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乃木坂46がつくり上げる“新しいセーラームーン”の世界。乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が開幕!

乃木坂46がつくり上げる“新しいセーラームーン”の世界。乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が開幕!

6月8日(金)、天王州 銀河劇場にて乃木坂46版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が開幕した。「美少女戦士セーラームーン」25周年プロジェクトのひとつとして発表された際から、大きな話題を呼んでいた本作。乃木坂46から選抜された10名が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じる。前日夜にゲネプロと囲み取材が行われ、出演者たちが意気込みを語った。

取材・文・撮影(縦写真以外) / 片桐ユウ

最初から最後までずっとキラキラしています!

囲み取材には、「Team MOON」でセーラー5戦士を演じる、セーラームーン/月野うさぎ役の山下美月、セーラーマーキュリー/水野亜美役の伊藤理々杏、セーラーマーズ/火野レイ役の高山一実、セーラージュピター/木野まこと役の能條愛未、セーラーヴィーナス/愛野美奈子役の樋口日奈。「Team STAR」でセーラー5戦士を演じる、セーラームーン/月野うさぎ役の井上小百合、セーラーマーキュリー/水野亜美役の渡辺みり愛、セーラーマーズ/火野レイ役の寺田蘭世、セーラージュピター/木野まこと役の梅澤美波、セーラーヴィーナス/愛野美奈子役の中田花奈。タキシード仮面/地場 衛役の石井美絵子、そして演出のウォーリー木下が登壇。劇場ロビーに溢れかえるほど集まったマスコミ陣に対応した。

メンバーは少し緊張した面持ちながら、フォトセッションではさすがのスマイルと決めポーズを披露。質疑応答では、「Team MOON」「Team STAR」の順に“舞台の見どころ”を回答していった。

まず能條愛未が「変身シーンをこのミュージカルではどう表現しているかに注目して欲しいです。私が演じるセーラージュピターなら“雷”といった、それぞれのトレードマークなどをモチーフにしているので楽しみにしてください」と一番に“変身シーン”を挙げる。

続く伊藤理々杏は「セーラー5戦士の個性や、見ていてドキドキ、ハラハラするような高揚感、感動的なシーンなどがたくさんあります。ジェットコースターに乗っているような感覚で楽しんでいただけると思います」とフレッシュに回答。さらに伊藤は「Team MOON」のマスコット的な存在のようで、みんなから愛でられていることを山下美月が明かした際には、伊藤が“はにかみ笑い”を浮かべるなど、キュートさを全開にしていた。

セーラームーン/月野うさぎ役として中心に立つ山下美月は「見どころは“全部”と言いたいくらい、最初から最後までずっとキラキラしています! 愛、夢、友情とたくさんのものが詰まった作品になっています」と胸を張る。なかでも「セーラー5戦士の変身シーンがとてもすごいことになっています」と“変身シーン”は特に見せ場であることをアピールした。

高山一実は、大のセーラームーン好きであることをマスコミ陣からツッコまれ、「破産するかと思うくらい、セーラームーングッズを買わせていただいています。家にダンボール5箱分はある」と告白して、会場から笑いを起こす。その“作品愛”を踏まえて「舞台への出演にあたり改めて作品と向き合いました。そこで気がついたのは、月野うさぎちゃんという人物がどれだけたくさんの人に愛され、すごい力を持っているのか、ということでした。みなさんにもぜひ、そういうところにも注目していただきたいです」と、魅力を語った。

樋口日奈は「同じストーリーなのに各チームでまったく違う。それぞれのチームで感じ方も違ってくると思います。同じ乃木坂46の白石麻衣ちゃんも映像出演しているので、どういう形で舞台上に現れるのかにもご期待ください!」と、Wキャスト&映像出演する白石麻衣について言及。そして自身が演じるセーラーヴィーナスについて「どんな状況に陥っても、一番先に声をあげて前向きに進んでいく。そんな姿がカッコイイと思っているので、ぜひ注目してください!」と、にこやかにコメントした。

“乃木坂46”である自分と重なる部分でもあります

「Team STAR」は、梅澤美波が「アクションシーンに注目して欲しいです!」と、アクティブな場面があることを明かす。また、梅澤も元々作品ファンであると打ち明け、「キャラクターたちが誰かのためにいろいろなものを背負って戦っている姿は、ものすごくカッコイイ。それぞれのキャラクター同士の関係性に注目しながら観ていただけたら嬉しいです」と、キャラクターへの愛を伺わせた。

渡辺みり愛は「セーラー5戦士の登場シーンが見どころだと思います。同じキャラクターでも各チームで喋り方や立ち方も違って個性が出ているので、そこで、どう自分が演じるキャラクターになれるかがカギだと思っています」と、Wキャストならではの見どころをコメント。

2.5次元ミュージカルでヒロイン役の経験もある井上小百合は「原作やアニメのシーンがそのまま出ているところも魅力ですし、それ以上のものも体感していただけるのではないかと思います」と、自信を覗かせる。また、作品全体の魅力と合わせて「個人的には月野うさぎちゃんの成長ぶりに期待して欲しいです。うさぎちゃんがいろんな運命の人と出会って強くなっていくところは、“乃木坂46”である自分と重なる部分でもあります。メンバーやファンの方、このカンパニーに出会えたことが物語に重なって、リアリティを持ってセリフを言っている部分もあるので、そこも感じ取って楽しんでいただけたら嬉しいです」と、真摯な姿勢を見せた。

寺田蘭世は「こうしてメンバーと一緒に稽古を行っていて、それぞれメンバーの性格が演じるキャラクターに近いのではないかと感じました。ドジっ子だったり、おふざけしている子を叱る子がいたり(笑)、そうした掛け合いが本番にも活きると思うので、関係性にもぜひ注目して観てください」と、稽古の様子も交えながらコメント。

中田花奈は「Team STAR役の……あ、間違えた!」と言い間違いで一同から笑いを起こしつつ、「最初から間違えてしまったのですが(笑)。セーラーヴィーナスはリーダー的なポジションなので、個人的にはリーダーという役割を考えて、しっかりするように頑張ったので、注目して欲しいです。また、今回は“乃木坂46版”ということで、“乃木坂46”と“美少女戦士セーラームーン”のコラボという難しい課題に一生懸命取り組んだので、ぜひご覧ください」と、笑顔でコメントした。

どちらのチームにも、タキシード仮面/地場 衛役として出演する石井美絵子は「セーラー5戦士がWキャストで同じストーリー、同じ役をやっているにもかかわらず“こんなにも変わるのか!”というくらいまったく違うものになっているので、どちらも観ていただきたいです」と両チームに太鼓判。続けて「ウォーリー木下さんの演出は、最新の技術を使っているものと、人間だからできるアナログなことが組み合わさっていて、とても面白いエンターテインメントの世界を作り上げています。この世界観で乃木坂46のみんなが汗を流して一生懸命頑張っている姿が重なって、新しいセーラームーンの世界が出来上がっている。新しいセーラームーンの世界をこの2018年に見ることができる、貴重な舞台だと思っています」と、新しい演出に触れながら“セーラームーン愛”を語った。

さらに石井は、両チームのセーラー戦士たちに優しく微笑みかけながら「私は、彼女たちが一生懸命頑張れる、戦える場をつくっていきたい、守っていきたいと思っています。彼女たちが輝きますよう、応援よろしくお願いします」と一礼。すると、セーラー戦士たちから「カッコイイ~!!」と歓声が上がる。その後も井上がコメントに詰まったときに助け舟を出したり、樋口が「乃木坂ファンの方にも、誰が誰だかわからないかもしれない?」と語った際に、井上から「石井さんのことを乃木坂メンバーだと思う人もいそうですよね」と話題を振られて「私が言っていいものかわからないのですが、稽古初日にウォーリー木下さんが“このカンパニー全員が乃木坂46だよ”と言ってくださったので、私は今、3.5期生をやっています(笑)」と会場から笑いを誘うなど、カンパニーの中でもヒロインをサポートする“王子様”としての存在感を伺わせた。

演出のウォーリー木下は、乃木坂メンバーの印象を聞かれ「事前に“暗い子たちが来る”と聞いていましたが、全然そんなことはなかったのでホッとしました(笑)」と明かしつつ、「今回は本当に準備が大変ななかで、新しいつくり方にみんな探りながら戸惑いながらだったと思います。ですが、ある日突然“そうだ、この作品はこうすれば良いんだ!”と、みんなの中に出てきて、その日からすごく面白くなった。そんな彼女たちの“勘の良さ”や“野生の鋭さ”が、この舞台に活きているので、2.5次元ミュージカルの枠を超えた、大きなミュージカル作品として出来上がったのではないかと思います」と仕上がりに自信を覗かせた。

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