黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 34

Column

『メガドライブミニ(仮称)』で出たらうれしいソフト 3+1選

『メガドライブミニ(仮称)』で出たらうれしいソフト 3+1選

2018年4月14日、15日の2日間、東京・ベルサール秋葉原で開催された「セガフェス2018」。昨年の「セガフェス2017」の好評を受けて、地下1階のフロアから2階までの3フロアを使って展開されました。

提供 / Appliv Games

その中で、セガゲームスの里見治紀(さとみはるき)CEOからサプライズとして発表されたのが、発売から30周年を迎える『メガドライブミニ(仮称)』でした。2018年の発売日、価格、収録タイトルは未定ですが、多くのセガファン待望の復刻商品がついに発売されます。今回は、『メガドライブミニ(仮称)』でリリースされたら嬉しい、リメイクされたらいいなと思う『メガドライブ』の名作ソフトをご紹介してみたいと思います。

では、どうぞ!


移植を宿命づけられたアーケード作品『大魔界村』

1988年10月29日に発売されたセガ・エンタープライゼス(現:セガゲームス)の新ハード『メガドライブ』。
テレビコマーシャルにはいとうせいこう氏が起用され、「最近、ゲームがつまらない。それはハードに限界があったからだ!」という挑戦的メッセージと共に、「ビジュアルショック!スピードショック!サウンドショック!時代が求めた16bit」というキャッチフレーズで一躍注目を集めます。

提供 / 桑野範久

今振り返ると「16bit」かぁーーーと感慨深いものがありますが、あの頃は確かに衝撃的でした。その『メガドライブ』に与えられたミッションは、セガが得意とする「アーケードゲームを家庭用に完全移植をする事」でした。そのため、数多くのアーケード移植作品が作られました。

1989年に発売された『大魔界村』。

元はカプコンのアーケード作品ですが、『メガドライブ』版はセガからリリースされました。高難易度と美麗なグラフィックを完全移植した「大魔界村」は、一気に『メガドライブ』の販売台数を押し上げます。
この現象は『ファミコン』で『ゼビウス』が発売された時くらいのインパクトで、『大魔界村』が家庭で遊び尽くせるという事から本体とセットで購入するユーザーが後を絶ちませんでした。

・・・というのも、アーケードでリリースされたのが1988年12月ですから、まだ導入から9カ月ほどしか経過していないにも関わらず、最新のアーケードゲームを忠実に家庭用機の『メガドライブ』に移植した事で、ユーザーから高い支持を受けるのは当然でした。サウンドも『メガドライブ』に搭載されているFM音源の特性を生かして、アーケード版と遜色のない再現度を実現しています。

親指が痛くなるまで、プレイし尽くしたユーザーも多いと思われます。ぜひ『メガドライブミニ(仮称)』のリメイク・ソフトに入っていて欲しい一本です。

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