Interview

CRAZY KEN BAND 16th album インタビュー vol.4

CRAZY KEN BAND 16th album インタビュー vol.4
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でも歌詞の内容だけじゃなく、サウンドそのものでメッセージを伝えるのは、CKBの基本的なあり方ですよね。アルバムタイトルにもなっている「もうすっかりあれなんだよね」は〈スッチャカ、スッチャ〉というゆったりしたレゲエ調のリズムが印象的でした。

この曲は完全にタイトル先行ですね。ここでいう〈あれ〉は……何だろう(笑)。例えば洋服屋さん。特に目的はなくても、お気に入りの店にふらっと入ると、意外と探してたものが見つかったりするでしょう。旅行もそうですよね。さっきのバリ島じゃないけど、とりあえず直感に従って現地に行ってしまえば、求めてたものと出会えたりする。あらかじめ説明はできないけど、見れば「これ!」だとわかる何か。CKBの音楽も、できればそうあってほしいんですよね。

まさに言葉にできない〈あれ〉、ですね。

ええ。今回はレコーディングも、悔いが残らないところまで突き詰められて。いつも以上にそういう〈あれ〉が詰まった作品にできたと思ったので。なので、そのままアルバムのタイトルにも採用しました。まぁそれとは別に、歳のせいか最近僕がどんどん忘れっぽくなって。メンバーにしょっちゅう「あれ、あれ」ばかり言ってるという(笑)。そっちの意味も掛かってるんですけど。

なるほど(笑)。では仮に前作『Spark Plug』の色調がセピアだったとしたら、今回の『もうすっかりあれなんだよね』は、剣さんにとっては何色のイメージですか?

断然、白!どの色にも染まれるし何回でも塗り直せますからね。このアルバムにはぴったりかなと。例のバリ島の陰陽師にも言われました。「今年、仕事関係の衣装は全て白で行きなさい」と。なので今年のツアーは、スーツもネクタイも、帽子も靴も、ぜんぶ白にしてみました。

ああ、たしかにそうでした!

たしかに真っ白なステージ衣装でライブに出ていくと、1曲目からいつも以上に気分がガッと上がるんですよね。バリの神秘、恐るべしと(笑)。あと、僕らの地元の横浜ベイブリッジも白でしょ。先日、何かのドキュメンタリーで見たんですけど、白は汚れが目立つので、本来土木の世界ではあまり好まれないみたいなんですね。でもその時は責任者のお爺ちゃん(注:元横浜市助役の池澤利明氏)が「いや、白は汚れても白だと」と言い張って、強引に押しきったと。白を保つのは大変だけど、もし汚れたら塗り直せばいいじゃないかと。これ、かっこいいなと思いまして。

汚れるから着ないなんて態度は、男としてあまりよろしくない、と。

そう、まさにそれ!なので僕も最近はもっぱらホワイトデニムですよ。しょっちゅう何かこぼすので、もう何本もダメにしちゃってますけど。でも履くんです(笑)。まぁそれはともかく、かなり夏らしくて風通しいいアルバムにはなってると思うので、ぜひ活用してもらえるとうれしいですね!

CRAZY KEN BAND

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1997年、横浜・本牧の伝説的ライヴハウス “イタリアン・ガーデン” で横山剣を中心に発生した東洋一のサウンドマシーン、クレイジーケンバンド。通称 CKB。1998年にアルバム『PUNCH! PUNCH! PUNCH!』でデビュー。ジャンル不確定な規格外スタイルが、老若男女問わず幅広いリスナーから支持されている。2005年の『SOUL PUNCH』以降、オリジナルアルバム全タイトルをチャートのトップ10に送り込んでいる(記録更新中)。

オフィシャルサイトhttp://www.crazykenband.com

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『もうすっかりあれなんだよね』 8/12 mora同時配信予定!