Interview

玉置成実&石井美絵子が、乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の魅力、“溢れる愛”を語りつくす

玉置成実&石井美絵子が、乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の魅力、“溢れる愛”を語りつくす

今なお、世界的な人気を誇っている「美少女戦士セーラームーン」。このたび、1991年から月刊誌『なかよし』(講談社刊)にて連載を開始した、武内直子先生の少女漫画「美少女戦士セーラームーン」の“25周年プロジェクト”のひとつとして、乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が発表された。乃木坂46から選抜されたメンバーが「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれてセーラー5戦士を演じる。
エンタメステーションでは、セーラー5戦士たちの活躍に欠かせない存在である、クイン・ベリル役の玉置成実とタキシード仮面/地場 衛役の石井美絵子にインタビュー! 愛らしく温かい人柄が溢れ出ている2人の“セーラームーン愛”“作品への愛”“究極の愛”……様々な“愛”を聞いた。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 冨田望

クイン・ベリルは、とても女性らしい人。彼女の正義を貫きたい

まずは「美少女戦士セーラームーン」との出会いからお聞かせください。

玉置成実 私は幼稚園の頃に、放送されていたアニメを観たことが最初です。当時の自分にとって憧れの女の子でしたね。いろいろなオモチャも持っていたんですよ。ボタンを押すと変身のときの曲が流れるヘッドセットがあったので、毎日それをつけて歌っていました。

玉置成実

石井美絵子 そのオモチャ、初めて知りました! 楽しそう! 私は幼稚園児の頃に親が買ってくれた漫画を読んでいました。当時はまだわからないところもあったと思うのですが、夢中でしたね。アニメも大好きでしたし、セーラームーンのイラストをたくさん描いていた覚えがあります。カタカナが書けない頃だったので「セラームーン」って間違った名前を書いて、兄にからかわれたりしていました。

玉置 カワイイ(笑)。

石井美絵子

ちなみにセーラームーンごっこ遊びですと、何役になっていました?

石井 私はセーラーサターンがすごく好きだったんですけど、背が高かったので自動的にセーラージュピター役になっていました。

玉置 うらやましい! 私、セーラージュピターがすごく好きだったんですよ。カッコよくて、でも乙女なところもあって。

石井 ギャップ萌えですか?

玉置 そうそう(笑)。でも私は背がちっちゃいから、セーラージュピターやれなかった~!

石井 私は逆に、背が小さい子がうらやましかったです! ないものねだりしちゃいますね(笑)。

小さい頃から親しみのある作品に参加されるのは、また格別の想いがあると思うのですが、実際に出演が決まったときのお気持ちは?

玉置 クイン・ベリルは、すごく印象に残っているキャラクターだったんです。アニメの最初のほう、宝石店で騒ぎになっているシーンを今でも思い出せるくらいですし。ダーク・キングダムのトップなので「こわいな~!」と当時は思っていたんですけど、大人になって彼女のことを見てみると、とても女性らしい人だなと思いましたし、そういう部分を表現できるのは嬉しいなと思います。あと、セーラー戦士をできる年齢ではなくなったんだなと(笑)。

石井 いやいやいや!

玉置 「と、通り過ぎていった~!?」って(笑)。でも、私は悪役を演じさせていただくことが好きなんです。悪役といっても人間らしくて、そこにもドラマがあるので。やるからにはクイン・ベリルとしての正義を貫いてしっかり演じたいなと思います。

石井さんは去年まで上演されていたシリーズで、セーラープルートを4年間務められていました。ファンの方々も驚かれたと思います。

石井 情報解禁の日はもうドキドキでした。今だからこそ言えることですけど、ボコボコにされちゃうだろうなと思っていたんですよ。

玉置 えー!

石井 シリーズを卒業したのが去年だったので間もなかったですし、4年間セーラープルートを演じていた人が次にタキシード仮面を演じるというのはとても繊細なことだと思うので、覚悟が要りましたね。でも情報解禁になったとき、Twitterに最初にコメントをくださった方が「ビックリしました。おめでとうございます」と書いてくださったんです。それにすごく驚きました。「おめでとう」という言葉は、自分の中では想像していなかったので……。コメントをいただいて初めてそのことに気がついたというか、祝福の反応をいただけたことに感動しましたね。みんな、なんて温かくて優しくて、広い心を持っているんだろうと。

4年間素晴らしいセーラープルートを演じてこられた方だったからこその反応かと思います。

石井 私は単純にオタクですし、セーラームーンファンのひとりでもあるので、見てくださってきた方々の気持ちもわかるところがあって……でもホッとしました、本当に。

お2人は今回が初共演となりますが、「お相手の素敵だと思ったところ」や「役に合っているなと思うところ」はありますか?

玉置 実は本人にもお伝えしたんですけど、伏し目が最高にカッコイイんですよ!

石井 (笑)

玉置 背が高くてスラッとされているから、うさぎちゃんたちに対して自然と伏し目がちになっていて……それがね、もう、エロイ!

石井 エロイ!(笑)

玉置 もちろん良い意味のね! 自然にセクシーさが出ていて、女の子たち絶対好きになると思う。姿を見てもお話していても、まもちゃん(※地場 衛の愛称)ですよ! 私、実は(石井さんが)セーラープルート役のときのミュージカルも観ているんですけど。

石井 ええー!? 今、初めて知りました! 汗すごい出てきた……。

玉置 本当に素晴らしいセーラープルートでした。でも今回共演していて、私からはもうエンディミオンにしか見えない。

石井 ありがたい……。

クイン・ベリルとしても、愛する相手がカッコいいのは嬉しいですね。

玉置 そうですね。私、女性だけのカンパニーは初めてで、いつも男性が相手役だったのでどうなるんだろう?と思っていたところがあるんですけど、素敵なので何の心配もなくスッと愛せます。男性にも見習っていただきたいカッコよさです。

石井 ハードル上がります。明日からの稽古、ブルブル震えてしまいそう。

(笑)。石井さんから見た玉置さんは?

石井 今日、初めて明かすことなんですけど……私、成実さんのCDを何枚も持っているんです。

玉置 えっー、そうなの!? 早く言ってよー! どうしよう、恥ずかしい!

石井 恥ずかしいのは私のほうですよ(笑)。デビュー曲の「Believe」から好きで、学生時代ずっと聴いてきましたし、カラオケでもたくさん歌わせていただいていました。

玉置 嬉しいー! 今度、歌って!

石井 ご本人の前ではムリですー!(笑)歌も踊りもパフォーマンスもすべてが素晴らしい方だったので、キャストを見たときに嬉しすぎて固まってしまいました。成実さんのクイン・ベリルに、エンディミオンとしてご一緒できるなんて……。人生何が起こるかわからないなと本当に思いました。セーラープルートのときも、タキシード仮面役をいただいたときも思いましたけど、本当にこういう出会いってあるんだなって。

玉置 本当に嬉しい。私は基本的に「私のことなんて誰も知らないだろう」ってスタンスで入るから。

石井 何をおっしゃって……みんな知っていますよ!

玉置 アニメの曲が多いし、女の子はなおさら知らないだろうなって。だから嬉しいです!

石井 でも、可愛らしくて元気なイメージがすごくあったので、クイン・ベリル役には驚きました。

玉置 まだまだ、模索中です。

石井 いやいや、本読みのときからすごかったです。セーラー5戦士たちに立ちはだかるには、これくらいのパワーが必要だよなって思いました。

おっしゃるとおり、クイン・ベリルはセーラームーンたちに立ちはだかる立場ですが、玉置さんは彼女のどういった面を強く感じますか?

玉置 私は、クイン・ベリルのことをとっても純粋だと思っているんです。純粋だからこそ弱い部分に付け込まれて、闇に落ちてしまったんだろうと。一途に一人の男性を思い続けられるって、それほどに強く人を愛せる人ってことですよね。配下とする四天王に対しての優しさもあると私は思うので、そこをうまく表せたらいいなと思っています。好かれる、とまでは言わないですけど、「こっちの気持ちもわかる!」と思っていただけるようにつくりたいし、悪の部分だけではない女性だと思っているので、うまくお伝えできればなと思います。

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