Interview

「自分も働くけど、お金にも出稼ぎに行ってもらう!」30代からのお金との付き合い方を知る『オトナ女子のそろそろお金の話』

「自分も働くけど、お金にも出稼ぎに行ってもらう!」30代からのお金との付き合い方を知る『オトナ女子のそろそろお金の話』

ちょっと変わったタイプ、と言えば語弊があるだろうか。でも事実、彼女は世間一般のファイナンシャルプランナーのイメージとはおそらくかけ離れている。

「ボタン付けが絶望的に苦手だから」とカジュアルな出で立ちで、終始笑顔で楽しそうに話す芳川幸子氏は、“お金”の専門家でありながら“お金”に縛られることのない、一種独特の価値観を持つ。

彼女が監修した『オトナ女子のそろそろお金の話 婚活から老後までのお金シミュレーション』を読むと、お金との付き合い方ひとつで人生が変わるのだということを改めて思い知らされるのだ。女性の人生に必要なお金の話を現実的に記したこの実用書は、されど女性の生き方の指南書でもある。

取材・文 / 斉藤ユカ
撮影 / エンタメステーション編集部

お金は、人を自由にも不自由にもするんです。
お金があることは、ないよりずっと自由。

©芳川幸子/パルコ出版

本当に実用的な100項目のお金の話、とても勉強になりました。

やっぱり、お金のことを真剣に考えるようになるのはオトナになってから、だいたい30代に入ってからだと思うんですよね。20代だと老後はまだ先のことだから、リアリティがないんです。でも、30代に入ってくると多くの人がちょっと不安を感じ始めたりするじゃないですか。昨今は晩婚化も進んでいますし、生涯未婚率も高くなっていて、40代に入ると女ひとりで生きるには……と考える人も増えていますよね。この本が少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。

©芳川幸子/パルコ出版

©芳川幸子/パルコ出版

私の個人的な意見ですけれど、高校3年生の3学期にでも、この本を教材にして勉強すればいいのにと思いました。

それ、いいと思います!  日本は若いころからお金の勉強をしないですからね。本当はすごく大事なことなのに。それにこれからは、女性も自立しないとやっていけないでしょう?  今は、結婚して専業主婦になることも難しいじゃないですか。もちろん、すべて頼ってOKな男性が現れるかもしれませんけど、自分の力で生きていける術があるということは、生きる上での安心感にも繋がりますよね。

自分でお金を稼げたら、相手に依存しなくていいですもんね。例えデート代が割り勘でもさほど意に介さずに済むというか、経済力抜きに人を好きになれる。

まさにそうです。だから自立すればいいんですよ。お金ってね、人を自由にも不自由にもするんです。お金があることは、ないよりずっと自由だと思うのね。

欲しいものが安かろうが高かろうが、自分で納得のいくお金の使い方ができますしね。

そこがポイントですよね。お金自体に価値があるわけじゃないんですよ。自分がどう使うかによって、価値が生まれてくるんです。だから貯めておくだけのお金は、つまらないお金。銀行に預けておくのもひとつの運用ではあるんですけど、低利でお金を貸し付けているということですよね。でもよく考えてみてください。私たちのその預金を使って、銀行は高利のカードローンで貸し付けている。なんだか腑に落ちないでしょう(笑)。

まったくもって腑に落ちません!

だから、高いところに貸し付けたらいいじゃない? っていう話なんです。自分も働くけど、お金にも出稼ぎに行ってもらう。たくさん稼いで帰っておいで!って(笑)。その出稼ぎ先の目利きをするのが、私であり、私のパートナーなんです。

©芳川幸子/パルコ出版

©芳川幸子/パルコ出版

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