Interview

佐奈宏紀&高橋健介が、バカリズムの独特な世界観をどう演じるのか? 舞台「ひらがな男子」開幕に向けた、笑い溢れる2ショットトーク!

佐奈宏紀&高橋健介が、バカリズムの独特な世界観をどう演じるのか? 舞台「ひらがな男子」開幕に向けた、笑い溢れる2ショットトーク!

バカリズム、小出祐介(Base Ball Bear)、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)の3名が、視聴者の意見を取り入れながら“世界中に愛と笑顔をふりまく2次元キャラクター”を生み出す、日本テレビのバラエティ番組「アイキャラ」から誕生した「ひらがな男子」。
今回、バカリズム脚本、川尻恵太(SUGARBOY)演出という期待高まる布陣で舞台化される。ひらがなの擬人化である「ひらがな男子」たちが、2.5次元の舞台でどう暴れ回るのか!? 「あ」役の佐奈宏紀と「う」役の高橋健介に、作品への意気込みと“文字”や“言葉”に関するエピソードを聞いた。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 冨田望

「なんか面白かったな」って気軽に楽しめる感覚を、舞台でも感じてもらえたら

「ひらがな男子」の存在は知っていましたか?

高橋健介 僕は出演が決まってから初めて知りました。佐奈ちゃんは知っていたんだよね?

佐奈宏紀 そうなんです。僕は「アイキャラ」を視聴していたので、「ひらがな男子」の成り立ちを見守ってきていました。

高橋 まさか「あ」を自分が演じるとは?

佐奈 そう、まさか見ていた番組から生まれた作品に出演できるとは……。僕、「あ」役の声優さん、梶 裕貴さんが大好きなんです。だから「まさか、同じ役ができるなんて!」と衝撃でした。あんまり声は似ていないと思うんですけど(苦笑)。そこは気にせずやれたらなと思っています。

佐奈宏紀

高橋さんは、“ひらがな”を演じると知ったときにはどう思われましたか?

高橋 そうですね、やっぱり日本の伝統文化というか、文字を演じるものとして、日本で3番目の男になれたらと思いました。

50音順で数えると「う」は3番目のひらがなですからね(笑)。

高橋 そうです(笑)。でも新しい試みだなと思いました。擬人化作品は多いですけど、 “文字”が人になるということに多少の戸惑いは感じます。でも、設定が新鮮なぶん楽しい作品になるのではないかなと思います。

高橋健介

「ひらがな男子」の映画版(今年3月に試写会、5月に公開された)はご覧になりましたか?

高橋 はい。映画版、面白かったです! キャラクターがお客様に「どっちに行ったらいいと思いますか?」って問いかけてきて、選択画面が出てきたりしたんですよ。ストーリーは仲間集めから始まるので、それぞれのキャラクターのエピソードがあるんですけど、テンポもすごく良かったです。

佐奈 うん、あっという間に感じた! それを踏まえて考えると、ルールに縛られない舞台になりそうな気がします。これまでの2.5次元作品とはやり方が違ってきそう!

高橋 “普通”って考えないほうがいいよね。僕としては、映画版を観たときに感じた「なんか面白かったな」って気軽に楽しめる感覚を、舞台でも感じてもらえる作品にできたらいいなと思っています。

あらすじに「文字が失われた世界で、ひらがな男子たちが仲間を探して、文字を取り戻していく」とあったので、シリアスな要素が多いのかと思っていました。

高橋 いやいや。身構える必要はまったくないです! 予備知識とかもなく楽しめるよね?

佐奈 うん。結構、ズコーッてなると思います(笑)。映画版の話ですけど、ボケとツッコミがふんだんに散りばめられていて、「これはツッコんだらダメだよね」っていうところにもガンガン切り込んでいくので。例えば、ミュージカルで急に歌い出すのは、観客側も“そういうもの”として観ているわけじゃないですか。でもそこに容赦なくツッコミを入れていくのが「ひらがな男子」。

高橋 「おい、どうした急に?」ってキャラクター同士でツッコむ(笑)。暗黙の了解だったところにスポットが当たる面白さがありました。なので、原作があるとはいえ、自分たちが持っている笑いの感覚をフルに使わないと成立しないなと思っています。

なるほど。舞台の脚本はこれからですか?(※取材は6月中旬)

佐奈 そうなんです。めちゃくちゃ楽しみ!

高橋 バカリズムさんのTwitterをフォローしているんですけど、「第2稿を書き上げた」「今、直している最中」と、進行をいろいろつぶやかれているので、何度も書き直しているってことは、「戦っているのかな~?」とか勝手に想像しています(笑)。僕は、舞台だからというルールに縛られるのではなく、バカリズムさんの世界観で作られたものを見てみたいし、それを思いきりぶつけていきたいと思っています。

佐奈 映画版も本当に“ルールなし”というか、バカリズムさんの世界観だったからね。

高橋 NGなしでやりたい! バカリズムさんのセンスが溢れる脚本を楽しみにしています。

バカリズムさんのコントは、ご覧になられたことがありますか?

高橋 好きです! それこそひらがなを題材にしたコントもありますし、都道府県ネタとかも。あのシュールな感じが、めっちゃ好きです。

佐奈 僕は、前々から“おはよう”っていうコントが好きだったんです。ちょっとミュージカル風なんですけど、「ひらがな男子」を舞台化すると聞いたときに、そのコントが真っ先に思い浮かびました。そのニュアンスが入ってくるのではないかなと思っています。バカリズムさんの作品にはいつも「その切り口でくるんだ!?」と驚かされることが多いので、今回の舞台でその驚きをお客様にも与えられたらいいなと思います!

お笑い、おふたりともお好きなんですね。

佐奈高橋 はい!

高橋 好きだすね~。

佐奈 「だす」?(笑)どういうことですか? “ひらがな”、ちゃんとしてください!

高橋 (笑)。「で」がなくなっちゃたんだよ。じゃ、探しに行こう?

佐奈 そうだね、「で」の「ひらがな男子」を見つけに行こう!

(笑)。では、ノリツッコミが入るような軽快なテンポのお芝居も得意?

佐奈高橋 いやいや!

佐奈 見るぶんには好きですけど……。

高橋 自分の感覚と、見て面白い感覚は別なので。バカリズムさんに査定してもらいたいです。

佐奈 僕も。笑いたるものを伝授していただきたいです!

あ:佐奈宏紀

おふたりが演じる「あ」と「う」は、笑いの要素も必要とされるキャラクターなのでしょうか?

高橋 どっちもボケるし、ツッコんでいますね。

佐奈 ふたりが天然でやっていることを、「ち」とか周りのキャラクターがツッコんでいく感じかもしれないです。

高橋 “天然”と言ったら、キャラクター全員がそうだからね。

佐奈 キャラ設定が濃い! もう、ある意味では境地に達しています。

高橋 そういうところが面白いんだよね。なので、変にボケることとかは考えず、純粋に一生懸命やるほうが“らしさ”が出るのかなという気はしています。

佐奈 なんかカッコよく感じてくるよね?

高橋 え!? うーん、それはどうかわからないけど(笑)。みんながひとつのことに向かって、一生懸命になっている姿は素敵だなと思うから。信念にもとづいてまっすぐ生きているので。

う:高橋健介

その筆頭となって行動していくのが「あ」と「う」?

高橋 映画版ではそうでしたね。もしかしたら舞台版では違うかもしれないですけど。

佐奈 全然「あ」が出てこないってパターンもあるかもしれないですから。「う」はナレーションのみとか?(笑)

高橋 それはそれで面白い(笑)。俺は面白ければなんでもいいよ!

佐奈 まさかの全編セリフが英語だったりしてね。「We are HIRAGANA MEN」!

高橋 Yeah!(笑)

フタを開けてみたら“アルファベット”という可能性まで!?(笑)ますます初日を楽しみにしています。それでは続いて……。

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