Interview

アニメ映画版「ゴジラ」圧倒的すぎる主題歌の正体 20歳のシンガーXAI、BOOM BOOM SATELLITES・中野雅之と作り上げた渾身の楽曲を語る

アニメ映画版「ゴジラ」圧倒的すぎる主題歌の正体 20歳のシンガーXAI、BOOM BOOM SATELLITES・中野雅之と作り上げた渾身の楽曲を語る

ゴジラに破壊されゆく地球を脱出し、ハルオたちが宇宙を彷徨った後に戻った地球では二万年の時が経過していた。そんな地球をゴジラから取り戻すべく戦う人類の姿を描く、アニメーション映画『GODZILLA』。シリーズ三部作で描かれる物語の第二章となる『GODZILLA 決戦機動増殖都市』が公開された。ここでは第一章に続き主題歌「THE SKY FALLS」を歌う新人アーティスト、XAI(サイ)を直撃する。

取材・文 / えびさわなち 撮影 / 山本哲也


自分の心を何よりも動かしてくれる存在が音楽だった

XAIさんが音楽を始めるきっかけになったのはどんなことでしょうか。

XAI わたし自身ずっと音楽は好きだったのですが、私に限らず、中学・高校と若い、青い時代を生きていくなかで、誰しもサバイブしていく場面があると思うんです。そういうときに音楽が力になってくれる、救われる瞬間というのが本当にたくさんあって。音楽を聴くこともそうですけど、歌っているときも、自分自身が救われる瞬間がたくさんあったんです。それで、自分が生きていくうえでもそうだし、自分が歌うことで誰かの力になれるんだったらずっと歌っていきたいと。そこに、自分が生まれてきた意味を持てたら、と思ったことがきっかけですね。

気がついたときにはもう音楽はそばにあった、ということですね。

XAI そうですね。

ティーンエイジャーっていろんなことに興味が湧く時代ですよね。それでもブレることなく音楽を志し続けられたのはどうしてだと思いますか?

XAI わたしは映画も好きですし、読書やアニメも好きなんですけど、中でも音楽というのは言葉で説明するのも難しいくらいに感覚的なものとして、自分の心を何よりも動かしてくれるような存在だったんです。それがいちばんの要因なのかなと思います。

公開前から、アニメファンとしても「これは凄いことが始まるな」と

アニメ版『GODZILLA』の第一章『GODZILLA 怪獣惑星』に続いての主題歌担当となります。今、改めてアニメ版『GODZILLA』に対してどのような印象をお持ちですか?

XAI 前作が本当に、監督から脚本、声優さんに至るまで信じられないほど豪華な方が集結されていたので、月並みな表現ですがが、とにかく「凄い!」と。公開前からアニメファンとしても「これは凄いことが始まるな」と思いましたし、そういう作品に主題歌で関わらせていただけるのはうれしかったです。「WHITE OUT」という曲が、自分にとってはもちろん、より一層誰かの力になれるんじゃないかなと思えるような作品だな、と感じています。

映画がお好きだとのことですが、これまでにも実写のゴジラはご覧になっていたんですか?

XAI 観ました。特に『シン・ゴジラ』は、もう何回も観ています。

実写から考えるとアニメの展開は想像の遙か上をいっている感じですよね。

XAI 全然違うというか、また志が違う作品で。すごい世界観ですよね。

個人的には『GODZILLA 怪獣惑星』のラストでゴジラ・アースが登場したときには、それこそ絶望したんですが。

XAI 本当にそうですよね。もう、とにかく酷い!(笑)。そういう意味でも絶望に繋がる理不尽さというか、そういうのが虚淵(玄)節で。観客としてもなんか、たたきつけられるものがありましたね。

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