Interview

小松準弥&松村龍之介。同い歳の若き役者ふたりがつかこうへいの“魂”を受け継ぐ──つかこうへい生誕70年記念特別公演「『新・幕末純情伝』FAKE NEWS」

小松準弥&松村龍之介。同い歳の若き役者ふたりがつかこうへいの“魂”を受け継ぐ──つかこうへい生誕70年記念特別公演「『新・幕末純情伝』FAKE NEWS」

一体感がある。嘘をつかない稽古

稽古はいかがでしょうか。

松村 濃いね。朝から稽古が濃い(笑)。

小松 そう、そう(笑)。この間、だいたいのストーリーを稽古する荒通しをして、しんどい思いをしましたが、みんながみんなを助け合う感覚がありました。何度も言いたいのですが、体力も声もしんどいです。だからこそ逆に、みんなで踏ん張っていこうと一体感が生まれてお互いがフォローし合う。本番になったら余計にそれを感じられると思います。とにかく、体と喉のケアをしておきたいです。

松村 たしかにしんどいですが、楽しいですね。みんなで毎日汗を流して、声を張って、わからないことだらけで、それをひとつずつ解決していく。とても充実して、かけがえのない時間になると思っています。そういう稽古は“嘘”をつかないから、本番に反映されますし、まだ稽古は途中なので、もっといろいろなものを見つけていきたいと思います。自分ができないからこそ、今日は何を吸収しようとつねに考えながら稽古をしています。

稽古中の面白いエピソードはありますか。

小松 桂小五郎の田中涼星のシーンは面白い!

松村 アドリブがあるのですが、日替わりなので、彼はどんどんネタを放り込んでくるんです。そうじゃなくても、涼星は普段からボケるから、よくツッコんでいます。逆に涼星の前でボケたりすると、ボケとツッコミの応酬が続く。楽しい稽古場だよね。

小松 それから、北原さんが“原ちゃん”と言われることをなぜかすごく嫌がって。でも、稽古が進んでいくにつれて馴染んできたようで、今ではすんなり納得されています(笑)。

同い歳で誕生日は5日違いの同志

おふたりの互いの印象はいかがですか。

小松 僕らはすぐに打ち解けられました。同い歳でしかも誕生日は5日違い。

松村 出身地は隣りの県で、A型で、お互い剣道をやっていた。

小松 それだけでも繋がりがあるよね。彼は吸収力がとてつもないです。「これいいな」と思ったらすぐに演技に取り入れるし、だからといって、そこに満足しない。いつも何かを探している印象です。ときどき笑わせてくれる言動がありますが、真面目で誠実です。

松村 嬉しい(笑)。初めて会ったときは、好青年がそこにいるというイメージでした。スタイルもいいし、かっこいい人がいると思って、年上だと思っていたんです。なのに、同い歳で、共通点が多いと知ってからすんなり仲良くなって、よくご飯に行くし、一緒にいるとラクで、自分を飾る必要がないし、芝居をしていても自然体で相対することができる素直な人です。

小松 ありがとう(笑)。

では、つかさんの作品から受け継ぎたいものはありますか。

小松 『新・幕末純情伝』を通して、つかさんの作品のパワーを受け継ぎたいです。つかさんの生み出した土方の人間味や泥くささを感じて、それを糧に演じて、最終的に演劇の本当の楽しさを役者として学んでいきたいですし、その楽しさをお客様に届けたいです。

松村 つかさんはいらっしゃいませんが、つかさんから直接“魂”を受け継いでいる人たちがいて、その“魂”を僕らが受け継いでいく。その魂にある“つかイズム”は、つかさんの作品にすべて根づいているものです。セリフひとつにしても、絶対プラスの経験になるので、この作品でつかさんの“魂”をもっと吸収したいです。

おふたりが役者として心がけていることはありますか。

松村 僕は空気を読むことです。自分が演じるときはこうしようとか、ほかの方が演技するシーンであれば、僕はこうしなければいけないという空気を舞台や脚本から読んで演技します。例えば笑いも空気が大事ですし、空気の流れにあるテンポや間を大切にしています。

小松 第一にお客様を楽しませて、少しでも何かを感じてもらえたらと思っています。そのためには、役に身を委ねようと心がけて、僕が自分自身を生きるのではなく、僕がどこまで“演じる人”になれるのかを大切にしていますね。

お客様に演劇の楽しさを伝えたい

それでは最後に見どころをお願いします。

小松 沖田総司という女性を巡った“人間”が描かれています。人間の綺麗な部分だけではなく、醜い部分も垣間見えるし、だからこそ、それを観ているお客様は共感できると思います。この作品を通して、「私はこうして生きたい」という目標が見つかるはずです。そして、この作品に出演できるのは、役者として次のステップへ羽ばたけるチャンスだと思っていますので、つかさんの意志を継いで、演劇の楽しさを伝えられるように、みなさんを楽しませますよ。

松村 それぞれの登場人物の感情は、すべて総司に向いています。目的は共通していて矢印は一緒だけれど、感情の質が違うので、いろいろな人間模様が見られると思いますし、それぞれの生き様を見届けていただけたら嬉しいですね。


【募集終了】抽選で2名様に小松準弥さん&松村龍之介さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

7月4日(水)~7月11日(水)23:59

・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者へ譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。

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つかこうへい生誕70年記念特別公演「『新・幕末純情伝』FAKE NEWS」

2018年7月7日(土)~7月30日(月)紀伊國屋ホール

STORY
徳川260年の泰平の世が、今まさに崩壊せんとしている文久3年。武士になりたい一身で、京都への道を急ぐ一群の男たちがいる。近藤 勇率いる、新撰組。その隊士の中に「女」がいた。沖田総司。小さい頃から男として育てられ、ただひたすら剣の修行を強いられてきた孤独な女──。
風雲急を告げる、時は幕末。勤皇、佐幕が入り乱れる動乱の京の街で、総司は愛する土方歳三のため、ひとり、またひとりと勤皇の志士たちを斬り続ける。そして、そんな総司の前に、ひとりの男が立ちふさがった。その男こそ、日本に新しい時代をもたらす男。土佐の龍、坂本龍馬──。
裏切りと憎悪渦巻く暗黒の時代、総司と土方、そして龍馬の胸を焦がす、熱い恋の行方とは? そして、勝 海舟、桂 小五郎……幕末の若き志士たちが夢見た、新しい時代の夜明けとは?

国とは、女のことぜよ。
日本とは、おまんの美しさのことぜよ。
明日とは、男と女が見つめ合う、
熱い眼差しのことぜよ。
国とは、男と女が愛おしく思い合う
意思のことぜよ。
その強い意思があるかぎり、
国は滅びん!

作:つかこうへい
脚本:渡辺和徳
演出:河毛俊作

出演:
沖田総司 役:北原里英
坂本龍馬 役:味方良介
土方歳三 役:小松準弥
桂 小五郎 役:田中涼星
新撰組隊士二宮 役:増子敦貴
岡田以蔵 役:松村龍之介
勝 海舟 役:細貝 圭

久保田 創
大石敦士
須藤公一
山田良明
榛葉恵太
岡元次郎
佐藤賢一

オフィシャルサイト
公式Twitter(@rup_produce)

小松準弥(こまつ・じゅんや)

1993年12月23日生まれ、宮城県出身。2014年、NINAGAWA×SHAKESPEARE LEGENDⅠ『ロミオとジュリエット』で舞台デビュー。主な出演舞台に『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』、『ポセイドンの牙』、『アラタ~ALATA~』などがあるほか、CDではツキクラ『未来のPiece』、ツキクラ×劇団アルタイル『僕らはSummer』などをリリース。2018年9月にはあんさんぶるスターズ!オン・ステージ初のライブ公演『あんステフェスティバル』に出演する。

オフィシャルサイト
公式Twitter(@junya_komatsu)

松村龍之介(まつむら・りゅうのすけ)

1993年12月28日生まれ、岩手県出身。主な出演舞台に『戦国BASARA』シリーズ、『残響のテロル』、『劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪ JOKER TRAP』【映画】『ブーケなんていらない!』、『阿修羅少女〜BLOOD-C異聞〜』などがある。2018年秋に公開予定の『BLOOD-CLUB DOLLS』で主演を務める。

オフィシャルサイト
公式Blog

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関連書籍:つかこうへい『幕末純情伝~龍馬を斬った女~』
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