LIVE SHUTTLE  vol. 267

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X4が最高のメンバーで最高のパフォーマンス。4人のパーソナルをより強固なものとして見せたツアーファイナル公演

X4が最高のメンバーで最高のパフォーマンス。4人のパーソナルをより強固なものとして見せたツアーファイナル公演

X4が5月31日(木)に東京 Zepp Tokyoにて全国ツアー〈X4 LIVE TOUR 2018 -XXXX-〉のファイナル公演を迎えた。新体制となって初となるツアーでは、4月18日にリリースしたニューアルバム『XXXX(エックスフォー)』を携え、全国16箇所をめぐり、各地でそれぞれの個性を存分に発揮したエネルギシュなステージを繰り広げた。

取材・文 / 永堀アツオ

ぞれぞれの個性を磨き上げ、進化させてきた。新たなX4の出発を示したツアー

本ツアーの軸となっていたのは、初のセルフタイトルを冠したニューアルバム『XXXX』で、アルバムのオープニングを飾っていた90’S R&B「I’ll give you all my life」でライヴの幕を開き、アルバムのラストナンバー「ラストシーン」で締め括るという構成になっていた。

ライヴの前半は揃いのスーツに身を包み、スタイリッシュでクールなパフォーマンスを展開。ファンへの感謝とみんなの笑顔を守るという決意を込めた「Thank You」や「Girl」では、主メロとコーラスが入れ替わりながら、それぞれのヴォーカルとしての魅力の違いをしっかりとアピールし、「Wonderful life」や「Fillin’me with your love」ではセクシーで落ち着いたムードの中でもスピード感のあるダンスで完璧なフォーメーションを見せてくれた。

そして、KODAIによる「X4は結成時からそれぞれの個性が集まったときにものすごいパワーが出るグループにしていこうという目標を掲げて、約3年間活動させていただいてきました。そして、今回のアルバムに初めてそれぞれのソロ曲が入っていまして。X4としてはやっとスタートラインに立てたなという気持ちでございます」という言葉からソロコーナーに突入。

YUYAの「Butterfly」ではT-MAXとKODAIがバックダンサーを務め、それぞれのソロダンスも披露。続く、T-MAX「Don’t need words」でもKODAIとJUKIYAが一緒に踊り、2人にスポットライトが当たるシーンもあった。また、タイトルどおり「Rap Star」となったJUKIYAは速いパッセージのラップで会場のテンションを引き上げ、KODAIはアコギの弾き語りで「花」をドラマチックに熱唱。KODAIの言葉どおり、それぞれがぞれぞれの個性を磨き上げ、進化させてきたことがはっきり伝わってくるアクトだった。

R&B、ファンク、ヒップホップ、バラードとバラエティに富んだソロ楽曲と同様、衣装もそれぞれの個性を生かしたカジュアルなファッションに着替えた後半は、YUYA、KODAI、T-MAXの3人によるアコースティクなラブなバラード「This is love」でスタート。置いてきぼりにされたJUKIYAが怒りながら登場するミニコントを経て、花道でT-MAXとJUKIYAが向き合ってラップを始めるオールドスクール「Attention Please」とエレクトリックファンク「O」で会場の一体感は増していき、「声にしたなら」では「ラララ」の大合唱が巻き起こった。本編の最後はライヴでお馴染みのEDMナンバー「Party Up!!」だったが、4人のダンスは最後までエネルギッシュで躍動感に満ちており、アーティストとしての確かな成長を伝えるステージとなっていた。

アンコールの声に応え、全速力のダッシュで戻ってきた4人はオルタナティヴなトラックとキャッチーなメロディが同居した「Future,Super Duper,Nova」でタオルをぐるぐると回し、MCでは「一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、ホテルの部屋に帰ってからも4人でオンラインゲームをしていたくらい、ずっと一緒にいた」というツアーの思い出話で盛り上がった。ここでYUYAがライヴDVDのリリースと新曲の配信が決定したことを発表すると、会場からは割れんばかりの拍手が起こった。そして、Zepp公演のサプライズとしてYUYAが作詞作曲したという新曲「Let Me Love You Down」をお披露目。サビはタオルを回すことができるようなトロピカルハウスで、夏にぴったりの楽曲。MVも制作予定とのことなので続報は公式ホームページをチェックしてもらいたい。

最後に、アルバムのラストナンバーでもあるピアノバラード「ラストシーン」をしっとりと歌い上げた4人は、「最高に楽しかった」と声を揃えながら、観客に向けてひとりひとり、ツアーを完走した心境を伝えた。

JUKIYA このツアーが始まるまでの期間はそれぞれの活動が中心で、メンバーとも会えてなかったんですけど、ツアーが決まってリハーサルをしたり、一緒にご飯を食べたり、幸せでした。ツアーが終わっちゃうのは寂しいんですが、このZepp Tokyoにまた4人で戻ってこれるように頑張りますので、みなさん、応援のほど、よろしくお願いいたします。

T-MAX もっとX4のことを好きになってもらえるように、みんなで工夫しながらやってきましたが、やればやるほど、まだまだ、もっと、という欲求が出てきます。僕ができることは全力でみなさんにぶつかっていくことなので、また絶対に戻ってきます。

KODAI 全国を回れるのは当たり前のことではなくて、全国各地で応援してくれている方が僕らの帰りを待っていてくれて、僕らが帰る場所を作ってくれているからこそ、こうして全国16箇所を回らせていただくことができています。離れていても繋がっているんやなというのを本当に感じますし、みなさんの応援にいつも助けられています。これからまた、各々の活動もありますが、X4がもう一度集まったときに、今以上のとてつもないパワーを出せるように精進して頑張っていきたいと思います。また遊びましょう!

YU-YA 今回のツアーで、メンバーとほぼ毎日のように一緒の時間を過ごして、すごい最高のメンバーだと思いました。僕ら、いろんな活動がありますけど、何よりもライヴが一番大好きですし、大切にしているものです。僕らが頑張るだけでもライヴは成功しない。みんなが来てくれて、一緒に盛り上がってくれてやっと成立するものだと思います。一緒に最高の時間を過ごしてくれて、同じ時間と空間を共有できて幸せでした。

4人で手を繋ぎ、マイクを通さずに「ありがとうございました!」と声を張り上げた彼らは、「また会おうぜー!」と叫んでステージを後にした。しかし、その後もアンコールを求める声と拍手が鳴り止まず、4人は3度登場。「最高に楽しかったです。これからも応援よろしくお願いいたします」と深くお辞儀し、観客全員で「X4でした!」と声を揃え、新たなX4の出発を示したツアーの幕を下ろした。

X4 LIVE TOUR 2018 -XXXX- 2018.5.31@ Zepp Tokyo SET LIST

01. I’ll give you all my life 02. Thank You
03. Girl
04. Wonderful life
05. Fillin’ me with your love
06. Once More Dance
07. I want you back
08. Butterfly (松下優也)
09. Don’t need words (T-MAX)
10. Rap Star (JUKIYA)
11. 花 (吉田広大)
12. This is love
13. Attention Please
14. O
15. 声にしたなら
16. Party Up!!
EN01. Future,Super Duper,Nova
EN02. Let Me Love You Down
EN03. ラストシーン

X4(えっくすふぉー)

YUYA(松下優也)、KODAI(吉田広大)、T-MAX、JUKIYAからなる、関西発ヴォーカル&ダンスグループ。2015年にYUYAを中心に結成。シングル「Killing Me」でメジャーデビュー。2016 年 5 月にはメジャー1stアルバム『Funk,Dunk,Punk』を発表。2018年4月18日に最新アルバム『XXXX』をデジタルリリースした。8月22日には、デジタルシングル「Let Me Love You Down」と、LIVE Blu-ray&DVD『X4 LIVE TOUR 2018-XXXX-』をリリースする。メンバーはソロとしても活動しており、YUYA(松下優也)は、2018年7月より上演舞台「新感線☆RS『メタルマクベス』disc1」へ出演が決定しているほか、KODAI(吉田広大)は2018年10月に上演のミュージカル『TITANIC the musical』にも出演が決定している。

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