Interview

美男&美声のシンガーとして話題急騰中の橋本裕太。桜田雛の『金魚の糞』とコラボレーションしたシングル「君は容疑者」について&彼のルーツを改めて聞く

美男&美声のシンガーとして話題急騰中の橋本裕太。桜田雛の『金魚の糞』とコラボレーションしたシングル「君は容疑者」について&彼のルーツを改めて聞く

2016年にSNSにアップしたオルゴールカバー動画が5,000万回再生を超え、話題を集めていた橋本裕太。ファンの間では彼の歌声が自然発生的に“メルティーボイス”と名付けられ、そのイケメンぶりも相まって、今、大きな注目を集めているシンガーだ。そんな彼がメジャーデビュー1周年を前に、マンガ家・桜田雛の名作コミック『金魚の糞』を楽曲化した3rdシングル「君は容疑者」をリリース。今回、エンタメステーションに初登場ということで、最新シングルの話以外に、音楽や歌に目覚めたきっかけやデビューまでのいきさつなどを聞いた。

取材・文 / 松浦靖恵 撮影 / 冨田望

特徴のある自分の歌声を活かせるのはオルゴールだって思いついた

音楽や歌に興味を持ったきっかけは?

もともと歌うことは好きでしたが、ギターで弾き語りをしているうちに、どんどん歌に興味を持つようになりました。ギターは中学2年のときに何か始めたいなと思って、叔父に「ギターを教えて欲しい」と頼んだら、甥っ子の僕に頼まれたのが嬉しかったみたいで、頻繁に教えてもらっていました。あるとき、叔父から「このアコギだったら黒と茶のどっちがいい?」っていうメールが急にきて。「茶色がいい」と返信したら、次に会ったときに茶色のアコギをプレゼントしてくれました。そのギターは今でも大切に使ってます。

弾き語りを始めて、一番最初に覚えた曲はなんですか?

自分の記憶の中では久保田利伸さんの「Missing」です。ギター初心者が最初に覚えるコードがいくつも使われている曲なのでたくさん練習しましたし、中学生だったので歌詞の内容を完全に理解できてはいなかったけれど、素敵な曲だなと思いながら弾き語りをしていました。

デビューしたいという夢はその当時から持っていたんですか?

弾き語りを始めてから、自分は歌うことが好きなんだなという思いが膨らんでいたんですけど、ちょうど受験時期だったので、高校に入ってから何かアクションを起こしてみようと思っていました。あと、友達とカラオケに行くと、「いい声だね」って言われたことが何度かあって。褒めてもらうとすごく嬉しいし、「よし! もっと歌が上手になれるように頑張るぞ!」って、前向きな気持ちにもなれたので、友達からオーディションを受ける勇気をもらうことができたんだと思います。

高校生になってから、オーディション「アニソングランプリ 2010」に応募し、仙台予選では準優勝を獲得しました。

仙台予選では準優勝をいただけましたが、本大会は一回選で敗退して、しかも僕は点数が一番ビリ。そこで現実を突きつけられたことで、さらに歌への思いが強くなって、そこからボイトレに通うようになりました。その後(ソニー・ミュージックエンタテインメントの)育成アーティストにならないかと声をかけていただけたので、今に繋がるオーディションだったんだなって思います。

メジャーデビューするまでの道のりは決して順風満帆ではなかったんですよね?

はい。SD主催のショーケースに出演させていただいたときに、たくさんのレーベルスタッフさんが興味を持って手を挙げてくださったこともあって、僕は「すぐにでもデビューできるんだ!」って勝手に妄想していたんですけど、なかなかそういう話にならなくて(苦笑)。焦りと不安ばかりが募って、メジャーデビューが約束されているわけでもなかったけれど、何かを変えたいという思いだけで2年半前に上京しました。

上京後に橋本さんがオルゴールカバーをSNSにアップをしようと思ったきっかけは何だったんですか?

上京して東京で何かアクションを起こすはずが、アルバイトをするだけの日々が続いてしまって。このままじゃダメだ、何か始めなければ何も動かないと思って、SNSにオルゴールカバー動画を上げました。

オルゴール音源でカバーをしようと、よく思いつきましたね。

弾き語りやアカペラカバー動画をSNSにあげている方は星の数ほどいらっしゃるし、多くの動画の中で自分を見つけてもらえる方法は何があるんだろう、と。あれこれ考えていたときに、特徴のある自分の歌声を活かせるのはオルゴールだって思いついたんです。

カバー曲のセレクトはどのように決めていたんですか?

最初のうちは自分が歌ってきた曲や好きな曲をカバーしていたけれど、それだとどうしても偏りが出てくるし、限界があるので、季節に合わせた曲やそのとき流行っている曲、SNSでリクエストされた曲もカバーするようになりました。ロックの曲をオルゴールで歌うときはどんなふうに変換すればいいのかっていう勉強もできましたし、自分が聴く音楽の幅も広がったのでカバーをやって良かったです。

オルゴールカバー動画への反響が大きくなっていくなかで、橋本さんの歌声をファンの方が“メルティーボイス”と呼ぶようになったそうですね。

はい。「特徴がある声だね」と言われてはいたけれど、自分では自分の歌声をどういうふうに説明すればいいのかいまいちよくわからなくて(笑)。みなさんから届くSNSへの反応がいつも励みになっていたので、僕の声をそのように呼んでくださるのがとても嬉しいです。

2016年10月には、デビュー前にもかかわらず初ワンマンライヴを開催しました。もしかして、それまで動画を観てくれていた方たちとはそのライヴで初対面!?

そうなんです。オルゴールカバーを初めて上げたあとのワンマンライヴだったので、動画の画面越しで見てくれていた方と直接お会いするんだって、ドキドキしちゃって。あと、僕は動画ではずっと横顔で歌っていたので、正面の顔をみなさんに見られるのが初めてで。正面の顔はイメージが違うと思われたらどうしよう、期待を裏切っちゃったらどうしようって(笑)。

1 2 >