連続テレビ小説「半分、青い。」特集 『まだまだ半分、青い。』  vol. 1

Interview

『半分、青い。』後半戦突入!矢本悠馬&奈緒が語る「青かったころ」とは!?仲良し対談実現!

『半分、青い。』後半戦突入!矢本悠馬&奈緒が語る「青かったころ」とは!?仲良し対談実現!

スタートからもう4ヶ月、連続テレビ小説、すなわち朝ドラ『半分、青い。』が好評放送中だ。7月からは“人生・怒涛編”へ──という具合に、ストーリーの折り返し点を過ぎても、まだまだ盛り上がっていきそうな気配濃厚。そこで、後半戦も『半分、青い。』をいっそう楽しめるようにと、エンタメステーションでは特集をスタートする。
キャストやスタッフにインタビューを行い、それぞれの「まだ青かったころ」のエピソード、そして収録時のエピソードや作品への思いなどをフィーチャーしていく。
記念すべき初回は、永野芽郁扮するヒロイン・森山鈴愛(旧姓:楡野)と幼なじみ・萩尾律(佐藤健)とのカルテット「梟(ふくろう)会」のメンバーである、ブッチャーこと西園寺龍之介役の矢本悠馬と、木田原菜生役の奈緒の2人が登場。劇中ドラマ『ロング・バージョン』でも見せた息の合ったコンビネーションを、この対談でも存分にご堪能あれ!

取材・文 / 平田真人 撮影 / コザイリサ


半分どころか、全身青かった!?
派手すぎて大人しくなりたかった矢本悠馬と、地味ゆえに運動部に憧れていた奈緒の“青き時代”。

お2人には『半分、青い。』特集の一番手を務めていただきます。さっそくですが、文字通り「あのころは、青かったな」という青春時代=思春期のエピソードから、お話いただけるでしょうか。

矢本 そうですねえ…学生時代、金髪だったんですよ、僕。当時の何て言うんですかね、音楽カルチャー的にはDragon Ashとか10-FEETとか、ちょっとゆったりした感じのが流行っていて、不良っぽい服装をしてて。その写真を見ると相当イタイっすね(笑)。尖ってるって言うとカッコよく聞こえるけど、今にしてみると恥ずかしいっすね。

奈緒 あ~、わかるかも!

矢本 何か、学生時代特有のイキ(が)ってる感じというか、誰からも強く見られたいみたいな発想がね、青いなんてもんじゃなかったすね~。あのころの感覚には絶対に戻りたくないかな。

奈緒 へぇ~! 

意外でした?

奈緒 矢本さんの当時の話はちょこちょこと聞いていたんですけど、「絶対にそのころに戻りたくない」というのは、ちょっと意外でした。

矢本 いや、楽しかったんだけどね、いま思い返すと自惚れてたっていうか、“井の中の蛙”じゃないけど、世間知らずだったし、社会性が全然なかったなって。

何しろ、この世界に入って仕事するまで、敬語も使えなかったし、挨拶もできなかったくらいだから(笑)。今の俺が一番嫌いなのが、昔の自分みたいなヤツなんですよ。半分どころか、全身青かったから、ホント嫌なんですよね。 まあ、自分でそのころをイジるのはいいんですけど、人からイジられると、結構本気で「やめてほしいなぁ」って思うくらい嫌ですね。でも、俺なんかより奈緒ちゃんの方が面白そうじゃん、学生時代の部活の話とか。

奈緒 う~ん…部活で言うと、中学校では美術部に入っていて。そのころ、運動部に対しての憧れとか、派手で目立つ子に対する憧れとかがすごくあったんですよ。だから、絶対に自分では着ないのに“ギャル雑誌”を読んだりとかしてて。

矢本 え、着ないのに“ギャル雑誌”読んでたの? どういうこと、それ?

奈緒 絶対にしない髪型とか服装とかが載っているんですけど、やたらと憧れだけはあるから、そういう雑誌を読んだりとかして、自分の思いをそこに注いでいたというか。そのころ抱えていた、“地味な自分を認めたくない、どこか受け入れたくない”みたいな気持ちを、ギャル雑誌を読むことでどうにかしていた、みたいな。まあ、今はもう全然地味でもいいやって、受け入れちゃってますけどね(笑)。

矢本 あ~、じゃ俺と逆だわ。派手すぎて大人しい方に行きたかったクチだから。

奈緒 そうなんですよ、私は大人しすぎて、運動部の後ろをちょっと走ってみたりとかして。

矢本 何それ、目的がわかんない(笑)。

奈緒 しかも制服のまま走ってたんです(笑)。

矢本 他人から「アイツも派手なグループの仲間なのかな」って思われたかったワケ? 

奈緒 何だろう、運動部が外周を走るっていうのに何か憧れがあったんですよ。で、みんなと一緒になりたいっていう願望が強いあまり、制服で外周してました(笑)。

矢本 いやいや、外周のツラさ、ナメてるだろ(笑)。ていうか、制服で外周しているヤツがいたら、逆に怖えし。だって、目的わかんないでしょ、美術部のヤツがなんで制服で外周してるんだって。「あれ、絵を描くのにも体力とかいるんかな?」とか思っちゃうし。

奈緒 そう! だから、「絵も体力がいるんだよ」って言い張ってました。そんなふうにチグハグなことを中学の時はしていましたね。

矢本 青い…のかな、それ?

奈緒 青くないですか?

矢本 つうか、イタイ? 俺は胸が痛い(笑)。

奈緒 え~っ。青かったことにしてくださいよ~。青かったなー、私(笑)。

人によっては、青い時代が“黒歴史”になったりするかもしれませんね(笑)。

矢本 まぁ、学生時代なんて、たいがいはイタかったりしますからね。ブッチャー(=矢本演じる西園寺龍之介)なんかはね、大人になってもああいう髪型(=リーゼント)とかして、“青い”感じが続くんですけど、そういうピュアな状態でい続けるのって、逆になかなか難しいんじゃないかって思うんですよ。

奈緒 うんうん、確かに難しい。

ブッチャーの律くん(=佐藤健)に対する態度や接し方からも、それはうかがえますよね。

矢本 まったく濁ってないもんですね。

奈緒 澄んでるって言った方がいいかも。あの…学生時代って集団生活じゃないですか。その中で、『梟会』のような関係性の友達がいるっていうのは、一つ安心材料ですよね。

矢本 うん、それはあるね。

奈緒 単純に、いいな~って思ってるだけなんですけど。

矢本 逆に、ああいう友達がいないと、まぁ…学校に行く面白さが半減するからね。

奈緒 自分を受け入れてくれる場所がある、という安心感って大きいと思う。

第15話より ©NHK
「喫茶・ともしび」にて梟会メンバー。清に一目惚れした律をいじる鈴愛、ブッチャー、菜生。

お2人には、梟会のメンバーのように学生時代から関係性が続いている友人の方って、います?

奈緒 私は…(少し遠慮がちに)います。

矢本 え、俺もいるよ。なんで、そんな言い方(笑)?

奈緒 いや、もしいなかったらどうしようかなって、一応気をつかってみました(笑)。

矢本 何だよ、それ(笑)。でも、まぁ…年齢も年齢なので、地元の友達はみんな結婚していたり子どもがいたりして、帰省しても逆に旅行いっちゃってたり、奧さんの田舎に行ってたりするので、東京で仲良くなった友達と過ごしてる時間の方が多くなりましたね。

奈緒 あ、そうなんだ…。私は上京してきた時に、高校で一番仲の良い子が先にこっちに来てたので、その子の家から5分のところに引っ越してきました。内見もせずに、その子の家に近いからという理由だけで即決したんです。

矢本 マジで? 俺が友達だったら、ちょっと引くわ(笑)。

奈緒 えー、でも、すごく喜んでくれたからいいんですよー(笑)。「奈緒には近くに住んでほしい」って言ってくれてましたしね。女の子同士、それこそ「梟会」じゃないですけど4人組で仲が良くて。今はそれぞれ違う世界で働いていて、別の道に進みましたけど、いまだにテレビ電話でグループ通話みたいなことをしてますね。

矢本 そういうところは女子特有だよな。男同士は電話なんかしないもん。

奈緒 え、本当に!?

矢本 だって、男の友達同士、電話で何しゃべるわけ? 話なんか弾まないっしょ。

奈緒 え~、そういうものなんだ?

矢本 悩み相談とかしないからね、男同士だと。グチとかは言うかもしれないけど。でも、「いま俺、こういうことで悩んでてさ」みたいなことは言わない。ダサいところは見せたくない、みたいなところもあるし。

奈緒 じゃあ、どんなこと話してるんですか?

矢本 基本的には学生時代のくっだらない話の延長戦みたいな感じだね。マジでアホみたいなことしかしゃべってない(笑)。何のタメにもならない話をどんだけ面白く言えるか、っていう対決みたいなノリっていうか。

奈緒 あ、そんな感じなんですねぇ。

矢本 いや、世の中の男の人たちがみんなそうだ、っていうわけじゃないけど、俺らの仲間内はそんな感じかなぁ。

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