Interview

和田琢磨&東 啓介も“シリーズ集大成”と語る、舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰。熱き想いを持って挑む2人の勇姿

和田琢磨&東 啓介も“シリーズ集大成”と語る、舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰。熱き想いを持って挑む2人の勇姿

舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰が、6月2日(土)東京・明治座特別公演より開幕した。今や2.5次元舞台のフロントランナーとしてシーンを牽引する同作だが、今回は“シリーズ集大成”と銘打ち、ファンを騒然とさせている。そこで開幕直前に、歌仙兼定 役の和田琢磨と、燭台切光忠 役の東 啓介にインタビュー。謎に包まれた最新作の一端を語ってもらった。

取材・文 / 横川良明 撮影 / 冨田 望
ヘアメイク / melon


今回は、燭台切光忠の感情が動く場面が増えています

今回はどんなお話になるのか、今言える範囲で結構ですのでお聞かせいただければ。

和田琢磨 今回登場する歴史上の人物は、足利義輝。彼が活躍した室町時代後期が舞台になります。あとは見てのお楽しみにしたいんですけど、今の段階で言えることがあるとすれば、“シリーズ集大成”という言葉にぴったりのお話だな、と。僕は「義伝 暁の独眼竜」に出させていただいたんですけど、そこからの繋がりを考えたら「こうくるだろうな」というような、ある意味、非常に王道の展開になっていると思います。

和田琢磨

東 啓介 たしかに“集大成”という言葉の意味がよくわかるなって感じがしました。今までのシリーズを応援してくれた方からすると、きっとたまらない展開になっていると思います。そのぶん、これまでの作品をご覧になっていない方にとっては少しわかりにくいところもあるのかもしれない。だからこそ、初めてのお客様にも楽しんでいただけるものをしっかりとつくりあげるのが、今回の僕たちの課題のひとつですね。

東 啓介

それぞれの演じる役どころにも、前回出演時から変化を感じる部分はありますか。

和田 前回は同じ細川家に縁のある刀剣としてお小夜(小夜左文字)が一緒にいたのですが、今回は僕だけ。どんなふうに周りの刀剣男士たちと絡んでいくのだろうと思っていたら、燭台切とのシーンが多くて。歌仙はこんなふうに燭台切に話しかけるんだっていうのが、ちょっと意外で面白かったですね。

 「義伝 暁の独眼竜」のときの光忠は物語の主軸を担うキャラクターではあったんですけど、わりと俯瞰して全体を見ているような立場だったんですね。それが今回は光忠自身がドラマを抱えている。今までより感情が動く場面が増えていると思います。特に、琢磨くんの言ったとおり、歌仙とのシーンが多いので、そこは今までとは違うところかなって。

和田 まさか歌仙が燭台切に影響を与えるとはね?(含笑)

 キャラクターのイメージで考えると意外な関係性と思われるかもしれませんが、そこがすごくいいなと思いました。

和田 お話の中で、燭台切の異変に最初に気づいて声をかけるのが歌仙。あの人見知りとお小夜に言われた歌仙が自分から気遣いの言葉をかけるなんて、「義伝」から今回に至るまでの間にいったい何があったんだろうって思うし、きっとお互い認め合えるようになったんだろうなとかいろいろ想像したりもして。

 一振り一振りの関係性が濃くなっていますよね。そこは今回の大きな見どころだと思います。

とんちゃんからは同じ空気感を感じます(笑)

改めてですが、これまでご自身の役どころを演じるうえで難しかったことを聞かせてください。

和田 歌仙は人見知りだしコミュニケーションをとるのが苦手ではあるんだけど、決して嫌われているわけではない。そこは、ほかの刀剣男士たちや観ているお客さんから誤解されないようにということはつねに心がけていましたね。

 そう、そこがまた可愛いみたいな(笑)。

前回は、お小夜とのシーンがすごく素敵だなと思ました。

和田 あれは(小夜左文字 役の)納谷(健)くんのお芝居がすごく良かったから。納谷くんはものすごくいい目でお芝居をするんですよ。僕はもう彼の演技に引っ張ってもらったというか、彼に助けられたという気持ちです。

燭台切光忠はいかがですか?

 光忠は僕にはないものをたくさん持っていて。周りをよく見てアドバイスできるところなど。自分にはない光忠の良さを出すために、カッコいい男の人の所作をいろいろ研究してみたり、光忠らしい立ち居振る舞いを表現するのは苦労しました。

現場では?

 今回の座組みでも僕が一番年下なので。光忠みたいに周りを助けるというよりも、みなさんについていくという感じです。

和田 とんちゃん(東)はね、とても可愛いやつなんですよ。僕は「ふんわりやんわり仕事を楽しむぞ」がモットーなんですけど、そういう空気感をとんちゃんからも感じます(笑)。

 たしかに。そこは僕も近いものを感じているかもしれないです(笑)。

和田 一緒にいるとラクだべ?(笑)

 あはは。はい。隣にいても全然苦にならないというか。

和田 だからね、今回はとんちゃんと一緒のシーンをやれるのがすごく楽しみで。ふたりのシーンはお気に入りです。

普段はスマート。殺陣では豪快。そのギャップをうまく見せたい

「ふんわりやんわり」という言葉が出ましたが、稽古場にいる和田さんはそんな感じなんですか?

 いや、稽古場ではめちゃくちゃストイックですね。刀の振り方もすごく研究されていて、どういうふうに斬れば歌仙らしいのか、鏡の前でいつも真面目に練習しています。そういったところを見ながら本当にすごいなって。

和田 わーい!(取材用のICレコーダーに向かって)この部分ちゃんと録音できてますか?(笑)

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