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『Bravo Team』PlayStationVRのシューティングゲーム、パートナーと戦場を乗り切れ

『Bravo Team』PlayStationVRのシューティングゲーム、パートナーと戦場を乗り切れ

PlayStation®VR専用タイトルとして発売された『Bravo Team』は、戦場のリアルな臨場感が味わえるFPS(一人称視点シューティング)です。PlayStation®Move モーションコントローラー(2本必要)やワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK®4)でも遊べますが、PlayStation®VRシューティングコントローラーにも対応しており、より臨場感の増したプレイが可能です。ストーリーモードではフレンドやCPUをパートナーに協力プレイ。フレンドとはボイスチャットでコミュニケーションを取ることもできます。この記事では、物語にグッと引き込まれるプロローグから、基本的な戦いについて紹介していきましょう。

文 / 内藤ハサミ


大統領暗殺の現場で結成された“Bravo Team” 

物語は、“モルデオ”という架空の国の大統領を護送しているシーンから始まります。“スケアクロウ”というコードネームで呼ばれるプレイヤーは、“アルファチーム”という大統領の護衛部隊に所属し護送の任務に就いています。公務が終わり、ほっと一息ついた大統領。緊張感に包まれていた車中に、つかの間の和やかな空気が……。

▲この女性が、モルデオのトーマ大統領

オペレーターの“グリンダ”が状況を伝え、少し和むアルファチームと大統領……。我々アルファチーム個人のコードネームは、それぞれ“ティンマン”、“スケアクロウ”、“ライオン”と、『オズの魔法使い』から取られたもの。それをネタにしたグリンダのトークに口元が緩みます。

▲大統領の家族からプライベートの電話。嫌な予感MAX

▲次の瞬間、電話の向こうの大統領の家族にトラブルが発生したようです。さらに、大統領とアルファチームが乗っている護送車も襲われてしまいました!

爆発の衝撃で視界がぼやけて良く見えないですが、大統領が車外に引きずり出されているようです。気丈に抵抗する大統領の声が響き、遠ざかり、のちに銃声……。なんと、大統領が暗殺されてしまいました……。

▲やっとのことで、状況から脱出。しかし、衛生兵を呼んだリーダー格の仲間も何者かに撃たれてしまいます。いったい、何が起きているのでしょう

▲押し寄せる敵を華麗に倒し、生き残るしかない

軍は、我々の味方ではなかったのでしょうか……? 真相は見えませんが、少なくとも今、この辺りには自分たちの敵しかいないらしい、と気づきます。オペレーターのグリンダのナビを頼りに、まずはここから生きて脱出するため戦うことになりました。ブラボーチームの誕生です。大統領暗殺事件に巻き込まれたうえ、いきなり孤立無援となってしまったブラボーチームの運命やいかに……。

厳しい状況を潜り抜けるために

設定では、性別、男女各3種類用意されている顔タイプから選択。その他パートナーの設定、難易度も“イージー”、“ノーマル”、“ハード”の3段階から選ぶことができます。オプションで利き手と字幕のオンオフ設定、動作の選択を“銃の向き”、“視線の向き”のどちらで行うかの細かい設定もできますので、ぜひ自分のプレイしやすい環境にカスタムしておきましょう

さて、衝撃的なプロローグのあと、アサルトライフルを頼りにサバイブしていかなくてはならなくなった“スケアクロウ”ことプレイヤー。ここでは、本作の戦いかたの特徴を紹介します。ゲームの進行自体は実にシンプル。常に建物や衝立、車などの陰に隠れながら敵を倒し、“移動ボタン”を使ってマップを前進、そして目的のポイントまでたどり着くという流れです。移動できる地点には盾のマークが表示されるので、戦況に合わせて位置を変えていきましょう。

▲ゲームを立ち上げた時点では、キャラクター、プレイ環境のカスタマイズとオプションのみ設定可能

▲白枠の盾マークは、障害物に隠れられるポジション

盾マークに銃を向けるか視線を移して(これは設定でどちらか好みの方法に変えられます)移動ボタンを押すと、その場所に向かって動きます。移動中も敵からの攻撃を受けてしまうので、タイミングに注意。

▲冒頭でも述べたとおり、本作はパートナーと協力してステージを攻略していくことになります。今回の記事ではCPUパートナーを選択

“オンラインパートナー”はランダムに選ばれた他のプレイヤー、“フレンドパートナー”は自分のフレンドのこと。生身の人間とボイスチャットでコミュニケーションを取りながら進む面白さが味わえるでしょう。ちなみに、ボイスチャットをするのに専用のヘッドセットは不要。PlayStation®VRにはマイクが内蔵されているので、そこから音声を拾うことができるのです。相手の声は、イヤホンを着けていればそこから、着けていなければテレビの音声から出力されます。

▲ダウンすると、駆け足で救出してくれるCPUパートナーの“ティンマン”。至近距離に敵がいても、飛び込んできてくれます。まったく、無茶してくれるぜ……!(とても嬉しい)

CPUパートナーにも、スティック操作で「ついて来い」、「移動しろ」などのハンドジェスチャーを使い指示を出すことができます。CPUパートナーの“ティンマン”はよく喋ってくれますし、プレイヤーの“スケアクロウ”がダウンしたときには走って駆けつけ治療してくれるナイスガイ。敵から隠れているときにも大きい声で話しかけてくるのが玉に瑕ですが、パートナーの声が大きかったからといって敵に見つかることはないのでご安心を。フレンドやオンラインでマッチングした人とのマルチプレイはこのゲームの大きな楽しみのひとつですが、一度はシングルプレイを選択して、横顔が精悍で頼りになる彼にぜひ会ってみてください。

▲アサルトライフルで迫りくる敵を倒します。リアルでスコープを覗く動きをすると、おおっ、画面内でも本当にスコープが目の前に来て、ターゲットすることができます。これぞ、VRの醍醐味!

▲そしてショット!

アサルトライフルで速やかなキルを目指すのであれば、やはりヘッドショットを狙っていきたいですね。ステージが進みショットガンを手に入れれば、少しエイムが甘くてもドッカンドッカンと撃ちまくる荒くれプレイが楽しめます。タイプの違う武器を使いこなすことができると、デキる兵士になった気分! このほかにスナイパーライフルで長距離狙撃もできますので、状況に応じて武器を使い分け、戦場で輝いてください。

パートナーと突き進む、ストイックなFPS

チュンチュンと頭上を掠める銃弾をかがんで避けたり、隠れたドラム缶の裏から左右に顔を出して前方を確認したり。これを自分の頭の動きで行えるというのは、まさにVRならでは。また、あたりを見回し、前方からだけでなく360度どこから襲ってくるかわからない敵を警戒する面白さもあり、戦場のリアリティと臨場感はたっぷり堪能できます。自由に戦場を動き回るタイプのFPSではありませんので、こうした狙撃のアクションに没頭できる環境は、このゲームの強い個性なのですが、前方だけでなく、あらゆる方向を意識した位置取りを考えることで、移動と狙撃のリズムに戦略の要素が加わり、さらなるアクセントが生まれているのです。

▲いきなり物陰から現れる敵兵。撃たれる前に撃て!

数時間プレイしてふと気がついたのですが、VR酔いが非常に少ないです。筆者は結構VR酔いが激しいほうなのですが、今作についてはほとんど酔いを感じずにプレイすることができています。酔いが心配だけれどFPSを遊んでみたい方のPlayStation®VR入門ソフトとしても、『Bravo Team』はおすすめできる一作ではないでしょうか。

▲通常のプレイでは物足りない、腕に覚えのある屈強な戦士の皆さんは、ぜひこちらの“ハイスコアモード”をおすすめします。ヘッドショットでのキル、効率の良い敵の倒しかたなどがスコアアップ率に関わってきますので、ストイックなやり込みプレイにチャレンジしてみては?

VRヘッドセットを用いて、感覚的な動きを楽しめます。テクニカルなプレイも駆使できるようになり、VRのゲームとして十二分に楽しめます。ストーリーもそれなりに複雑で、ただ撃ちまくるゲームではない内容を備えています。ネタバレで詳しくは書けませんが、ビックリさせられる展開も期待していいと思います。 

フォトギャラリー

■タイトル:Bravo Team
■メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
■対応ハード:PlayStation®4 ※PlayStation®VR必須
■ジャンル:シューティング
■発売日:発売中(2018年4月26日)
■価格:パッケージ通常版/ダウンロード版 各4,900円+税、PlayStation®VR シューティングコントローラー同梱版 8,900円+税


『Bravo Team』オフィシャルサイト
https://www.jp.playstation.com/games/bravo-team-ps4/

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