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“自由に楽しく”をモットーに! 錦織一清が演出を手がける――新作ミュージカル『GRIEF 7』製作発表会レポート

“自由に楽しく”をモットーに! 錦織一清が演出を手がける――新作ミュージカル『GRIEF 7』製作発表会レポート

7月26日より、俳優座劇場で上演される新作ミュージカル『GRIEF 7』の製作発表会が、6月8日に都内で行われ、カラム、碕 理人、SHUN(Beat Buddy Boi)、加藤良輔、米原幸佑、演出の錦織一清が登壇し、舞台にかける想いを語った。

取材・文・撮影 / 竹下力

歌と踊りで魅せるダークなエンターテインメント

錦織一清

錦織一清 昨年、今作の製作のCLIEの舞台を観劇させていただき、若い子たちが一生懸命に演じている姿に感動しました。ぜひ参加したいなと思っていたんです。まさか、本当に演出を担当させていただくとは……嬉しいですね。若い彼らに混じると、ちょっと前までだったら、役者になりたいかな(笑)。いずれにせよ、若い人たちと仕事をするのは、とても面白く、気持ちがいつもフレッシュになります。僕の演出は、役者と演出が、相対することはあまりなく、どちらかというと舞台側に立って、僕も一緒に演じながら演出させていただくので、このメンバーの一員として楽しいものを作れたらと思います。

カラム

カラム 初めまして。僕は韓国で「大国男児」というグループのメンバーです。今回、素晴らしいキャストの方、そして演出の錦織さんと一緒に舞台をできることが光栄で胸がいっぱいです。僕にとっても大切な経験になると思います。みなさんを頼りながら頑張っていきたいと思います。

米原幸佑

米原幸佑 最初に脚本を読んだときに、僕が演じる“エディ・フクダ”という不思議な役名にびっくりしました。今作は、CLIEのプロデューサーとお話をさせていただいて、その流れから発展し、演出に錦織さんを呼んでいただき、やがてミュージカルになり、男6人が牢獄を舞台に芝居を繰り広げる濃い作品になりました。脚本の段階からワクワクしています。ミュージカルの部分も注目されていると思いますので、錦織さんからご教授していただき、素晴らしい“ショウ”にしたいです。

加藤良輔

加藤良輔 『GRIEF 7』はオリジナルミュージカルなので、僕たちが最初に演じることになります。思い切って精一杯、フレッシュなキャラクターを演じたいと思います。

碕 理人

碕 理人 演出の錦織さんを含め、このメンバーでご一緒できることが嬉しいです。お話自体はとても重たいのですが、ミュージカルですので、歌とダンスで華やかに、エンターテインメントとして魅せられたらと思います。

SHUN

SHUN(Beat Buddy Boi) 内容は人間の核の部分を描いていると思うのですが、主にアーティスト活動をしているので、ダンスと歌が中心のミュージカルに出演できることを嬉しく思います。

ご自身の役と意気込みを聞かせてください。

SHUN 僕が演じる“サム”は、IQ250のハッカーということで、実際にいたら、政府に目をつけられる危ない人です(笑)。その中で、人間の芯の感情や人間関係が織りなす物語を見せられたら。サムの強さや弱さを背負って、役を生きたいですね。

加藤 僕が演じる“ライタ・カワイ”は、元外科医で、今は心理カウンセラーという非常にミステリアスな役です。職業柄いろいろな人と関わることが多いので、牢獄の中でも、みんなの面倒をみるという立場にあると思います。そんな僕が、なぜ牢屋の中にいるのか……そこには“闇”があります(笑)。もちろん、ミュージカルですので、最高に楽しい“闇”をお届けできたらと思います。

カラム 僕が演じる“リュウ”は、日本で活動している5人組のアイドル「X-BOYS」のメンバーです。僕も「大国男児」のメンバーという共通点があるので、アイドルグループだからわかることを表現して演じたいです。ただ、こういうタイプの役は初めてなので、以前から挑戦してみたかったですし、すごく楽しみにしています。

米原 エディ・フクダは、リュウと同じグループに属していましたが、アメリカに移住し「EDO」という寿司屋を経営しています。本心が見えづらい癖のある役で、物語が進むに連れて、怪しくなったり、怪しくなくなったりと、たくさんの伏線が張られ、キャラクターにミステリー要素が存分に散りばめられています。これからどういう表現をしていくのか考えると、今から稽古が待ち遠しいです。

 僕が演じる“グニョン”は、本作のテーマである七つの大罪の1つの“暴食”をイメージしています。今回は、牢獄の中で、いろいろな大罪を犯したキャラクターと演じるのですが、内に抱える孤独をうまく表現したいと思います。他のキャラクターとどういう関係になるのか見どころだと思いますし、何回観ていただいても、お客さまにサプライズを提供できると思います。歌とダンスで、“ダークなエンターテインメント”をお届けできたら嬉しいです。

今作の見どころを教えてください。

錦織 脚本を読ませていただいたのですが、社会派に近く、人間のダークサイドが垣間見えるミュージカルになっています。七つの大罪をテーマに、どこか欠落した人間同士の紆余曲折があるお話です。そんな、闇のお話をミュージカルにしてどういう演出をしていくのか、それが僕のテーマですね。これからみんなのキャラクターをわかってくると、それなりに台詞回しも変わってくると面白いかもしれません。曲はジャンピーなナンバーもあるので、楽しみながら作りたいです。ストーリーだけでなく、何かを抱えている人間たちが変わっていく様も見どころです。さらに、1度観劇しただけでは、わからない作品を作りたいですね。

いろいろな分野で活躍されている6人に期待されていることはありますか。

錦織 みなさんに役作りのサジェスチョンをするかもしれませんが、オリジナル作品ですし、あえて役作りをしなくていいと思っています。若い彼らには、役作りを無理にすると芝居をやる上で弊害になる場合があるんです。もちろん、芝居に葛藤が出てくると思うので、僕が代わりに台詞を喋り、お手本を見せる場合があるかもしれませんが、同じように喋ろうとさせるより、それぞれの役者の個性を尊重してあげたいです。もちろん、しっかりしたお芝居なので、役作りをしないといけないのですが、“自由に楽しく”をモットーに演出するので、“本当の自分”を見つけて欲しいですね。

ミュージカル『GRIEF 7』

2018年7月26日(木)~31日(火) 俳優座劇場

原作:野村桔梗
演出:錦織一清
脚本:三浦 香

出演
リュウ 役:カラム
グニョン 役:碕 理人
サム 役:SHUN(Beat Buddy Boi)
ムラセ 役:三浦海里
ライタ・カワイ 役:加藤良輔
エディ・フクダ 役:米原幸佑
ほか

©2018CLIE/G7

オフィシャルサイト
https://www.clie.asia/g7/
オフィシャルTwitter
@clie_seisaku