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『Nintendo Labo』実践調査(2) プログラミングをゲーム感覚で学んでみた

『Nintendo Labo』実践調査(2) プログラミングをゲーム感覚で学んでみた

ダンボールとNintendo Switchを使って仕組みを作り、いろいろな遊びを産み出せる『Nintendo Labo』。前回の記事では、『Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit』(以下、『Variety Kit』)の“Joy-Conケース”、“リモコンカー”、“つり”の3つを説明動画を参考に家族で組み立てて遊び、面白いものを自分で作り出すことの喜びを味わうことができました。今回は、作った“Toy-Con”の仕組みが動画付きでわかりやすく説明されている“わかる”のコーナーを紹介します。さらに、難しい文字列を書かずともオブジェクトを配置するなどして視覚的に“ビジュアルプログラミング”が楽しめる、“ヒミツの発明室”こと“Toy-Conガレージ”を紹介していきます。

2020年から小学校では、論理的思考力を育てるためのプログラミング教育が行われるということもあり、巷でもプログラミングへの関心が高まっている昨今。街の子供向けプログラミング教室も大盛況だそうです。しかし筆者も含め、今までプログラムに触れたことのない人たちからすると、具体的にはどういうものなのか全く見えてこない分野でもあります。実は筆者、学生時代に“C言語”というプログラミング言語を学ぼうと、市販の教科書を買ってみたことがあるのですが……3ページほど読んで頭がショートしてしまい、その本を二度と開くことはなかったというトホホな思い出があるんですよね……。ですから、いざ学んでみようと思い立っても、まるで知識のない状態からだと始めるまでのハードルが高い分野であると、身をもって知っているのです。しかし『Nintendo Labo』では、ゲームを遊ぶ感覚でプログラミングの概念を学べてしまうというのですから、すごいことだと思いませんか? というか、にわかには信じがたいくらいです。ということで実際に、プログラミング初体験の筆者が『Nintendo Labo』を使ってどこまでできるか、体当たりで作品を作ってみましたので、ぜひ最後までおつきあいくださると嬉しいです。

文 / 内藤ハサミ


作ったToy-Con(トイコン)の仕組みが“わかる”

説明動画の導きのままに、せっせと“Toy-Con”を組み立てて楽しく遊び、「いやー、本当によくできているなあ!」と感心したものの、これらがどうやって動いているのか、実はボンヤリとしかわからない……そんなことに気づいてしまったあなた! どうぞ、この“わかる”のコーナーを開いてみてください。今まで作ってきた“Toy-Con(トイコン)”の仕組みが丸わかりなうえ、さらに発展させた遊びかたの提案もしてくれるのです。

▲キットを作って終わるだけではありません

▲ヒッ……見られていたっ!(“どくまむしぐんそう”は筆者のユーザー名です……その、強そうな名前にしたくて……)

▲“Toy-Con発明室”のメンバーは、左から室長の“ツクルト・インジャネッカー”、遊びを創りだすのが得意な“アソン・デ・バッカー”、デキるプログラマー“マナンジャ・エバ”の3人。彼らと一緒に、楽しく“Toy-Con”について学んでいきましょう

▲ここでは、今までに作って遊んだことのある“Toy-Con”について、知ることができます

▲3人の得意分野を活かした説明とアドバイス。提案された遊びかたを参考にして、さらに別のアイデアをひらめくことができるかも?

▲“IRカメラ”の機能説明

ここでアソンが提案してくれたのは、食器棚のなかにリモコンカーを置いて扉を閉め、IRカメラが映し出す画像を頼りに探索するという遊びかた。これはすぐにでもチャレンジできそう。思い立ったら、意欲が落ちないうちにすぐトライ。これは重要なことです。

▲さらに、“IRカメラ”を使用した“自動走行モード”の仕組みと使いかたについても説明

徐々にステップアップしていく内容なのでしっかり理解が追いつきますし、わからないところがあれば画面をスワイプしてすぐに戻ることができます。

▲“おうち”の3つのブロックを認識する仕組みについても、実際にブロックを差し込むところを説明の画面と連動させることで、視覚的に理解ができるのです

“Toy-Con”を組み立てて遊び、「これって、どういう仕組みで動いているんだろう?」という疑問が出てきたとき、ちゃんとそれを説明するコンテンツが用意されているんですね。決してユーザーに無理強いをせず、短い動画をリズムよく配置し、興味を引く内容に仕上げてあります。そしてこの“わかる”は、次にご紹介する“Toy-Conガレージ”を使いこなすための、大きなヒントとなるのです。 

“Toy-Conガレージ”でプログラムの概念を知る

「なんと“ニンテンドーラボ”では、プログラミングができるらしい」ということが発売まえから発表されており、「遊びながらプログラムの基本が覚えられちゃうってわけか、楽しみだなぁ」と期待に胸を膨らませていた筆者。プログラミングが何なのかもよく理解していないうえ、緻密な計算などが苦手な超・感覚派なのに……いや、だからこそそういうものに人一倍の憧れを抱いているのかもしれません。娘と一緒に楽しく学習できたら、これほど良いことはないのですが、まずは娘と楽しむまえに、カーチャンがやってみよう! と奮起した筆者。鼻息も荒く、遊びが発明できるという“Toy-Conガレージ”にインしてみました。

▲引き続き、“Toy-Con発明室”のメンバーと一緒に頑張っていきましょう

▲“難しい”と言われると早速及び腰に。ツクルト室長は無理強いをしないのです。素敵な方!

▲でも、それでは始まらないのでやっぱりやります! やる気、あります!

▲操作は簡単? 左の四角から右の四角につなぐだけ? どういうことなのでしょう

▲こちらをご覧ください。この青い印の付いた四角が“入力ノード”、赤い印の付いた四角が“出力ノード”です。命令を入力した四角のことを“ノード”と呼びます

左上の“タッチ”と書かれた場所に触ると、“Joy-Con(L)”が振動。そして、左下の“タッチ”を触ると、ピアノの音階“ラ”が鳴ります。“入力(タッチ)”と“出力(振動)”という命令をつなぎ合わせれば、“タッチ”と書かれた四角に触れると、“Joy-Con(L)”が振動するという仕組みができてしまうということです。操作は、画面下部の白い四角から使いたいノードを選択して画面内に配置し、それを指でスワイプして繋げるだけ。このような簡単なものなら、慣れれば10秒くらいで作れてしまいます。そして、こういった仕組みを複数使用したり、条件を増やしたりすることで、複雑な仕組みも作ることができる……。これらがなんと、“プログラミング”というものなのですよ。ババーン! めちゃくちゃエラそうですが、筆者もそれを今さっき知ったところです。とにかく、基本の“キ”がわかったところで、さっそく何か作ってみましょう。いやー、腕が鳴りますねっ! 

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