映画『ちはやふる』特集  vol. 1

Report

広瀬すず、野村周平、真剣佑、松岡茉優が参加した「小倉百人一首」レコーディング現場に潜入

広瀬すず、野村周平、真剣佑、松岡茉優が参加した「小倉百人一首」レコーディング現場に潜入

ダイナミックな”競技かるた”の世界を背景に、等身大の高校生たちによる熱いストーリーを描いた、男性にもとても人気がある青春マンガの大本命!コミック累計部数1500万部突破の末次由紀先生が手がける『ちはやふる』が実写映画化されます。
 監督は、2006年「タイヨウのうた」で長編デビュー後、「FLOWERS」や「カノジョは嘘を愛しすぎている」等、青春映画に定評のある小泉徳宏さん。主人公・綾瀬千早を演じるのは人気・実力ともに若手NO.1女優の広瀬すずさん。真島太一役には最近はお茶の間でも注目を浴びている、今後が最も期待される若手俳優のひとり野村周平さん。綿谷新を演じるのは2016年ブレイク必至、大注目の若手俳優である真剣佑さん。最強のかるたクイーン・若宮詩暢役にはドラマ・映画など多数出演し、抜群の演技力で今後の活躍がとても期待されている松岡茉優さん。その他にも若手実力派俳優たちが出演していて、若者が持つリアルな心情を瑞々しい映像で描いた青春映画になっています。また「畳の上の格闘技」と形容される”競技かるた”の迫力を伝えるため、ハイスピードカメラを使用した描写も見どころの一つです。

 映画の公開とほぼ同じくして、1970年の名録音、前田邦夫八段の百人一首朗詠を、リマスタリング高品質CDで完全復刻した『朗詠 小倉百人一首』が4月6日に発売となります。単なる再発売ではなく、映画「ちはやふる」と連動した内容としてグレードアップしているのが注目すべきポイントです。 ジャケットは、「ちはやふる」原作 末次由紀先生による描き下ろしとなりました。さらに、主要キャストが作中に出てくる歌を詠みあげたボーナストラックが収録されています。
 映画のプロデューサーには“『ちはやふる』という映画は「小倉百人一首」を広めるという使命も持つ”という想いがありました。前田邦夫八段の名朗詠をもう一度聞きたいという問い合わせがあるという情報が届いたようです。既に廃番となっている約半世紀以前の作品を現在に復刻するという中、「映画と百人一首そのものを楽しんでもらうには、主演の方々に読んでもらうことが最良なのでは」と、今回のボーナストラック収録が実現しました。詠む歌はプロデューサー、CDのディレクターが相談し決定。歌の持つ意味、原作との関連性、そして映画での登場と、三方向から納得の歌がセレクトされました。CDブックレットの解説にも記載されているので、あわせてお楽しみ下さい。映画では、かるたを取る側のキャストが、役柄にちなんだ歌を詠むという側面も面白い企画ではないでしょうか。

多忙を極めるキャスト陣…複数のメディア取材が重なり合うなか、都内某所でおこなわれたレコーディングの模様をレポートします!

 一般社団法人全日本かるた協会副部長・鶴谷智子さんがお手本となり、歌を詠みあげます。独特な言葉のスピードや音のニュアンス、声のトーンなどを一句ずつ念入りに確認し、キャストがそれに続くように丁寧に詠みます。

 広瀬すずさんは同じ母音がつづく音節などを細かくチェックし、録音がはじまると人が変わったように鋭い眼差しをマイクに向け、一首、一首、真剣に歌を詠みあげていました。まるで作中でかるた札を狙う千早のようです。

広瀬すず

 緊張で張り詰めた現場の空気を和ませくれた太一のように優しい存在の野村周平さんは、詠みあげる際には言葉のスピードに苦戦しながらも一生懸命な姿が印象的でした。

野村周平

 鶴谷さんによると…気持ちを込めてしまうと歌は聞き取りづらくなるため、感情を込めず平坦に詠み上げることがコツだそうです。また、歌を読みあげる言葉のスピードについてお尋ねしたところ…『4・3・1・5』というテンポが存在することを教えていただきました。4句目と結句の一節を合わせて4秒で読み、キーポイントとなる最後の一音を3秒で読みます。そして、1秒の間隔を空けて上の句を5秒で読む。このように全国的に読みあげるスピードを統一しているそうです。

 続いて、真剣佑さんは詠み上げる句の語尾に着目して言葉の揺れ方や響き方を入念にチェックしていました。鶴谷さんから「今にも新の福井弁が聞こえてきそうだ」と褒められていました。

真剣佑

 発生練習をして臨んだ松岡茉優さん。レコーディング中は瞼を閉じて、一音、一音、声のトーンに気を配りながら詠みあげていました。まるで、一首、一首、歌を大切にしている詩暢ちゃんのようです。

松岡茉優

 最後に鶴谷さんから詠みあげたキャスト陣への感想を伺ったところ…「皆さん、読手の特徴を掴むのが非常に早く、お手本のように詠みあげる様に驚きました!」と仰っていました。

 末次由紀先生が執筆するコミック、小泉徳宏監督が手がける映画作品。ストーリーとシンクロする1200年前の想い歌は、私たちに何を語りかけてくれるのでしょうか?一首に込められたその一句、その一句に込められた一音。言葉のスピードや音のニュアンス、声のトーンに耳を傾けてみると、特別な一首があなたに微笑みかけてくれるでしょう。

取材・文 / 新 麻記子(girls Artalk)
撮影 / 大塚日出樹

『朗詠 小倉百人一首』

ジャケットスリーブ表面(映画「ちはやふる」絵柄)

ジャケットスリーブ表面(映画「ちはやふる」絵柄)

ジャケットスリーブ裏面(末次由紀先生描き下ろし)

ジャケットスリーブ裏面(末次由紀先生描き下ろし)

朗詠:前田邦夫八段(監修:全日本かるた協会)1970年録音
ボーナス朗詠:映画「ちはやふる」より、広瀬すず、野村周平、真剣佑、松岡茉優 2016録音
発売日:2016年4月6日 MHCL30348-9
価格:¥2,500+税(2枚組。高音質Blue-spec CD2仕様) ※先行配信3/17より開始
・末次由紀先生描き下ろしジャケット
・映画連動、八つ折り・末次由紀先生 描き下ろしポスターブックレット。
・オリジナルLP「百人一首」解説書復刻封入。


<収録内容>
DISC1:前田八段の朗詠百首を収録。
DISC2:出演キャスト朗詠七首を収録。
・広瀬すず/綾瀬千早:「ちはやぶる」、「もろともに」
・野村周平/真島太一:「このたびは」、「たごのうらに」
・真剣佑/綿谷新:「ひとはいさ」、「せをはやみ」
・松岡茉優/若宮詩暢:「しのぶれど」

商品詳細はこちら(OTONANO)

映画「ちはやふる-上の句-」2016年3月19日より全国ロードショー
映画「ちはやふる-下の句-」2016年4月29日より全国ロードショー

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小学生の千早は、幼なじみの太一、新と一緒にいつも競技かるたで遊んでいた。しかし彼女にかるたを教えてくれた新が、家庭の事情で故郷の福井県へ戻り、離ればなれになってしまう。「新にもう一度会って、強くなったと言われたい」と願い、1人でかるたを続けてきた千早は、高校で再会した太一とともに競技かるた部を創設。初心者も含めなんとか集まった部員5人で、弱小チームながら全国大会を目指すことに。新に会いたい一心でかるたに情熱を燃やす千早と、その気持ちを知りながら千早に思いを寄せる太一。そして離れて過ごす新は、1人ある悩みを抱えていて……。

<スタッフ>
原作:末次由紀(講談社「BE・LOVE」にて連載中)/監督・脚本:小泉徳宏
主題歌:Perfume「FLASH」

<キャスト>
綾瀬千早:広瀬すず/真島太一:野村周平/綿谷新:真剣佑/大江奏:上白石萌音/西田優征:矢本悠馬/駒野勉:森永悠希/須藤暁人:清水尋也/木梨浩:坂口涼太郎/若宮詩暢:松岡茉優/宮内妙子:松田美由紀/原田秀雄:國村隼

オフィシャルサイト http://chihayafuru-movie.com/
オフィシャルTwitter https://twitter.com/chihaya_koshiki

映画『ちはやふる』の原作コミック(末次由紀/講談社)

ちはやふる

2007年から『BE・LOVE』で連載がスタートし、現在も好評連載中の末次由紀の人気漫画。魅力的な登場人物たちの人間ドラマと、かるたの迫力のある試合描写が高く評価されていて、2009年に第2回マンガ大賞2009を受賞、「このマンガがすごい!2010」のオンナ編1位を獲得、2011年には第35回講談社漫画賞少女部門を受賞している。2011年には日本テレビ系でアニメ化され、こちらも人気を呼んだ。

©2016「ちはやふる」製作委員会
©末次由紀/講談社

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