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『ジョジョ』第5部は「原作エピソードを削ることなくアニメ化」! メインキャストに小野賢章&中村悠一、ファン騒然の『黄金の風』ジャパンプレミアまとめ

『ジョジョ』第5部は「原作エピソードを削ることなくアニメ化」! メインキャストに小野賢章&中村悠一、ファン騒然の『黄金の風』ジャパンプレミアまとめ

荒木飛呂彦原作による超人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部=“黄金の風”がついにTVアニメ化される。2018年10月からの放送スタートを控え、今回はメインキャストの発表が行われた“ジャパンプレミア”イベントのレポートとともに、これまでに明らかになっている情報をまとめてみた。

取材・文 / 柳 雄大


『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』とは?

『ジョジョの奇妙な冒険』は、ジョースター家とその宿敵・ディオとの数世代にわたる闘いを軸とした物語。30年以上の長期にわたり続く原作漫画は、舞台となる場所や主人公が変わるたびに新たなパートへと突入しており、原作は現在第8部『ジョジョリオン』がウルトラジャンプ(集英社)で連載中だ。

『ジョジョ』のTVアニメシリーズはこれまで2012年~2016年にかけ4度にわたり放送。原作の第1部~第4部までが現在通算113話でアニメ化されてきた。これに続く形で、およそ1年半のインターバルを挟んで発表されたのが今回の第5部『黄金の風』アニメ化。放送開始は2018年10月に予定されている。

作品を手がけるメインスタッフ、キャラクタービジュアルに続いて公開になったのが、以下のティザーPV。

~『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』あらすじ~
舞台は2001年・イタリア──東方仗助たちと、吉良吉影との杜王町の未来を賭けた最終決戦から2年後。ジョースター家の宿敵、ディオ・ブランド―を父親に持つジョルノ・ジョバァーナは、裏社会を牛耳るギャング組織“パッショーネ”とトラブルになり、その一員、ブローノ・ブチャラティに命を狙われる。戦闘を経て、「パッショーネのボスを倒し組織を乗っ取る」というジョルノの野望を聞いたブチャラティ。組織に疑問を抱いていた彼はジョルノを自分のチームに引き入れることに。ブチャラティ、アバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴというメンバーとともに、ギャングスターを夢見るジョルノは、一大組織であるパッショーネと対峙していく。

メインキャスト発表。ジョルノ役は小野賢章、ブチャラティ役は中村悠一に

そんなTVアニメ化発表から2週間が経った7月5日には、メインキャストの発表と第1話先行上映を行う“ジャパンプレミア”イベントが開催された。

ジョルノ・ジョバァーナ役には小野賢章、ブローノ・ブチャラティ役には中村悠一が発表となり、大歓声が迎えるなか2人が会場に姿を現した。

小野賢章(ジョルノ・ジョバァーナ役)、中村悠一(ブローノ・ブチャラティ役)

小野賢章は映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・ポッターの吹き替えで知られるほかTVアニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ 役で主演、今年放送のTVアニメでは『アイドリッシュセブン』七瀬陸 役、『覇穹 封神演義』太公望 役でいずれも主演。中村悠一は『CLANNAD』シリーズの岡崎朋也、『機動戦士ガンダム00』シリーズのグラハム・エーカー、『マクロスF』早乙女アルト、『おそ松さん』カラ松などを演じており、いずれも今をときめく超人気声優だ。

ちなみに『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』は過去にTVゲームでも展開されており、かつて朴璐美、浪川大輔がジョルノ役を、櫻井孝宏、杉山紀彰がブチャラティ役を演じたことがある。

そして、ジョルノ、ブチャラティ以外のメインキャストも一挙発表。以下の強力な布陣が明らかになった。

ジョルノ・ジョバァーナ:小野賢章
ブローノ・ブチャラティ:中村悠一
レオーネ・アバッキオ:諏訪部順一
グイード・ミスタ:鳥海浩輔
ナランチャ・ギルガ:山下大輝
パンナコッタ・フーゴ:榎木淳弥

原作のエピソードは「削ることなく」アニメ化される!

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』では、これまでTVアニメ第1部~第4部のディレクターを務めてきた津田尚克が総監督に就任。監督には木村泰大・髙橋秀弥という2名が新たに加わることとなった。両監督は今回のTVシリーズで“エピソードごとに”関わっていくという。

“ジャパンプレミア”イベントにはふたりの監督も初めてファンの前に姿を見せ、作品の制作状況などについてコメントした。それらの内容を要約して紹介する。

現在の制作状況は?

木村監督 現在アフレコは第3話まで終わっている。

今回、監督としてどのように作品に臨んだか。

髙橋監督 『ジョジョ』の世界観に入り込むという作業をまずやった。『ジョジョ』特有の演出方法や見せ方の研究。それらを踏まえて新たなジョジョをここで出せればと、木村監督、津田総監督と3人で話し合いながら進めている。

今回のアニメ化のために、舞台となるイタリアへロケハンに行ったとのこと。なかなか強行スケジュールだったようだが……?

髙橋監督 原作の展開に近い日数で回ったので大変だったが、舞台となっている所はだいたい見に行った。「ヴェネツィアに行ったらまずトイレを見に行く」から始まって、色んなトイレを見た。ローマも行ったし、ナポリは治安の悪さを肌で感じた。

アフレコ現場では監督・キャストの間でどんなやりとりがあるか。キャストと作り上げていく上での難しさはあるか。

髙橋監督 「じゃない!」ではなく「じゃあない!」と言うなど、『ジョジョ』の独特の言い回しなどを(岩浪美和)音響監督から教わった。キャストの皆さんにも実践してもらっている。

木村監督 ブチャラティチームだけではなく敵方の暗殺チームにも背景があるので、そちらも各キャラクターたちをイキイキと描きたい。

今回のアニメ化では、原作のエピソードは削ることなくアニメ化される?

木村監督 もちろんです。

……このコメントには場内から拍手が沸き起こった。長編でエピソードと登場キャラクターが非常に多いことで知られる『ジョジョ』だが、これまでのTVアニメシリーズ通り、ほぼすべてのエピソードを見ることができそうだ。

さらに、別のイベントで渡米中につき会場に来られなかった津田尚克総監督からは会場に手紙が届けられた。以下は抜粋。

『黄金の風』はイタリアが舞台ということで、今まで以上に場所の空気感のようなものを意識して制作している。『ジョジョ』を鑑賞して、「そうだ、イタリア行こう」と思っても大丈夫。聖地巡礼しやすいように忖度してみました。
今までの『ジョジョ』同様に奇妙な冒険ながら、今まで以上に重めのテーマを扱っていたりと、チャレンジングなシリーズになっている。制作陣も、絵、画面、シナリオ、音楽、全てにおいて今まで以上のチャレンジをして制作をしている。

第4部までの流れを受け継いで……

最後に、ジョルノ・ジョバァーナ役の小野賢章、ブローノ・ブチャラティ役の中村悠一からのコメントも紹介したい。

小野 (アフレコは)まだ序盤の第3話なので、登場人物同士の会話は少ない。ジョルノにはセリフに近いモノローグが多く、セリフとモノローグの区別が難しい。独特の台詞の言い方、「じゃない!」じゃなくて「じゃあない!」なところなどは、『ジョジョ』を演っていると実感できるポイント。これから仲間が増えていくのがすごく楽しみ。

中村 ブチャラティのリーダーシップについて。単純にリーダーとして資質があるから皆がついてくるということじゃなく、ブチャラティの中に正義があり、それに対して迷いなく進んだり、ぶれないところに人間味がある。クールなように見えてすごく熱い人物。それを表現としてどう出していくかは考えていかないといけない。第5部では冒頭に広瀬康一が出てくるが、梶(裕貴)くんが康一として第4部までの流れを渡してくれる。そこでどういう雰囲気なのかを見せてもらい、受け継いでいけるので、アフレコ現場としてはとても助かった。

小野 奇妙な冒険、僕たちの冒険は始まったばかり。今日はファンの皆さんの熱意、期待感を肌で感じることができた。よりいっそう気を引き締め直してがんばりたい。スタッフ・キャスト一同、全力で取り組んでいくので、10月からの放送に向けて応援よろしくお願いします。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』

2018年10月より放送開始予定

【スタッフ】
原作: 荒木飛呂彦(集英社ジャンプ コミックス刊)
総監督: 津田尚克
監督: 木村泰大・髙橋秀弥
シリーズ構成: 小林靖子
キャラクターデザイン: 岸田隆宏
総作画監督: 石本峻一
スタンドデザイン・アクション作画監督: 片山貴仁
プロップデザイン: 宝谷幸稔
美術設定: 滝れーき・長澤順子・青木薫
色彩設計: 佐藤裕子
美術監督: 吉原俊一郎・加藤恵
撮影監督: 山田和弘
編集: 廣瀬清志
音響監督: 岩浪美和
音楽: 菅野祐悟
アニメーション制作: david production

【キャスト】
ジョルノ・ジョバァーナ:小野賢章
ブローノ・ブチャラティ:中村悠一
レオーネ・アバッキオ:諏訪部順一
グイード・ミスタ:鳥海浩輔
ナランチャ・ギルガ:山下大輝
パンナコッタ・フーゴ:榎木淳弥

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/ 集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

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