Interview

「毎朝おパンツ替えてます?」強運体質に生まれ変わるためにあなたがすべきこと。『元銀座ホステスが教える 強運!美女になる方法』(藤島佑雪)

「毎朝おパンツ替えてます?」強運体質に生まれ変わるためにあなたがすべきこと。『元銀座ホステスが教える 強運!美女になる方法』(藤島佑雪)

この春、処女作『元銀座ホステスが教える 強運!美女になる方法』を上梓した藤島佑雪の肩書きは、開運アドバイザー&占い師。実際にお会いすると、人生経験豊富な先輩があれこれ世話を焼いてくれているような、そんな親近感を抱かせる素敵な女性だ。

なにしろ彼女は気さくで、終始現実的な物言いをする。本書に記されているのは、だから雲をつかむようなスピリチュアルな話ではなく、私たちの日々の生活に根ざした提案と提言。それは女性として生きる上で最もシンプルにして最も重要な事柄ばかりだ。読めばきっと、あなたもピンと背筋を伸ばしたくなる一冊だ。

取材・文 / 斉藤ユカ

オーラって言葉をみんなよく口にするけど、実は見えていないのか! と。私のほうがビックリ(笑)。

©藤島佑雪/文藝春秋

藤島さんは、ご実家がお寺ということですが、幼少時から占いや霊的な物事に触れていたのですか?

いいえ、まったくです。うちは占いみたいなことを一切否定している家だったんです。心霊写真のお祓いを頼まれたりすると、住職である父が「うちはそういうことをしません」と丁重にお断りさせていただいておりました。誰も霊感もないしね、って。

ご自身にも霊感はない、と?

それが、私にはあるんです。

ご自身の感覚の鋭さを自覚したのはいつ頃ですか?

はっきり自覚したのは、二十歳を過ぎてからです。友達と話している中で「あの人オーラあるよね」って言うので、私も「うん、そうだね、こういう色でこういう形のオーラだよね」って返したんです。そしたら彼女、「えっ?」って目を丸くしたんですよ。その時、オーラって言葉をみんなよく口にするけど、実は見えていないのか! と。私のほうがビックリ(笑)。

どんな風に見えるんですか?

例えば今運気が絶好調の人だと、白く光って見えたりするんですね。あと、どんな色が見えるかで、体の悪い部分がなんとなく分かったりもします。

えーと、なんだか緊張してきました(笑)。

あ、いえいえ、今日は見えないですよ(笑)。私ね、タロットをすると見えるんですよね。例えば今日タロットで占う人がドアから入ってきた瞬間に、おでこ光ってるなとか、急に見えたりします。タロットやるとき限定ですね。やると、ほぼ見えます。

タロットが媒介になるんですか。

そうかもしれません。タロットを勉強し始めた頃、先生に「100人占って来い」と言われて、最初の人を占った時から白く光って見えたので、まぁ、そういうことなんでしょう。

藤島さんは占い師とともに、開運アドバイザーという肩書きを主に使われていますね。そもそものきっかけは何だったんですか?

「GQ JAPAN」のウェブサイトでお悩み相談をやってみませんかと打診されて、書き始めたのがきっかけですね(「藤島佑雪のお悩み相談室」)。その頃は銀座でホステスをやっていましたから、現役ホステスのお悩み相談ということで、胸キュンの初恋のお悩みから、不倫の悩みまで、相談者は男子高校生からおじいちゃんまで、幅広かったんですよ。

本書には藤島さんがホステス時代に培った人生論も散りばめられていますよね。女性として背筋を伸ばして生きようとすれば当たり前のことを、多くの人が当たり前にできないのが問題だと説いているようにも思います。

そうですね。ホステス時代に思ったことですけど、当たり前のことが当たり前にできない人がけっこう多いんですよ。社会人が備えているべき常識を持ち合わせていない子が実際に少なくなかった。いつもダラダラ遅刻する→自分ではお客さん呼んでいない→だけど嫌いな同僚ホステスのお客さんにはつきたくない→もう帰りたい→でもお金は欲しい、みたいなね。

悲しいかな、本当にいるんですよね、そういう人(笑)。

きちんと時間通りに出勤して、文句を言わず呼ばれたテーブルのヘルプに入って、ちゃんと接客していけば必ず成績は上がるんです。それは水商売だけではなく、一般の社会でも同じですよね。

みなさん毎日頑張り過ぎていて、一様に疲れている。
“当たり前のこと”がちゃんとできれば、幸せに生きられるんです。

当たり前の事を当たり前にやっていくこと、それが開運につながるというのが、本書の核ですね。

本当にそうなんですよ。私も元々、時間ギリギリだったり遅刻が多かったタイプなんです。だけど、後に詐欺罪で捕まる人でも、銀座でずっと飲み続けられるような人は、待ち合わせ30分前には着いてるんですよ。相手が例え私みたいなホステスであっても。銀座で長年、飲んでいるような人というのは、常に自分を律しているんだろうなと思います。相手がホステスだから遅刻してもいいやということは絶対にない。そのぐらい“ちゃんと”しているんですよね、後に詐欺罪で捕まるとしても(笑)。

何度も言いますね(笑)。

だって、詐欺師なのに本当にちゃんとしていたから(笑)。同伴の待ち合わせの時間の5分前に行くとすでにいる、次は10分前に行くんだけどやっぱりいる、15分前でもいる、20分前でもいる、そして30分前に行ったときにようやく同着だったんです。そういう方と出会うと、自分もちゃんとしなきゃなって思いますよね。

人としての基本のキですね。

時間とお金の約束を守れば、だいたい平均以上の暮らしはできると私は思っているんです。約束は、だって、約束ですもん。

生来の感受性の強さと、銀座のホステスの経験が結びついて、今の藤島さんの職業が成立しているのかもしれませんね。

そうですね。そもそも私がホステスになったのは、街を歩いていた時にスカウトマンに声をかけられて、面白そうだな、やってみようと思ったからなんです。実際にお店に出るようになって、嫌なことも辛いこともありましたけど、つまらないと思った日は1日もなかった。むちゃくちゃ面白かったんですよ。3ヶ月に1度ぐらいはお客さんが逮捕されたりね(笑)。人と向き合った経験が、確かに今に息づいているなとは思います。

だから藤島さんの言葉には説得力があるんですよね。本書には、今日から実践できることも多いですし、改めて“当たり前のことを当たり前にやる”ということを考えさせられます。

私がなぜこの本を書いたかというと、必要以上に頑張らなくてもいいんだということを伝えたかったからなんです。お悩み相談を受けたり、タロット占いをしていて感じるのは、本当にみなさん毎日頑張り過ぎていて、一様に疲れているってことなんですよね。例えばオリンピックを目指している10代のアスリートが必死に頑張っている姿がテレビで紹介されると、みんなそれを理想的だと思ってしまうけど、それは才能と若さがある人だから可能なことであって、誰もが同じようにできるわけがない。でも、“当たり前のこと”がちゃんとできれば、それなりに幸せに生きられるんです。栄華を極めなくても、すごい人にならなくても毎日なんだか心地いい、すっごく頑張らなくても健やかに楽しく暮らせる、そのぐらいでいいじゃないですか。この本はだから、実はそういったささやかな提案の本なんですよ。

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

開運アドバイザー&占い師。銀座のクラブホステスを経て、『GQ JAPAN』WEBサイトにて2011年から2017年まで「藤島佑雪のお悩み相談室」を連載。現在はWEBサイト『食ベログマガジン』で「出世ごはん」、『VOGUE JAPAN』WEBサイトにて、「元ホステス・藤島佑雪が教える開運↑美女になる方法」、『an・an』WEBにてお悩み相談「クラブ佑雪」を連載中。

Twitter@ginzanoyousetsu

書籍情報

『元銀座ホステスが教える 強運!美女になる方法』

藤島佑雪(著)
文藝春秋

開運への道は、美女になる道――。おでこを磨いて、“強運体質”に生まれ変わる!おでこ(第3の目エリア)のケアで、金運はアップする。ヘアスタイルで“性の気”をコントロールする。「願えば叶う」ではなく、「願いは口にすれば叶う」法則。邪気を祓って、“静寂の気”を生むお掃除術。恋愛、仕事、お金……すべての運を引き寄せる、目からウロコの開運コラム。幸せへのパスポートがここに。