LIVE SHUTTLE  vol. 9

Report

MACO @豊洲PIT 2016.02.28

MACO @豊洲PIT 2016.02.28

 昨年、1stアルバム『FIRST KISS』をリリースし、今年2月3日には最新シングル『恋心』をリリースしたMACO。初の全国ツアー“MACO FIRST KISS 2016”が2月7日からスタートし、キュートな歌声と切ないラブソングで多くのファンを魅了した。今回のツアーから、2月28日に豊洲PITで行われた東京公演の模様をレポートしよう。

開演時刻を少し過ぎた頃、『Don’t You Know I Love U』のイントロが流れ出し、ステージにMACOが登場すると大きな歓声が上がる。張りのある歌声が響き、ステージを左右にゆっくりと歩きながら観客に笑顔でこたえ、会場が明るく華やいだ空気に包まれる。その明るさを『君の背中に』の勢いに繋げ、パワフルなサウンドとともに盛り上げていく。

「東京!MACOが東京に戻ってきたよ!福岡場所、名古屋場所、そして本日は東京場所でございます。相撲じゃないよ(笑)。今日は東京でライブができるのが嬉しくて嬉しくて仕方なかったです。ここにいるみんなとひとつになって、忘れられない魔法の一日を作っていきたいと思います」

そう語ると、しっとりとしたバラード『ふたりずっと』、印象的なメロディと伸びやかな高音のボーカルを聴かせる『SHINY STARS』、過去の思い出を希望に変えようとする健気さを歌った『マフラー』の3曲を連続で披露。繊細な気持ちの揺れを丁寧に歌いあげていくMACOの本領発揮だ。

次の曲の前に観客に話しかけるMACO。“最近、楽しかったことは?”と問いかけ、まるで観客一人一人と普通に会話をしているような、温かい空気が生まれていく。

「今日はみんなとたくさん喋りたいので、いろんな想いをMACOにぶつけて帰ってください。“あの時のライブは楽しかったな”って振り返ってもらえるように、みんなの心の片隅に残るように全力で歌います」
アコースティックギターのみをバックに歌い始めた『告白』は、彼女の美しい歌声と細やかな表現力がじっくりと染み入るナンバー。二人の距離が縮まり、すれ違う想いがやがて恋愛へと発展していく流れを、情景が浮かぶように歌っていく。
続く『24歳の私からママへ』は、かけがえのない母への感謝を込めた曲。優しさと愛に満ちたスケール感あふれる歌で、このライブ前半のピークといえる大きな見せ場を作った。

「今の曲になぜ“24歳”と付けたかというと、これから先もママに向けて曲を書きたいからなんです。それで、いったん24歳の時の気持ちを曲にしたいと思って、アルバム『FIRST KISS』に収録しました。ここに立っているのも、この声があるのもママのおかげなので、ママに“生まれてきてくれてありがとう”って伝えたいです。今日は泣かないで歌うのが目標だったの。歌えてよかった(笑)」

“この世は~”“引き寄せだ!”と、歌詞で観客とコール&レスポンスをしたり、振り付けを組み込んで会場全体に一体感が生まれる『We Gonna Be Happy』。ダンサブルなサウンドに乗せた『アタシノスキナヒト』。そして、MACOの名前をいちやく広めることになったラブソングの名曲『LOVE』と、次々にキャッチーなナンバーで盛り上げていく。

ここで、MACOが注目されるきっかけになった、テイラー・スウィフトのカバー『私たちは絶対にヨリを戻したりしない~We Are Never Ever Getting Back Together(Japanese Ver.)』のワンフレーズだけを歌うというサプライズも。

さらに、インディーズ時代にリリースした『22』『23』という2枚のアルバムから、『存在』『幸せのはじまり』『この世界中で』の3曲を用意。“昔の曲を大切にしながら進化していきたい”と語ったように、カバー曲も含めた自身の原点を確認する選曲と、初期から変わることのないMACOの楽曲の世界観にオーディエンスも引き込まれていた。

本編最後の曲は、過ぎ去った思い出が切なさを募らせる『Kiss』。歌詞のひとつひとつを心を込めて伝えようとするMACOの歌はもちろん、その表情やしぐささえも陰影を感じさせ、深い感動を聴き手の心に刻んで幕を閉じた。

観客が『LOVE』を合唱するアンコールにこたえ、再びステージに満面の笑顔で現れたMACO。『My Smile』『幸せ』と、ここでもインディーズ時代の曲を取り上げ、さまざまなラブソングでライブ空間を彩る。

さらに、シングル『恋心』のカップリング曲である2曲を初披露。ワクワクするような曲調の『出逢い』をきれいなファルセットを交えて歌い、起伏のあるメロディの『夜明けが来るまで』を軽やかに歌ってみせる。

そして、この日のラストとなったのは『恋心』。名残惜しいファンの声援を受けながら、“今一番、みんなに届けたい曲です”という紹介で、キラキラと輝くサウンドに寄り添われ、あたたかい光が差し込んでくるような幸福感に満ちた歌声を聴かせてくれた。

「東京!ひとつになれたかな?MACOはなれたと思っているよ。今日はありがとうございました!」
心地よい柔らかさと芯の強さを持つMACOの歌声と、どんな人の心にも刺さるラブソング。その人気と共に、彼女の存在がますます大きくなっていくことを実感できたライブだった。

取材・文 / 岡本明


テレビ東京系ドラマ24『東京センチメンタル』主題歌
『恋心』
通常盤 UICV-5048 ¥1,200(税抜)

通常盤
UICV-5048
¥1,200(税抜)

完全初回限定盤 [CD+DVD] UICV-9161 ¥1,500円(税抜)

完全初回限定盤 [CD+DVD]
UICV-9161
¥1,500円(税抜)

【CD収録曲】
1. 恋心
2. 夜明けがくるまで
3. 出逢い
【DVD収録内容】 約22分
・Live at 日本橋三井ホール(2015.12.12)
君の背中に / LOVE / 24歳の私からママへ / マフラー
・恋心 Jacket Making

MACO

2014年にメジャーデビュー、YouTube総再生回数が5,000万回を突破した新世代のシンガー・ソングライター。レコチョク年間ランキングの新人部門で1位に輝き、第29回日本ゴールドディスク大賞の新人部門を受賞。2015年、人気アプリ「Couples」のアンケートでティーン人気No.1を獲得、スマッシュヒット「LOVE」、「ふたりずっと」「Kiss」を収録した待望のファースト・フルアルバム『FIRST KISS』がiTunes及びレコチョクで総合1位、オリコン週間ランキングTOP5に輝きロングヒット中。今年、テレビ東京系ドラマ24『東京センチメンタル』の主題歌「恋心」を2月3日(水)にリリース、全国5都市(東名阪福札)を回る初の全国ツアー「MACO -FIRST KISS TOUR 2016」も大盛況で終了した。

公式サイト:http://www.macoopc.com/

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