黒川文雄のエンタメ異人伝  vol. 17

Interview

ミクシィ代表・木村こうき氏(上)iモード黎明期に起きた、mixiとの必然の出会いとは

ミクシィ代表・木村こうき氏(上)iモード黎明期に起きた、mixiとの必然の出会いとは

大学時代は給料の良いアルバイトに明け暮れる毎日だった

中学、高校は公立ですか。

木村 小中高大と全部公立です。

公立ですと大学はどちらで?

木村 都立大(東京都立大学)です。今はもうなくなっちゃいましたけどね。

大学では何を専攻されていたんですか?

木村 電気工学科です。といっても、大学にはそんな真面目に行ってなかったんで。

あ、そうでしたか。大学時代は主にどんなことをされていたんですか?

木村 バイトに明け暮れていた感じです。その頃はゲームも大好きになっていましたね。友達と一緒にひたすらゲームばっかりやっていた記憶があります。

木村さんの大学時代、1995年ごろだと、次世代機が出たぐらいのタイミングですね。ちなみに、どんなゲームをされていたんですか。アーケードですか? それとも家庭用?

木村 家庭用もアーケードも好きでしたね。とにかく、みんなで一緒に遊べるのが好きだったんです。『マリオカート』とか。『スマブラ』はもうあったかな? あとは『パワプロ』、『ウイイレ』とか。

やっぱり、みんなで楽しめるっていうのが、木村さんのルーツにあるんですね。

木村 そうですね。大学時代はスポーツもやりましたけど、友達とワイワイ盛り上がれるからっていうだけで、熱心に何か道を極めるっていうのではなかったです。それこそカラオケに行ったりとか、ファミレスで一晩中しゃべっていたりとか。なので、手軽にみんなで遊べるっていうところで、ゲームはすごく重要でしたね。パッケージ型のソフトしかない時代だったので、まず裏返して何人プレイかっていうところを見るんです。それで、1人用だったら買わないっていう。

アッハハハハ、なるほどね。アルバイトはどのようなものをされていたんですか?

木村 クレジットカード会社で電話応対の受付とかやっていましたね。

あれってクレーマーが多いから、けっこう大変って聞きますよね。

木村 でも、給料はムチャクチャよかったですね。時給1500円ぐらいとか。

それはいいですね。

木村 はい、おいしいバイトでしたね。月に30万円ぐらい稼いでいました。

え、学生で? それは立派ですね。やっぱり当時から自分で道を切り開いていこうというような、お気持ちがあったんですかね。

木村 いやいや、特にそんなことはないです。ただ、遊ぶ金欲しさにっていうだけですね。

都立大学 電気工学科 8年中退 父親の会社を手伝うことに

でも、それだけあったら十分ですよね。その後、就職活動をされたと思うんですけど、専攻が電気工学ということは、やっぱりその道を目指そうと思われていたんですか?

木村 もちろん、それはありましたが、わけあって父が脱サラして会社を立ち上げまして、その会社を手伝うことになったんです。

それは大学を卒業してすぐに?

木村 いえ、大学は中退です。

中退だったんですか。それは失礼しました。ちなみに、何年のときに中退されたんですか?

木村 一応籍は置いていたので8年ぐらいですか? でも、3年生ぐらいから、もう行っていませんでしたね。

ギリギリまでいたんですね。中退の理由をうかがってもよろしいですか。

木村 父が病気で倒れてしまいまして。それで父の会社を手伝うことになって、大学には途中でほとんど行かなくなっちゃったんです。

そうだったんですね。ちなみに、お父様が立ち上げられた会社の業種はどのような?

木村 空調とかの電気設備系の会社ですね。

なるほど。じゃあ、当初はそちらのお仕事をずっとやるつもりだったわけですか。

木村 う~ん、どうでしょうかね。場合によっては、そういうこともあったかもしれないなあとは思います。

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