Interview

安西慎太郎&多和田秀弥らが舞台「野球」飛行機雲のホームランで日本に忘れられた“思いやり”を取り戻す

安西慎太郎&多和田秀弥らが舞台「野球」飛行機雲のホームランで日本に忘れられた“思いやり”を取り戻す

安西慎太郎と多和田秀弥の“モテ期”とは

これはまさに高校生のお話ですが、おふたりの高校時代はどんなお子さんだったんですか。

安西 とことん自由に生きていましたね。

多和田 生きてそう(笑)。

安西 なんの縛りもなく生きていました。仲間が好きで、男友達とツルんで、ひたすらくだらないことをして、喧嘩もすれば、仲間と笑ったり泣いたりする。そんな男の子でした。特別に何かをしたわけではないのに、何気ない日々が宝物でした。

多和田 僕はその時期、芸能の世界に踏み込んで、ようやく自我が芽生え始めましたね。大阪に15歳までいて、東京に上京したのが翌年。子供だから余計にしっかりしようという強い思いがありました。しかも、東京にきて、人生初めての“モテ期”に突入。

安西 え、女性から?

多和田 とりあえず突っ込むね、そうだよ(笑)。

安西 ごめんね。ついでに、僕の話になるけど、聞いていい?(笑)なんで僕は女性にモテないのかな。僕の発言とか行動が理解されないから?

多和田 いやいや、大丈夫だって。慎太郎の魅力って女性にはなかなかわかりにくいところがあって。

安西 そうだよ、そうだよ。もっとフォローして(笑)。

多和田 (笑)。早く素敵な女性に出会ってほしい。

安西 うっす。ありがとうございます(笑)。

多和田 女性はいざ知らず(笑)、男性の仲間が彼を慕うのは、本当です。彼には僕らを引っ張ってくれる何かがある。次は何をしてくれるのだろうというワクワク感があります。

誰かのことを心の底から愛して

そんなお子さんが役者になろうと思ったきっかけは。

安西 最初の夢は保育士だったんです。ある日、先輩の家に遊びに行って、レオナルド・ディカプリオとジョニー・デップが出演した映画『ギルバート・グレイプ』(1993年)を観たんです。恋人や家族、友達の関係性が丁寧に描かれている作品で。そのとき、家族を大事にしようと何気なく思った瞬間に、今まで本心から家族や友達のありがたみに感謝したことがあるのか、あるいは、大切にしたことがあるのか、家族を心から愛したことがあるのかと雷に打たれたようなショックを受けて、その映画に出ている彼らみたいに「役者になろう」と思ったんです。

多和田 僕は大阪の京セラドームの“EXILE”さんのライブに行ったときに、同じ舞台にふと立ちたいと思ったら、偶然にもスカウトされました。

安西 うそ!

多和田 ほんと! 「それじゃあ」ということで、東京に上京して軽いノリで始めたから、最初は打ち砕かれることも多くて毎日泣いていました。これではダメだと思ったのが、高校2年生のときの初舞台『100年分の声援を』(2011年)。そこから、本格的に役者をやろうと心がけました。とはいえ、最初はお芝居が苦手でしたね。

安西 わかるよ、わかる、その気持ち。

多和田 人前に出て演技なんてできないと弱腰になってしまうんですよね。だけど、舞台の経験を積んで、その感覚が徐々になくなっていくのと、共演していた人を別の舞台で観て僕も彼らのようになりたいと心から思ったのが、本気で役者になりたくなったきっかけかもしれません。

お互いの印象を聞かせてください。

安西 初めて会ったのが、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン。第一印象は背が高くて、顔が小さくて、イケメンで、それだけでほぼ負けている感が……。

多和田 しかも同い年だし(笑)。

安西 君が付け足すな!(笑)そういうわけで、勝つ余地がないと思いました。彼は主人公のテニス部の部長手塚国光を演じて、僕はライバル校の白石蔵ノ介で。僕は踊るシーンが多い役で、秀弥はそれほど踊らなくてもいいのに、体を使った表現力には、僕は敵わないと思いましたね。

多和田 慎太郎は、いろいろ鑑みたすえに、天然だなと。

安西 ちょっと、いい? 天然じゃなくて、少しだけミスるだけなの(笑)。

多和田 ミスるってなんや?(笑)と、こんなふうに独特な感性を持っています。“テニミュ”のときのカーテンコールの挨拶とか狙いにいってるわけではないのに、慎太郎はお客さんを笑わせて心をつかんでいて、「マジでこの子は何かを持っている」と思いました。言い換えれば、天才肌の“天然”です(笑)。

安西 それでも、今でも、人前に立つのが苦手ですよねえ。

多和田 舞台経験豊富な君が言ってどうする!(笑)

安西 だって、台詞がポーンと飛んでアワアワするから(笑)。

多和田 嘘ばっかり(笑)。でも、当時からパフォーマンスはしっかりしていて、慎太郎が役者としてステップアップしていくのを観ていたから、今回一緒にできて嬉しいし、変わっている部分と、相変わらずだなという安心感がある。

安西 ふむふむ。人間、変わるものと変わらないものがあるからね。

多和田 君が納得してどうする(笑)。

“戦争”という不幸があったからこそ、当たり前のように、僕らもパフォーマンスをできる

(笑)。それでは、意気込みをお願いします。

多和田 あのつらい時代を経てきたからこそ、ここにある“舞台”です。僕らを含め若い人が、勉強しても体験できないことを体感できます。今は当たり前のように、僕ら役者がパフォーマンスをできるのも、今の時代だからこそだと思うんです。『野球』では、厳しい現実にぶち当たりながらも、大好きなものに向き合った“青春”や“愛情”を丁寧に描いているので、それを大事に届けたいと思います。“野球”の魅力だけではなく、今の自分のつらさに背を向けている人も自分と向き合おうと思っていただけると思いますし、今生きていることの大切さも感じてもらえますよ。

安西 人間はみな、“幸せ”を求めて生きていると思います。幸せの形は、今の時代や戦争の時代とは違うかもしれないけれど、必ず、変わらないものがあるはずです。僕はそんな普遍的な想いを舞台で大切にしながら、“野球”を通して、“幸せ”のことを考えてもらえるようにしたいです。

思いやりが大切な国だからこそ

ちなみに、日本で“野球”は、特に男の子ですが、戦前・戦後に限らず憧れの対象になりますね。日本の男の子たちにとって“野球”とは。

安西 いい質問ですね(笑)。野球はひとつのアウトを取るのに、三振でさえキャッチャーがいないとできないですし、ボールが飛べば、外野や内野がいないとアウトにできないスポーツです。チームスポーツだからこそ、ひとつのアウトのためにみんなが全力を注ぐ。そして、1点を取るために全員がチームのために行動する“思いやり”の必要なスポーツで、日本もそんな“思いやり”を持った国だから思わず惹かれてしまうんだと思います。

多和田 うん。信頼関係が大事だし、そこが魅力だよね。

安西 そう! そこだけはどんな苦労があってもずっと大事にしたいよね。


【募集終了】抽選で1名様に安西慎太郎さん&多和田秀弥さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

応募期間

※募集期間は終了致しました。

7月25日(水)~8月1日(水)23:59

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・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者へ譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。

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舞台『野球』飛行機雲のホームラン

東京公演:2018年7月27日(金)~8月5日(日)サンシャイン劇場
大阪公演:2018年8月25日(土)~8月26日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

STORY
1944年夏──戦局が暗い影をもたらす中、少年の甲子園のグラウンドに立つという夢はかき消され、予科練への入隊を決意する。少年たちはぶつかり合いながらも、未来を語りあい、いつしか、ひとつのチームになっていった。甲子園は叶わなくても、野球への情熱は捨てられず、その想いは“忘れられない一日”へ繋がっていく。

作・演出:西田大輔
野球監修:桑田真澄
音楽:笹川美和(cutting edge)
テーマソング:笹川美和「蝉時雨」(cutting edge)
挿入歌:笹川美和「サンクチュアリ」(cutting edge)

出演:
穂積 均 役:安西慎太郎
唐澤 静 役:多和田秀弥
岡 光司 役:永瀬 匡
菱沼 力 役:小野塚勇人
田村俊輔 役:松本 岳
早崎 歩 役:白又 敦
浜岡喜千男 役:小西成弥
佐々木 新 役:伊崎龍次郎
堂上秋之 役:松井勇歩
大竹明治 役:永田聖一朗
島田治人 役:内藤大希、松田 凌
菊池勘三 役:林田航平
穂積大輔 役:村田洋二郎
遠山貞明 役:藤木 孝
唐澤ユメ 役:田中良子

オフィシャルサイト
公式Twitter(@Contrail_St)

安西慎太郎(あんざい・しんたろう)

1993年12月16日生まれ、神奈川県出身。主な出演作品に【舞台】ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン、『幸福な職場』、『男水!』、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』【テレビ】『アリスの棘』、『男水!』などがある。9月にはワニブックスより2nd写真集『時 間』が発売予定。

オフィシャルサイト
公式ブログ

多和田秀弥(たわだ・ひでや)

1993年11月5日生まれ、大阪府出身。主な出演舞台にミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン、『ソラオの世界』、『Take me out』、『熱海殺人事件 NEW GENERATION』、ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』、『文豪ストレイドッグス』、『MAPS』などがあるほか、【テレビ】『侠飯〜おとこめし〜』、『女医・倉石祥子4』【映画】『ガチバン NEW GENERATION』、『ひだまりが聴こえる』などがある。

オフィシャルサイト
公式Twitter(@hideyatawada)
公式Instagram(tawadahideya)

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関連曲:笹川美和
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