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5本買っても1万円未満!Nintendo Switch配信おすすめインディゲーム5選

5本買っても1万円未満!Nintendo Switch配信おすすめインディゲーム5選

Nintendo Switchが発売されて、1年以上が経過した。ニンテンドーeショップには2018年5月現在で400本ものラインアップが並び、平均すると1日1本ペースでゲームが増えている。そのタイトル群を眺めてみると、個性豊かなゲームがじつに多いことに気がつくだろう。これは任天堂がインディーゲームに門戸を開いて、たくさんのゲームを受け入れたからだ。ただ、そうしたインディーゲームは個性が強いゆえ、ニンテンドーeショップをチェックしても、自分自身が楽しめるものなのかわかりづらかったりもする。そこで今回は、今年の1月~3月にリリースされたインディーゲームから5本ほど、筆者おすすめタイトルを紹介していきたい。全部買っても1万円でお釣りがくるほどのお値打ち価格となっている。これらを遊んでみれば、Nintendo Switchタイトルのバラエティ豊かな層の厚さを知り、自分がチョイスするつぎの一本を選ぶヒントになるだろう。

文 / 松井ムネタツ


ノリノリなダンスのヘビゲーム!?

Conga Master Cruisin

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000004246

まずは、シティコネクションから発売されたアクションゲーム『Conga Master Cruisin』を紹介しよう。

ダンサーを操作し、他のキャラのまわりを踊ることで魅了し、自分の後ろへと並ばせてダンスの列をどんどん伸ばしていく、というゲームだ。プレイヤーキャラの操作方法がちょっと特殊で、Lボタンで左方向、Rボタンで右方向に旋回し、何も操作をしないとそのまま進み続ける。ラジコン感覚の操作なので、慣れないうちは思い通りに踊る(移動する)ことができないもどかしさも本作の特徴だ。

▲キャラのまわりをしばらくウロウロしていると、そのキャラはプレイヤーのダンスに魅了されて後をついてくるようになる

‘70年代後半にパソコン用ゲームプログラムとして『ヘビゲーム』というものがあった。ヘビを操作し、画面にランダムで出現するエサを食べていくというもので、食事するごとにヘビの体が長くなっていく。ヘビは止まることなく移動しており、壁や自分の体にぶつかったらゲームオーバー。どこまで自分の体を長くすることができるか、というようなゲームだった。

▲ステージクリアするとスコア集計があり、横スクロールのアクション画面になる。なぜかUFOが現れ、いっしょにダンスを踊って仲間になったキャラを連れ去ろうとする。ここはダッシュとジャンプで切り抜ける操作となるのだ

本作は『ヘビゲーム』を大幅にアレンジしたような作りで、自分のダンス行列にぶつかるのはオーケーなので、そこは慌てずプレイすることができる。画面下にモーメンタムバーというゲージがあり、これがなくなったらゲームオ―バーになる。連続で列を伸ばしてコンボとなればモーメンタムバーが一定値回復するので、効率よくダンスを続けていくのがハイスコアのコツとなる。

▲自分のダンス行列にぶつかっても大丈夫。まだ仲間になっていないキャラのあいだをうまくすり抜けて、どんどん魅了していこう

遊んでみればわかるのだが、これがなかなか難しい。初回プレイで1面クリアはまず無理だろう。一定数のキャラをダンスの列に加えればクリアとなるのだが、思いのほかモーメンタムバーの減りが速いので、効率よくダンスの列を長くしていく必要がある。

ゲームシステムそのものは、古き良き’70年代の『ヘビゲーム』を大幅にアレンジしたもの。とはいえ、そのアレンジの仕方が大胆というか、まさかダンスフロアでノリノリなゲームになるとは! ゲームのフレーバーとしてはダンスなのだが、リズム感はまったく必要がなく、操作も右回転か左回転かの2ボタン。この簡単操作がリズムを生み、奇妙な感覚に包まれ、気がつけば身体を揺すりながら無心にプレイしちゃう、なんてこともよくある。すごく単純なゲームだけに、ゲームオーバー時の悔しさったらない。すべて自分のせいなので、「次はこうしよう」と対策を立てつつ、ついつい再プレイしてしまう。余計なことはあまり考えず、不思議な感覚に身を任せてシンプルにゲームを遊びたい! という人は、ぜひ本作をプレイしてみよう。


4人同時のわちゃわちゃ感が楽しすぎる!

協撃 カルテットファイターズ

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000007462

続いて、ハッピーミールから発売された8ビットテイストなシューティングゲーム『協撃 カルテットファイターズ』を紹介しよう。

簡単にゲーム説明をしておくと、最大4人で同時プレイが可能なシューティングゲーム。プレイ中、僚機同士で合体することができ、これによって攻撃力がアップする。最大4機全部の合体も可能で、2機よりも3機、3機よりも4機のほうが攻撃力、攻撃範囲などもパワーアップする。合体フォーメーションによって攻撃方法が変わるので、ステージやボスに合わせて最適なフォーメーションを見つけていき、クリアしていくのが楽しさのひとつとなっている。

▲画面の左右に基本的なゲームルールや操作方法が表示される

ゲームルールは2つ。KYOGEKIモードは護衛機+VIP機の構成で挑戦。護衛機は何度やられてもオーケーだが、VIP機が一定ダメージを受けると全員がゲームオーバーとなる。ATTACKモードはシンプルに4機で出撃し、全機の残機がなくなったら終わり。

ゲーム中はつねに4機出撃するのだが、プレイヤー人数が足らないときはコンピューターに操作を任せればオーケー。4人プレイのときはJoy-Conがもう1セット必要になるが、機会があればぜひ4人で遊んでみてほしい。このわちゃわちゃした楽しさは、’80年代のファミコン世代なら家に集まって友だち同士でわいわいと遊んだファミコン感覚であり、いまどき世代なら携帯ゲーム機をアドホックでつなげて一緒に戦ったあの感覚。それが蘇ってくるようだ。実際に仲間とその場に集まってワイワイとゲームを遊ぶのは、当たり前だがやっぱり楽しい。

▲往年の8ビットテイストなグラフィックは、オリジナル作品なのになぜか懐かしさを感じる。スペシャルサウンドコンポーザーとして、国本剛章氏(『スターソルジャー』、『チャレンジャー』など)と上村建也氏(『究極タイガー』、『飛翔鮫』など)が参加、’80~’90年代のシューティングサウンド感がたまらない!

公式サイトでは”賄いプレイ”と称して、独自に縛りプレイルールを設定した4人プレイの遊びかたが記されている。たとえば2チームに分かれての”ATTACKモード チーム戦”や”KYOGEKIモード チーム戦”、ステージクリア時にオーパーツ(ボムアイテム)を多く持っていたプレイヤーが勝利する”オーパーツマニア”、4機とも攻撃力の低いVIP機にして生き残りをかける”みんなお偉いさん”など、こうした独自ルールで遊ぶと、より一層楽しめる。

▲ボスキャラももちろん待ち構えている。合体攻撃で攻撃力を高め、一気に攻め込みたい

筆者はひとりプレイ専用として、自機を護衛機に、残り3機をVIP機(COM)にしてどのくらい進めるかというプレイを考案。これが合体してしまうと意外とスイスイ進めてしまうので、合体禁止にするとかなり緊張感が増す。自機は何度やられてもオーケーだが、やられて復活するまでのあいだにVIP機が攻撃を食らいまくるなんてこともあるので、なかなかの緊張感だ。こちらもぜひ試してみよう。

本作はみんなで遊べばより楽しめる設計になっている。あえてガチガチなルール設定をせず、集まったメンバーのノリで「つぎはこういう縛りプレイをやってみようぜ」という遊びかたがじつに楽しい。みんなで楽しめる場を生みだす装置、といってもいいだろう。こんなユニークなゲームがNintendo Switchでしか遊べない、というのであれば、買うしかないのでは……!?

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