Interview

松下優也が「突き抜けてやりたい」と初参戦する劇団☆新感線について笑顔で語る。『メタルマクベス』に挑む今の心境とは?

松下優也が「突き抜けてやりたい」と初参戦する劇団☆新感線について笑顔で語る。『メタルマクベス』に挑む今の心境とは?

自分の良さを存分に発揮できると思う

では、本作の共演者の方で交流がある方はいらっしゃいますか?

德馬さんとは『Paco』(2014年上演舞台『Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』)で共演させていただいていて、朝ドラ『べっぴんさん』でもご一緒させてもらいました。

『べっぴんさん』では、松下さん扮する栄輔が立ち上げたブランド“エイス”に援助する大手商社の代表取締役でした。やがて、側近の裏切りもあって、エイスを倒産に追い込むという、いわば敵役でもありましたね。

今回は德馬さんの息子ですから、光栄ですよ。僕ね、德馬さんの「乳首ドリル」(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』笑ってはいけないシリーズ)を観ていたんで(笑)、久しぶりにお会いしたときに速攻その話を突っ込んだんですけど、いろんな人から「観ましたよって言われてる」って、大きな声で笑ってました(笑)。德馬さんはすごく優しいし、面白い方なんです。

(笑)ご自身で何か公演に向けて楽しみにしていることはありますか?

僕の役は前作(2006年の初演)で森山未來さんが演じられていたんですが、彼はダンサーとしてもすごい方で。自分もジャンルは違えど、ダンスをずっとやってきているので、そういう楽しみもありますね。おそらく今回も激しい動きや踊りがあると思うから。自分が出演した舞台で言うと、芝居ではなくて、歌ったり踊ったりで発散できる作品というのは意外と少なくて。それこそ、以前、いのうえさんが観に来てくださった『THE ALUCARD SHOW』(2014年上演)という作品をやらせていただいたときに、舞台でガッツリ歌って踊るという経験をしたんですけど、そういうところで自分の良さを存分に発揮できると思っていますし、絶対に譲れないところでもあるので、今回、新感線ファンの方にそこを観てもらえるというのはとても楽しみです。

演出のいのうえひでのりさんとは何かお話されました?

今回の出演が決まってからはまだですね。いのうえさんが僕にどういうイメージを持たれているのかわからないので、聞いてみたいですよね。

先ほど、まだ宮藤官九郎さんの新しい脚本を手にはされていないとお伺いしましたが、どんなところに期待していますか?

脚本も初演とまったく一緒なわけではないようなので、本がどういうふうに変わっていて、さらに自分もどれだけ新しいものとして変えていけるのか楽しみにしています。

ソロやX4でも歌ってないメタルロックをシャウトする松下さんも観てみたい気がしますが。

メタルというジャンルの音楽にはもともと馴染みがないんですよね。でも、やれたら面白そうですけど、まだわからないですね。たぶん、歌謡曲を歌うんじゃないかなぁ。メタルマクベスの方々をバックに。

ソロでの活動、X4での活動、ミュージカルや映像などいろいろな活動をされていますが、何か違いはありますか?

全然違いますね。舞台や映像は役というのが大前提なので。でも、逆に言うと「これはやらないほうがいいのかな」というブレーキのようなものをこの作品でははずせるような気がしているので、どこまで自分が行ききれるのか試せたらいいなと考えています。

こうしてお話をお伺いしていると、忙しすぎてパンクしている感じもないし、初新感線への緊張や不安もそれほど感じないですね。やはりソロデビューされて10年を迎えて、いろいろなことを経験されてきた今だからこそ、落ち着いて挑めるという心境ですか?

そうですね。緊張よりも楽しみのほうが大きいですね。もちろん、新感線という大きな舞台に出させていただくというプレッシャーや責任感みたいなものは感じてますけど、あまり不安はないんですね。なんか、本気でやったらいける気がしてて(笑)。どこまで自分が思いきりやれるかにかかっている気がします。

7月23日に初日を迎えて、8月末まで続くという長丁場への不安もないですか?

そりゃ、本番はやっぱりありますよ。1ヵ月半、体力も精神的な面もどれだけキープできるのかという。けど、本番に入ったらあんまり考えないようにしますね。大変なのはわかっているから、そのうえで稽古期間にできるかぎりのことを楽しみながらやり切って、本番は絶対大変にはなるなかでも楽しめたらいいなと思ってます。

また、本公演は“disc1”、“disc2”、“disc3”とキャスト&演出を変えて連続で上演されます。どうしても比較されてしまうというプレッシャーもあると思うのですが。

本当に「コレってどうなんだ?」って思いますよね(笑)。“disc2”、“disc3”のみなさんは絶対に“disc1”を観に来られるわけじゃないですか。そして、「じゃ、俺はこうやろう」って考えられるわけですよね? それって、ズルイですよ(笑)。僕にとってはプレッシャーでしかないのに(苦笑)。だから僕は、どれだけ“disc2”、“disc3”の方々を焦らせられるかというところかなって思っています。次にステージに立つのが怖いと思うくらいにさせてやらなあかんなと。それぐらいの意気込みで挑みたいですし、今回、僕以外のキャストのみなさんは新感線舞台のお手本となるような素晴らしい方々なので、僕もしっかりとそこに乗ってやれたらいいなと思います。

この舞台を経たところで、どんな未来像を描いていますか?

うーん、どうなるんだろう……2018年が明けてからは、ひたすら本番をやっているって感じなので。『メタルマクベス』が終わったら、8月末か……。いったいどうなっているんでしょうね(笑)。けど、俳優としては今回の舞台は大きな成長に確実に繋がると思っているので、そこで何が見えてくるのかはまだわからないですけど、自分がどうなっているのか、どういう感覚を得られているのか楽しみですね。

X4のメンバーも観に来ますかね?

絶対来ると思いますよ。こんなに面白い、ここまでのエンターテインメントショーはなかなか日本にあるものではないですから。メンバーだけでなく、みなさんも、これこそ観ておいたほうがいい作品だと思います!

ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc1 Produced by TBS

【disc1】2018年7月23日(月)〜8月31日(金)IHIステージアラウンド東京(豊洲)
※チケット好評発売中!

作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎 司
振付&ステージング:川崎悦子
原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より

出演:
橋本さとし 濱田めぐみ/
松下優也 山口馬木也/猫背 椿 粟根まこと 植本純米/
橋本じゅん/西岡德馬 ほか

オフィシャルサイト

松下優也(まつした・ゆうや)

1990年5月24日生まれ、兵庫県出身。2008年11月にシングル「foolish foolish」でソロアーティストとしてデビュー。2009年公開映画『悲しいボーイフレンド』(草野陽花 監督)で俳優デビュー。以降、数々の舞台、テレビドラマ、映画で活躍。2015年には自身が中心となり、ダンス&ボーカルグループ“X4”を結成。ソロデビュー10周年を迎え、2018年には1月にソロライヴツアー〈LIVE TOUR 2018 ~Like 4 Like~〉を開催、3月に舞台『ロマーレ~ロマを生き抜いた女カルメン~』に出演、4月18日にX4のアルバム『XXXX』をリリース、4月28日より〈X4 LIVE TOUR 2018-XXXX-〉を敢行中。俳優としての主な出演作には【舞台】『僕だってヒーローになりたかった』、『暁のヨナ』、ミュージカル『花より男子』、ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』、『タンブリングFINAL』、『Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』、 ミュージカル『黒執事』シリーズ【ドラマ】『アシガール』、『フェイス-サイバー犯罪特捜班-』、『べっぴんさん』【映画】『明鳥』などがある。

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