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観客が劇団の総監督に!? 横田龍儀、陳内 将らが“イケメン役者”としてステージで成長していくMANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~開幕

観客が劇団の総監督に!? 横田龍儀、陳内 将らが“イケメン役者”としてステージで成長していくMANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~開幕

注目の若手俳優たちが“イケメン役者”を演じる!? イケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』の初舞台化作品、MANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~が6月28日(木)に開幕。芝居、歌、ダンス、そして華やかな衣裳を身に纏った劇中劇で、銀河劇場に“満開”の笑顔を咲かせた。劇中に登場する劇団「MANKAIカンパニー」のチーム「春組」と「夏組」のメンバー計10名が登壇した初日会見と、ゲネプロの模様をレポートする。

取材・文・撮影 / 片桐ユウ

お客様たちに“満開”の笑顔になってもらえるように

イケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』とは、リベル・エンタテインメントより2017年1月から配信されているイケメン役者育成型ゲーム。「イケメン役者を育てる」というコンセプトが女性を中心に話題を集め、事前登録の時点で登録者数は50万人超え、今年3月には500万ダウンロードを達成した人気作品である。

プレイヤーは、ひょんなことから潰れかけのボロ劇団の主宰兼『総監督』となり、劇団を立て直すために奔走することになる。レッスンによって役者のレベルアップを図りながら集客や資金集めをして、好きなキャスティングで公演を成功させていく。メインストーリーを進めていく間に劇団員とのショートストーリーも展開されるので、やり込むほどに劇団への愛着が湧き、世界観が広がっていくゲームだ。

メディア展開も広く行われている注目作品とあって、初日直前の劇場には多くのマスコミと関係者が集まった。

初日会見には「春組」から佐久間咲也 役の横田龍儀、碓氷真澄 役の牧島 輝、皆木 綴 役の前川優希、茅ヶ崎 至 役の立石俊樹、シトロン 役の古谷大和、「夏組」から皇 天馬 役の陳内 将、瑠璃川 幸 役の宮崎 湧、向坂 椋 役の野口 準、斑鳩三角 役の本田礼生、三好一成 役の赤澤 燈の10名が登壇。各キャラクターの私服スタイルでフォトセッションと質疑応答に応じた。

まずは「春組」のリーダーを務める佐久間咲也 役の横田龍儀が「人気ゲームアプリ『A3!』が初の舞台化ということで、関わらせていただけることがとても嬉しいです! 精一杯頑張りますので、よろしくお願いします」と元気よく挨拶。

碓氷真澄 役の牧島 輝は「“監督”という名のお客様たちに“満開”の笑顔になってもらえるような、素敵な舞台をつくりたいです」とタイトルに倣ってコメントした。

皆木 綴 役の前川優希は「このカンパニーで1ヵ月半の期間、稽古を積んできて初日を迎えます。緊張やドキドキ、いろんな気持ちが入りまじっているのですが、一番大きい気持ちは、早く皆様のもとにお届けしたいなという気持ちです!」と意気込みをみせた。

茅ヶ崎 至 役の立石俊樹は「緊張していますが、舞台上でみんなを感じて、皆様に心から楽しんでもらえるよう精一杯頑張りたいと思います」とメンバーの顔を振り返りながらコメント。

シトロン 役の古谷大和は「今日という日がくるのをすっごく楽しみにしていました! ずっとずっと続いていけるような作品にできるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」とシリーズ化への希望をのぞかせた。

続いて「夏組」メンバーが挨拶。「夏組」のリーダーを務める皇 天馬 役の陳内 将は「大変人気の作品なので、自分たちが背負うものは多大なものだと自覚しています」と、表情を引き締める。そして「みんなが言うとおり、緊張や不安もあります。だけどこの稽古期間、このメンバーでまっすぐ前を見て上を見つめてきた期間は絶対に嘘ではないと思います。僕たちがこのキャラクターに初めて袖を通した役者ですので、それをぜひ目の当たりにしてください。楽しみにしてください!」と語り、初舞台化へのプレッシャーとプライドをみせた。

瑠璃川 幸 役の宮崎 湧は「ステージ上では、とにかくどっしり凛としてかまえて、瑠璃川 幸くんとしっかり手を取りあって、お客さまの心を打てるようなお芝居をできるように全速力で頑張ります!」と、キャラクターへの愛をアピール。

向坂 椋 役の野口 準も「『A3!』という大変人気な作品に関わらせていただけること、すごく誇りに思っています。みんなでやってきたことを舞台上で存分に発揮できるように頑張ります!」と意気込みを語った。

斑鳩三角 役の本田礼生は「頑張りました、すごく!」と、ハードさが伺える稽古期間を振り返りつつ、「あとは本当に楽しむだけだと思っています。合言葉の“さんかく”を胸に頑張りたいと思います。さんかくー!!」と、キャラクターの“さんかく好き”に寄せたコメントで、会場に笑いを起こしていた。

三好一成 役の赤澤 燈は「ここに春組、夏組の10人がいて、あと共演者が4人いるのですが、それだけではこの舞台は完成しなくて。“監督”という存在であるお客様が入って初めてこの舞台が完成するのではないかと思います!」と観客へ呼びかけた。

その後の質疑応答では、ゲーム内でも定番のメニューであるカレーを鹿島雄三 役の滝口幸広が振る舞ってくれたという稽古場エピソードや、劇中劇で着る衣裳の豪華さや早替えが注目ポイントであることも明かされた。

観客のひとりひとりが、この舞台の主宰兼『総監督』

この後はゲネプロの模様をレポートする──。

物語の舞台は、東京郊外の街・天鵞絨(ビロード)町にある、多くの劇団が拠点にする劇団員の聖地「ビロードウェイ」。「借金まみれ」「お客ゼロ!」「劇団員たった1名」という、栄光を失った潰れかけの劇団「MANKAIカンパニー」が、ピンチに陥っているところからストーリーは始まる。

借金を取り立てにきた古市左京(藤田 玲)と迫田ケン(田内季宇)が、劇場支配人の松川伊助(田口 涼)に存続の条件を突きつける。達成できなければ劇場は即取り壊し、と。そこで、たったひとりの劇団員である佐久間咲也(横田龍儀)は、助けを求めて客席に手を伸ばす……。そう、観客のひとりひとりが、この舞台の主宰兼『総監督』として選ばれるのだ。

ゲーム原作は「プレイヤー」を舞台のどこに置くのかが肝のひとつだが、本作は“見守る”という共通点を重ねることで、“観客=監督”を主軸にして物語を構築することに成功し、観客は監督の視点からストーリーを追っていくことになる。

どうにか劇団員を集めた「MANKAIカンパニー」だが、劇団員たちは素人同然。しかもそれぞれに事情を抱えている。話が進むにつれ、劇団員は客席にいる監督に向かってポツリポツリと心境を吐露し始める。応じるセリフこそあるわけではないが、観客が心の中で応援するその声を受け取ったかのように、劇団員たちは励まされ、立ち直っていく。彼らが見せる、明るい笑顔に思わず安堵。いつの間にか「MANKAIカンパニー」の監督として劇団員を心配し、成長を祈っている自分に気がつく。

監督に一目惚れして劇団入りした碓氷真澄(牧島 輝)や、「MANKAIカンパニー」の脚本を担当する皆木 綴(前川優希)、芝居を続けることに迷う社会人の茅ヶ崎 至(立石俊樹)、謎の出自を抱えているシトロン(古谷大和)らが、“監督=客席”に向けてまっすぐに感情をぶつけてくる姿が眩しい。

監督と劇団員の繋がりだけではない。様々な理由のもとに集った劇団員たちも、時にぶつかり合いながら理解を深め、お互いを支え合うことで絆を芽生えさせていく。

劇団OBの鹿島雄三(滝口幸広)による厳しいコーチのおかげもあり、素人から始めた佐久間たちがみるみる成長していく様が楽しい。演技に対する壁や、芝居を続けていくことへの悩み、そして舞台が出来上がっていくことの喜びが“本物”として伝わってくるのは、役としての演技のみならず、内面からの実体験がにじみ出ているからかもしれない。若手俳優たちが“役者”を演じる面白さが感じられた。

「春組」メンバーは稽古を積み重ねて、いよいよ新生春組の旗揚げ公演『ロミオとジュリアス』初日を迎える。芝居と歌に殺陣を交えたミュージカル。ストーリーはダイジェストになるが、時間以上の満足感がある劇中劇のシーンだ。客席からの拍手が、劇中劇の終わりとリアルタイムで公演している本作を結び付ける、不思議な感覚と幸福感に包まれた。

そして「春組」公演の成功によって、「夏組」の立ち上げと公演も決定する。

「夏組」メンバーも個性豊か。天才子役上がりの超人気俳優である皇 天馬(陳内 将)、女装姿で毒舌、ドライな性格の瑠璃川 幸(宮崎 湧)、気弱な性格だが「春組」の公演を観て芝居を始める決心をした向坂 椋(野口 準)、三角形が大好きな不思議ちゃんだが、卓越した身体能力と芝居力を持つ斑鳩三角(本田礼生)、綴の先輩でありコミュ力の高い三好一成(赤澤 燈)。

個性の強い5人が、それぞれの葛藤を乗り越えてチームの結束力を深めていく姿は必見だ。 新生夏組 旗揚げ演目『Water me!~我らが水を求めて~』は、アラビアン風の衣裳、歌、ダンスもアップテンポで見応え十分。それぞれの個性も存分に生かされている。

「春組」「夏組」それぞれに“舞台の魅力”をたっぷり伝えてくれる。演劇を通して彼らが自分の生き方を見つけるように、芝居に生きる彼らを通して、舞台の楽しさを再認識できるステージだ。

東京公演は6月28日(木)~7月8日(日)、天王洲 銀河劇場にて上演。その後、京都公演が7月13日(金)~7月16日(月・祝)、京都劇場にて上演される。また、10月26日(金)~11月4日(日)には天王洲 銀河劇場にて東京凱旋公演が上演予定。

各ライブ配信も決定しており、WOWOWライブチャンネルでは、東京公演初日の放送が決定(放送日時は7月17日(火)21:00)。また、京都公演千秋楽(7月16日(月・祝)18時公演)のライブ配信がDMM.comにて。東京凱旋公演大千秋楽(11月4日(日)18時公演)のライブビューイングが全国各地の映画館にて実施される。

MANKAI STAGE『A3!』~SPRING & SUMMER 2018~

東京公演:2018年6月28日(木)~7月8日(日)天王洲 銀河劇場
京都公演:2018年7月13日(金)~7月16日(月・祝)京都劇場
東京凱旋公演:2018年10月26日(金)~11月4日(日)天王洲 銀河劇場


■東京公演初日の模様がWOWOWライブにて放送
〈放送日時〉2018年7月17日(火)21:00〜
詳細はこちら

■京都公演千秋楽の模様のライブ配信が決定
〈配信日時〉2018年7月16日(月・祝)18:00〜公演
詳細はこちら

■東京凱旋公演千秋楽の模様のライブビューイングが決定
〈開催日時〉2018年11月4日(日)18:00〜公演
*詳細は後日公式サイトにて


原作:イケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』
演出:松崎史也
脚本:亀田真二郎(東京パチプロデュース)
音楽:Yu(vague)
振付:梅棒
メインテーマ制作:大石昌良

出演:
【春組】
佐久間咲也 役:横田龍儀
碓氷真澄 役:牧島 輝
皆木 綴 役:前川優希
茅ヶ崎 至 役:立石俊樹
シトロン 役:古谷大和

【夏組】
皇 天馬 役:陳内 将
瑠璃川 幸 役:宮崎 湧
向坂 椋 役:野口 準
斑鳩三角 役:本田礼生
三好一成 役:赤澤 燈

鹿島雄三 役:滝口幸広
松川伊助 役:田口 涼
迫田ケン 役:田内季宇

古市左京 役:藤田 玲

オフィシャルサイト
公式Twitter(@mankai_stage)

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