Interview

3年越しの戦いに「最高の決着がつけられた」─『仮面ライダーアマゾンズ』完結編に2人のヒーローがこめた思い。藤田富&谷口賢志インタビュー

3年越しの戦いに「最高の決着がつけられた」─『仮面ライダーアマゾンズ』完結編に2人のヒーローがこめた思い。藤田富&谷口賢志インタビュー

鷹山仁の衝撃的復活。そして未知の存在“ネオアルファ”

そんな谷口の演じる鷹山仁が、衝撃的なかたちで再登場を果たす『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』。撮影現場にはそうとうな苦労があったようだ。

谷口 「すごくおもしろい台本だなと。しかし今回は……キツいところから始まったなと思いました。まず“衣装合わせで服を着ない”っていう経験を初めてしまして(笑)。極寒の中、上半身ずっと裸で。撮影は本っ当に苦しかったです。汗でテカッて見える必要があるので、油を塗られ、霧吹きで水かけられ。スタッフ5人ぐらいに囲まれて、ずっとホッカイロとかを貼られて(笑)。裸になるって、準備もあるじゃないですか? 男たるもの。ちょっと鍛えたいとか、衰弱してる役なら痩せたいとか。でも台本もらったの、撮影の1週間前ぐらいでしたからね!(笑) 1週間でどうせぇ、って話で……仕方ないから、3~4日間ぐらい断食して行きましたよ。

髪も、実は『アマゾンズ』の撮影が始まってから約3年間、1回も切ってないんですよ。(物語が)ずっと繋がるって聞いていたんで、メッシュは継ぎ足しながら、髭も伸ばしっぱなしで。それこそイエス・キリストみたいな状態になってましたね」

御堂英之助/仮面ライダーアマゾンネオアルファ

また本作では3人目の仮面ライダーとして、姜 暢雄が演じる御堂英之助/仮面ライダーアマゾンネオアルファが新たに登場する。

藤田 「『アマゾンズ』ではこれまでも、Season1にシグマ(仮面ライダーアマゾンシグマ)がいたりとか、Season2でもさらに新しいライダーがいたので。そこに再び別の新しいライダーが出てきたというかたちですね。姜さんは『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(2007年)の頃から知っている方だったので、共演させていただけてうれしかったですし、演技の相談もさせていただいたりしていて。同じ目線に立ってくださって本当に楽しかったですし、いろんな発見をくださる方でした」

そして姜は、谷口と近い時期に「スーパー戦隊」シリーズで俳優デビューをした者同士、旧知の仲でもある。

谷口 「暢雄は本当に古い知り合いで。僕のちょっと後ぐらいの戦隊なので(谷口は1999年の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に、姜は2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』に出演した)。その当時から、今でもずっと飲み仲間です。ただ友達とはいえ、意識するライバルでもあるので、撮影現場では“あ、コイツはこうやるんだ、じゃあ俺はこうしよう”みたいこともありつつ。久々にふたりで芝居ができて楽しかったです。俳優として尊敬してるし、信頼もしてましたが、すばらしい演技と人物を持ってきてくれましたね。まぁ、暢雄も若くないんでね……自分も40歳ですけど(笑)。そんな歳になって、仮面ライダーの世界の中でこれだけ本気でバチバチやれるっていうのは本当に楽しいなと思います」

ラストシーンに2人が込めた思い

そして最後に……詳しくはまだ触れることができないが、本作のラストでは「仮面ライダー」を冠してきた作品として実に見事な、印象深いシーンが描かれる。ここに2人が込めた思いについても聞いてみた。

藤田 「どんなに辛いことが待っていたとしても、生きてることに意味があるし、これから生きる意味を探すためにも、しっかり歩んでいく決意というか。とにかく何かこう、迷いながら進んできて、もう何も捨てるものがないっていうところに来た、その強さを感じるようにしたいなと思って。だから表情も、迷いがありつつも、まっすぐ生きていこうっていう気持ちをこめたというか。そういうシーンでした」

谷口 「おそらく石田監督からは、お互い最後のシーンしか演出は受けてないというか。あとは好きにやれっていう感じだったんですが。最後だけは……実はそれって、ここでは話さないでおきたいなっていう部分でもあって。“これがお客さんに届いたら最高だよな”というか。“僕らはこう思って、『アマゾンズ』を3年間やってきたよな”みたいなところがあるんです。たぶん、石田さんもそう思ってるんじゃないかな。富が言ってくれたことの先に、僕らが思ってることがあるんですよ。そのあたりも、観た人観た人で感じ方が違ってもいいから、何か届いてくれたらうれしいなと思います」

これまでのどんな仮面ライダーとも異なるかたちで、3年がかりで物語を築いてきた『仮面ライダーアマゾンズ』。ネット配信限定でスタートした点を含め、谷口は「僕たちが3年かけてやってきた一歩が、全部新しい一歩になっている」とも語っていた。

完結編の『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』というタイトルについて、藤田は「ファンの皆さんにはこれを観てもらって、Season1・2を含めた『アマゾンズ』全体に対しての“最後の審判”を下してほしい」という。

彼らが万感こめて演じたラストを、ぜひ見届けてほしいと思う。

スタイリング(藤田 富)/ 椎名 倉平
シャツ、パンツ(Milok)
Tシャツ(O.K.)
バングル(buff)
シューズ(ISHMM)

フォトギャラリー

仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判

2018年5月19日(土)公開

【キャスト】
藤田 富、谷口賢志、武田玲奈、東 亜優、三浦孝太、俊藤光利、籾木芳仁、田邊和也、宮原華音、勝也、姜 暢雄、国府田聖那、神尾 佑、加藤貴子、藤木 孝

【スタッフ】
原作:石ノ森章太郎
脚本:高橋悠也
監修:小林靖子
監督:石田秀範
音楽:蓜島邦明
アクション監督:藤井祐伍
主題歌:「EAT, KILL ALL」/Project.R(小林太郎、NoB)

劇場版「仮面ライダーアマゾンズ」製作委員会 ©石森プロ・東映

『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』オフィシャルサイト

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