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英霊の強さを見せつけろ!『Fate/EXTELLA LINK』爽快で気持ちよすぎる“ハイスピードサーヴァントアクション”

英霊の強さを見せつけろ!『Fate/EXTELLA LINK』爽快で気持ちよすぎる“ハイスピードサーヴァントアクション”

『Fate』シリーズのキャラクターが、戦場を埋め尽くす敵を蹴散らしながらド派手なバトルをくり広げるアクションゲーム、『Fate/EXTELLA』。その続編にあたる『Fate/EXTELLA LINK』(以下、『Fate/LINK』)が2018年6月7日にリリースされた。

本稿では、“ハイスピードサーヴァントアクション”と銘打たれた『Fate/LINK』の戦闘における、常人離れしたサーヴァントらしさを堪能できる魅力に迫っていく。

文 / 村田征二朗


桁外れの強さを再現したハイスピードアクション 

伝説や神話に登場する人物が“英霊”(サーヴァント)として顕現し、激しいバトルをくり広げながらさまざまなドラマを紡いでいく『Fate』シリーズ。ビジュアルノベルとしてリリースされたシリーズの原点であるパソコン用ゲーム『Fate/stay night』から始まり、小説やアニメ、家庭用ゲーム機など各種メディアで物語が展開された本シリーズは、いまやかなりの知名度を獲得しています。

『Fate』シリーズがここまでの人気作となったのは、物語としての面白さはもちろん、やはり古今東西の偉人や英雄が相まみえるというロマン、そして伝承を元にしつつ強烈なアレンジが加えられた各サーヴァントたちの圧倒的な強さでしょう。そんなサーヴァントたちの桁外れな戦力を実感できるのが、『Fate』シリーズの最新作として発売された『Fate/LINK』です。

本作では、月に存在する、あらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピュータ“ムーンセル・オートマトン”が作り出した霊子虚構世界“SE.RA.PH”(セラフ)を舞台に、サーヴァントたちの戦いが展開していきます。ゲームとしては、画面を埋め尽くす敵軍をなぎ倒しながらつぎつぎと提示されるミッションをクリアしていく、アクションゲームとなっています。

▲見ただけでは数えることができないほどの敵! こちらの攻撃でばっさばっさと倒すことができ、1回の戦闘で撃破数が5000を超えることも珍しくありません

□ボタンによる弱攻撃と△ボタンによる強攻撃、これらを組み合わせたコンボ攻撃を基本としつつ、R1ボタンと◯、△、□、✕のボタンを組み合わせることで発動するド派手なアクティブスキルを使って並みいる敵を蹴散らしていくアクションは、まさに爽快そのものです。

▲剣などの武器を使った攻撃や徒手空拳での戦闘など、サーヴァントごとに戦いかたも異なり、さまざまなアクションを楽しめます

戦場は複数の“セクター”というエリアで構成されており、戦闘開始時には各セクターが自軍か敵軍の支配下に置かれています。プレイヤーはサーヴァントを操作し、指定されたセクターの制圧やターゲットとなる敵の撃破などのミッションをこなしつつ、勝利条件の達成を目指していきます。

▲ミッションをクリアすれば敵の増援を防げるなど、戦況を優位に保つための大きなメリットを得ることができます

本作のように大量の敵と戦う一騎当千スタイルの作品は、昨今においてはもはや定番のジャンルとすら言えるでしょう。このジャンルにおける面白さは、やはり無数の敵をすさまじい勢いで倒していくことの爽快感にあります。本作はこの爽快感の肝である敵がとにかく多く、倒したあとに新たな敵が出てくるまでの時間が非常に短くなっています。言ってみれば梱包材のプチプチが潰したそばからすぐさま補給されるようで、敵を蹴散らすという快感を絶え間なく楽しめるのです。安定した敵の登場は、こういったジャンルでは当たり前のように要求される要素ですが、それが当たり前に用意されているからこそアクションを楽しめるというものです。

▲画面を埋め尽くすように群がる敵。しかし、戦闘能力においてはこちらが圧倒的に有利なので、数にひるまず戦えます

セクターを支配する“アグレッサー”や敵のサーヴァントといった強敵を撃破すれば、そのセクターを制圧でき、敵も出現しなくなります。引き続き、つぎは別のセクターへと移動して再び戦うのですが、別セクターへの移動がかなりスピーディなのも本作の爽快感を保っているポイントです。

通常の移動に加え、R2ボタンで行うことができるダッシュ移動。こちらは短距離を高速で移動できるアクションなのですが、連続使用回数に制限がなく、ボタンを連打すれば好きなだけダッシュで移動することができます。このダッシュ移動、ただ単に通常の移動よりも速いだけでなく、短距離ダッシュならでは加速感があるため、感覚的に気持ち良く、その速さをより一層実感できるのです。

▲ダッシュを行う際に発生するエフェクトもスピード感をアップしてくれます

移動速度が速すぎると逆に制御が難しくなってしまうこともありますが、ボタンを押す前に左スティックを傾けておけば、進行方向に対して直角に曲がることもできます。そのため、かなり思いどおりにサーヴァントを動かすことができ、疾走感が損なわれずに味わえるのです。雑兵を蹴散らし風のように走るという、サーヴァントたちの圧倒的なスペックをアクションとして体感できる。それが本作の魅力でしょう。

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