思ってます。

「なんかやらかしてくれるな」っていうニヤリ感を残せるようなライブにしたいですね(松尾)

ちなみに弦とかブラスとかそういうスペシャル要素はありそう?

松尾 いやあー……。

ダンサーとか(笑)。

松尾 そういうのはないなあ。

亀本 当然、いろいろな演出を考えてはいるんですけど、しっかり普通に「曲、音、歌で勝負」っていうのが基本ですね。

松尾 そう、シンプルに! シンプルだけど、いい感じにロックに!

亀本 何か出てくるっけ?

松尾 いや、出てこん。

亀本 乗り物みたいなの出てくるっけ?

松尾 出てこん(笑)。ちゃんと進化したものをやりたいです。「なんかやらかしてくれるな」っていうニヤリ感を残せるようなライブにしたいですね。

亀本 武道館でやらかしちゃおう!

楽しみにしてるぜーぃ。

松尾 頑張りまーす!

亀本 ドカンとやります!

ありがとうございました。

2人 ありがとうございました!

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GLIM SPANKY

60~70年代のロックとブルースを基調にしながらも、新しい時代を感じさせるサウンドを鳴らす、松尾レミ(Vo/Gt)&亀本寛貴(Gt)からなる男女二人組新世代ロックユニット。アートや文学やファッション等、カルチャーと共にロックはあることを提示している。2014年に1st ミニアルバム『焦燥』でメジャーデビュー。松尾レミの日本人離れしたハスキーな歌声が、多くのクリエイターを夢中にさせ、既に10つものCMで歌唱を担当。最新3rd フルアルバム『BIZARRE CARNIVAL』はオリコンデイリーアルバムランキングで堂々2位、iTunesロックアルバムチャートでも1位を獲得する等大注目を集める。昨年公開映画『ONE PIECE FILM GOLD』主題歌「怒りをくれよ」、映画『少女』主題歌「闇に目を凝らせば」等を、新人では異例の大抜擢での担当。2018年5月12日には初の日本武道館でのワンマンライブも行う。

オフィシャルサイト
http://www.glimspanky.com/