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【高畑充希×草刈正雄インタビュー】高畑のSっぷりがクセになる? SPドラマ『68歳の新入社員』の見どころ

【高畑充希×草刈正雄インタビュー】高畑のSっぷりがクセになる? SPドラマ『68歳の新入社員』の見どころ

高畑充希と草刈正雄がダブル主演するスペシャルドラマ『68歳の新入社員』が、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで6月18日(月)に放送される。舞台は昔ながらの伝統の味で親しまれてきた老舗和菓子会社・羊堂本舗。他社からヘッドハンティングで新規事業の主任に抜擢されたOLの工藤繭子と一度同社を定年退職したものの社長の声掛けで再び新入社員として入社することになった68歳の仁井本和夫が、さまざまなハードルを乗り越えてお互いの世界を認め合い、最大の友人・最強のパートナーに変わっていく姿を描く。

社内からのプレッシャーに日々さいなまれている工藤繭子役を高畑充希、繭子の下で働くことになった仁井本和夫を草刈正雄が演じるほか、工藤が心を許す恋人・諒役にジャニーズWESTの小瀧 望、和夫の手綱を握っているしっかり者の妻・文子役を原田美枝子らが脇を固める。

価値観・年齢・性別・立場の違い以外にも埋まらない世代間ギャップをもつ二人。奇しくも、設定と同じ同世代にあたる高畑と草刈に“シニア世代が新入社員だったら--。”という本作にどのように向き合ったのか話を聞いた。

文 / 平山正子

高畑が草刈にタメ口!?「クセになりそうです。もっともっと叱って!」(草刈)

おふたりとも、同年代の役を演じられています。演じるうえで共感する部分はありましたか?

高畑 現代の女性はバリバリ働いていますよね。もうちょっと出来る気がして頑張っちゃって、後でドッと身体を壊したり、“頑張れちゃう自分”をどうしようと思いながらも、ギリギリまで頑張ってしまうところは共感します。

草刈 僕もリタイアする年代ですが、仁井本の“もう一度社会に入って、若い人がいっぱいいる中で頑張ってみたい気持ち”は共感します。若い人からお年寄りまで、共感できる。こういうドラマは珍しいと思います。

出演されていかがでしたか?

草刈 こんな爺さんのような役をやるように歳になったんだなと(笑)。素敵な脚本でいい雰囲気で撮影できました。

高畑 私は、草刈さんにすごい偉そうにふるまう役で最初はどうしようかと…。草刈さんにタメ口なんですが、そんな機会は普段ではないので楽しんで演じました(笑)。

高畑さんは楽しく演じられたとのことですが、草刈さんは若い女性からのタメ口いかがですか?

草刈 クセになりそうです。もっともっと叱って(大笑)。本当にそんなことが気にならないほど、居心地がいい現場だったんです。

いい空気の現場だったことがお話だけでも伝わってきます。では、もしおふたりが「同じ立場になったら」を想像できますか?

高畑 あそこまでキツく振る舞うことはちょっと出来ないです。最初は探りながらですが、普通に仲良くなりたいです。

草刈 僕は、家でも娘に指導されているので、歳はあまり関係ないかな。歳のわりに素直に聞くタイプなんです(笑)。

繭子が徐々に仁井本に心を開いてゆく姿が描かれていますが、仁井本の魅力はどこだと思いますか?

高畑 仁井本さんなのか草刈さんの魅力なのか分かりませんが、フラットで相手の心を無理にこじ開けない。相手から心を開く、そんな暖かさがあって、高圧的ではなく、同じ目線で対等に接してくれるんです。

草刈 僕もですが、仁井本は人間が好きなのかもしれません。繭子になりきっている高畑さんも、素直に僕の中に入ってくる素敵な女性なので演じていて楽しかったです。

オフィスのシーン以外に、プライベートの部分も描かれていますね。

高畑 萌子にとって唯一の弱い部分が「諒」とのシーンです。会社と諒と一緒にいるシーンでは繭子というキャラクターが違います。諒は、あまりに優しく憎めない人なんです。

草刈 諒は癒し系だけれどキャラがはっきりしています。原田さん演じる妻・文子のシーンにも個人的に注目してほしいです。

初共演だけど、出会いは10年前。「その時間が“ずっと続けば”と思うことがあった」(高畑)

初共演と伺いましたが、お互いの印象をおしえてください。

高畑 実は、10年前に娘さん(編注:草刈の次女・草刈麻有)と共演(テレビドラマ『3年B組金八先生 第8シリーズ』)して、お家に遊びに行った時に初めてお会いしました。「お邪魔しています」と挨拶をした程度でしたが、“素敵な俳優さん”というのと“友達のパパ”という印象でした。今回の共演は、嬉しいですし、その時のご縁を感じています。

草刈 その時のことは覚えていませんが、「真田(NHK大河ドラマ『真田丸』)」の時に、朝ドラ(連続テレビ小説『とと姉ちゃん』)が隣のスタジオで撮影していたので、すれ違ったりしていました。なので、共演が楽しみでしたし、今回の役にぴったりだと思っています。

では、初共演のエピソードなどありますか?

高畑 ふたりだけで話すシーンが多く、楽しんで演じることができました。全部受け止めてくださって、セリフも素敵なんです。カウンセリングを受けているみたいで、ドラマを撮っている感覚ではなく、その時間が「ずっと続けば」と思うことがありました。そういう感覚は、経験したくてもできることではないと思います。草刈さんは、毎日が全部かっこいい。スーツ姿が素敵です。

草刈 (照れ笑いをした後に)彼女は、感受性が強くて、いつもドキドキワクワクしています。

高畑 単発(2時間ドラマ)の現場ではないんですが、打ち上げをやりたいって言っています。これが誰かに伝わらないかな(笑)。

お話を伺っていると、おふたりの空気感が似ている気がします。

高畑 会話をしている時に、ついニヤっとしてしまうタイミングが一緒だったりします。その時に、タイミングが合ったことに、またニヤニヤしちゃいます。

草刈 居心地がいいんですよね。

仁井本は、定年後の第2の人生を迎えます。第2の人生を考えるなら、どのような人生になりそうですか?

草刈 考えたことがないなぁ。体がいうことをきくまでは働いていたいと思います。

高畑 おいしいものに係る仕事をしたいです。父譲りの「明日死ぬかもしれない」と言われたら「とりあえずおいしいものを食べる」という性格で。いま26歳。深夜のケーキを止めているんですが、気にしない仕事をしたいです(笑)。

『ドラマスペシャル 68歳の新入社員』※オリジナル

放送日:6月18日(月)
脚本:岡田惠和
プロデューサー:萩原崇(カンテレ)、水野綾子(共同テレビ)
アソシエイト・プロデューサー:栗原美和子(共同テレビ)
演出:河野圭太(共同テレビ)
制作:カンテレ
制作著作:共同テレビ

【STORY】
昔ながらの味と信頼で親しまれ、そこそこの人気を保っている和菓子会社の羊堂本舗。最近、新たな客層をつかむため、新規事業開発に乗り出すことに。そのリーダーを務めるのが28歳の工藤繭子(高畑)。他社からヘッドハンティングされてきた彼女だが、新規事業開発の難しさに悪戦苦闘し、社内のプレッシャーにもさいなまれていた。
そんなある日、突然、新たに入社した仁井本和夫(草刈)が工藤の部下として配属されてきた。工藤は仁井本が自分より40歳も年上だと知り、あ然として、怒りすら覚えてしまう。「過去を自慢しながら仕事をするのか?それともまっさらな新入社員として新たな仕事をするのか?」と突きつけ、指導役を引き受けるが、スマホを持たず、タブレットも知らない仁井本に、途方に暮れる。
“新入社員”の仁井本は、長年の羊堂本舗での勤務を終えた後の引退生活に飽きてきたところだった。企業戦士時代の仕事への情熱が再燃していたタイミングでの再入社に、意欲がかき立てられていた。新たな部署での上司が40歳年下であることには苦笑するが、久々に仕事が出来るとあって、非常に前向き。
そんな驚きの出会いから始まった2人の関係に、徐々に変化が表れていく。繭子は、結果を求められる仕事のプレッシャーにさいなまれ、追い詰められていく。さらに、会社人生の終わりを覚悟するほどのとんでもないトラブルを起こしてしまう。落ち込む繭子に、社会人の、そして人生の大先輩である部下の仁井本がかけた言葉とは?
価値観も世代も性別も立場も違う2人は、たび重なるハードルを乗り越えてお互いを認め合うことが出来るのか? そして働くことの価値をどう考え、ビジネスで光明を見つけ出すことは出来るのか!?

オフィシャルサイト
https://www.ktv.jp/68/