SID 15th Anniversary Special マオ Self Liner Notes「歌詞を巡る旅」  vol. 4

Interview

シド 3rd Album『play』〜個性の強い作曲者3人がいないと作れなかったアルバム〜

シド 3rd Album『play』〜個性の強い作曲者3人がいないと作れなかったアルバム〜

Self Liner Notes特集「歌詞を巡る旅」。今回は3rdアルバム『play』を紐解いていきます。前作の『星の都』で、シドの殻をひとつ破ったあとの3枚目はなんだろうって考えたとき、せっかく破った殻をまた閉じちゃうんじゃなく、そこからもう一歩飛び出していく。『play』はそういうところを意識したアルバムになりましたね。なので、自然と曲調の幅というか、曲のジャンル自体が広がった気がします。シドの未来の可能性。そういうものをかなり感じたアルバムでしたね。ジャンルを広げようとか、そこまで意識はしてなかったと思うんですよ。それぞれの作曲者が、自分のなかで“旬”なものを持ち寄っただけで。ただ、いまよりも各々の我が強い時期だったので、いい意味で「俺はコレ」っていうのが3人とも強くあったんですよね。それをうまいことごちゃ混ぜにできたアルバムかなと思いますね、『play』は。個性の強い作曲者3人がいないと、こんなアルバムは作れなかったと思います。アルバムのタイトルは……なんで“play”にしたんだっけなぁ?(笑)。ああー。“遊び”っていう意味と、あとは各々のパートがしっかり“プレイ(演奏)”しているっていうことですね。だから、いま改めて当時の音源を演ろうと思って聴くと、かなり高度なテクニックを必要とする曲が多いんですよ、このアルバムは。俺だけじゃなく、メンバー全員「すげー難しい」って当時言ってた曲は、いまだに“プレイ”するのが難しいんですよ(微笑)。それぐらい、かなりテクニカルなシドを見せることができたアルバムだと思います。

構成・文 / 東條祥恵 撮影 / 今元秀明

いまの自分たちが置かれた立場、状況からみたシドの決意表明を改めてしよう

01. 汚れた指
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

アルバム全体を見たときに、こういう曲調がいきなり1曲目にきたらかなりインパクトがあるだろうなというので、最初にもってきました。女性目線の歌詞は他にもいろいろあるんですけど、そのなかでも、これは夜の女性を書きたいなと思ったんですよね。ちょうどいろいろ調べていったらその世界だけの独特なルールがあったりして。女性たちの夜の世界って面白いな、刺激的だなと思ったんで、それを想像しながら、この歌詞は書きましたね。テーマとしてこういうものを書いてみようと思ったのは、あまり他の人たちが触れていないもの。あえてそこに、という意識もありましたし。そういうものを描くことで、東京っていう街ならではの刺激というか。そういうものを表現できたらなという気持ちが俺の中にあったんですよね。タイトルは、最初に歌詞のなかの“汚れた指で数えましょう”というのがパーンと出てきたとき「この言葉カッコいいな!」と思ったんで、そのまま使いました。クリアなままいってもなかなか結果を出せないのが夜の世界なので、“汚れた指”なんです。それでも、この主人公にはまだ汚れてないクリアな部分。純粋な気持ちが残っていてというのが、その次の“あなただけは裏切らない〜”からの歌詞に表れてます。

02. Room
(作詞・マオ/作曲・ゆうや)

曲を聴いたとき、個人的にちょっと懐かしい感じがしたんですよね。だから、そういうものもニュアンスとしてちょいちょい入れながらも、日本語としてどれが正しい表現だとかっていうものにあんまり縛られずに書きたいなと思ったんですよ。そんなのどうでもいいから、作っちゃえ! って(微笑)。そういう意識で書きました。いきなり冒頭の“せーの”とか、そうですよね。これって、日本語で正しく書くとどうなるんだろう。俺はこの、文字で書いたときになんとも変な感じがする違和感がすごくいいなーと思ったんで、こうしたんですけどね。歌詞は部屋のなかにいるボク視点。“右手からこぼれた”というところは、なんだろう……。ここは、いまはもういなくなったけど、前は右側に彼女がいたことを表現してます。でも、全体的には、いなくなったあと、ちょっともう吹っ切れてる。そういう穏やかさが流れてますね。吹っ切れたあとにまだその面影を思い出してる感じなのかな。これは確か、アレンジャーに新しい方が入ったんですよね。人の曲を聴いたときに「めっちゃオシャレだな、このアレンジ!」と思った曲があったので、そのアレンジャーさんを調べてもらって。これは、ゆうやの原曲を聴いたときから「あのアレンジャーさんでいきたいんだけど」って話をしましたね。その頃から俺は小沢健二さんとか好きだったから、アレンジャーさんには、あんな感じで都会的でオシャレにしたいという匂いを伝えたら、こういうサウンドになりました。当時のシドにはなかった感じですね。

03. chapter 1
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

この曲はバンドのことを書きたいなと思って。いまの自分たちが置かれている立場、状況からみたシドの決意表明を改めてしようっていうことで書きました。冒頭の1行目で“睨みつける”というところは、当時のシドはまだ若かったし、尖ってる部分が強くて。この人は味方とか敵っていう考え方をしてたんですよね。個人的には。そういう部分が歌詞に出てる。いまはあんまりそういう考え方はしないですけど、当時は自分らの先にあるものはすべて敵だ、これをやっつけないとその先にはいけないっていうイメージが強かったんですよ。例えば、ライブをやる会場にしても、1つの会場をやることによってまた次の、さらにキャパが大きくなった会場というのが見えてくるじゃないですか。でも、そこにはいつもお客さんの歓声があったっていう状況を歌ってますね。シドのなかの自分という立場というところでは、ウチってリーダーはいないんですけど、(バンドを)引っぱっていくのは俺かな、というのがこの辺から特に強く芽生えてきてたんですよ。4人でいると、友達関係のなかだけの力のバランスってあるじゃないですか? 頼り甲斐がある人、ついていく人、いろんな人があるなか、俺は4人のなかでは、わりと“長男”っていう感じだったと思うんです。これは自覚ではなくて。いろんな人とお仕事で関わっていくなかで、その人たちに確実に俺はそういう風(=バンドのリーダーのよう)に見られてるんだなというのを感じ始めた時期だったんで、ああーそうなんだと思って。じゃあそうしようという自分の決意として“指揮者”という言葉を使いました。

04. 白いブラウス 可愛い人
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

これ、いい歌詞ですね(微笑)。別れの歌で、まだ煮えきってなくて、振り切れてない感じなんですけど。でも、男ってこうなりがちなんですよ、油断しちゃうから。女の子って、最後までずっと初心を忘れないじゃないですか。でも、男って、すぐ調子にのっちゃって「あー、もう大丈夫かな」「絶対俺のことすげー好きでしょ」ってなっちゃいがちだと思うんですよね。だから、こういうケースになる男って、結構世の中に多いと思う。そうなったときに、女の子ってバサッといっちゃう。もっといい男の子を見つけちゃうんですよ。そこで「いやいや。待って待って待って」って男が追い掛けだすと、だんだんそれが相手には怖く映っちゃって、さらに加速して違う新しい男の子のほうにいっちゃうという。そういう“男あるある”の歌です(微笑)。歌詞のなかで、男は頑張って言い訳したり、また会える口実を作ろうと自分の服(=白いブラウス)を着てっていいよって渡したりするんですけど、彼女にはもう全然効かないっていう(笑)。それで、最後にはめちゃくちゃ後悔してるんですけど、“幸せを願うこともない 君は昔の恋人”と言って、その1行で一応振り切ってはいて。形式上、自分たちが終わってるのは分かってる。でも、本心は悔やんでるんです。別れた後に「幸せになってね」っていうのは、あれ、だいたい嘘なんで(笑)。あんまりないと思いますね、そういうのは。別れた直後に、そんなところまで頭は回らないですよ、実際は。辛くて。別れて1年後ぐらいに「あの人幸せかな?」っていうのなら分かりますけど。“「いつかきっと出会うその人は連れて来ないで」”というところは、男からしたら余裕でこっちを振り切っちゃってるのに、なのにそんなことも許されないの? 悪いのはこっちだけど別れ際にダメ押しでそこまで言う? っていう。ここは女の人の強さ、怖さが出てます。完全に女の人が勝ってますね(笑)。

いまだったらこのタイトルで短いお話くらいだったら書けるんじゃないかな

05. シャッタースピード
(作詞・マオ/作曲・しんぢ)

この曲がきたときはすごくうれしかったですね。どうやって歌おうかなとか、いろいろ考えてわくわくしました。いま演っても、歌は楽しめますね。曲調が曲調なんで、歌はサラッと歌って、歌詞はまだ青い感じの恋愛を描いてるんですけど。でも、いまこうやって見返すと、すごいなー。この歌詞は。“キュートで残酷さ”とか。物語の設定としては、友達の彼女を好きになっちゃったという、よくあるやつなんですけど(微笑)。友達の彼女なんだけど、それでも男の子はどうにかなるかもしれないって、女の子を狙ってはいますよね。(いまの関係を)壊してしまったら、絶対自分は外れることになる。それは分かってるんですけど、それでも我慢できないっていう恋心で。友達も、好きな人も失っちゃうんですけど、それでも我慢できなくなってきたっていうところですかね。最後に、2人が「3人でいいじゃん!」と言ってくれて、1つの傘に3人で入るんですけど。だけど、自分は一番最後に、その写真を撮ろうとしたとき、彼女の隣にいる友達のピントをわざと外すんですね。そこにはまだ「悔しい」っていう気持ちが出てて。そうやって、最後まで悪あがきしてる感じで終わりたかったんですよね。

06. スロウ
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

スロウだけど曲はスロウじゃないんですよね。これはまったく曲を忘れてて(微笑)、この間聴き直したらいい歌でしたね。気持ち的に周りがちょっと遅いな、これだとマズイな、と感じた時期が俺にはあって。気持ちは俺、もっと早く進みたいのに、この友達関係だといけないなと思ったときがあったんですよね。俺はもっと急ぎたい、時間は限られてるのにもったいないな、って思ってた時期に書いたものです。“その意味を知るのは個室だってさ”というところは、一人になってグーッと考えると、自分じゃ無理だなと思うんですけど、同時にここじゃないなっていうのも分かるという気持ちを描いた部分。“走り出した君を止める〜”からは、そうなってくると完全なしがらみでしかないんですよ、そのグループは。優しいし、いいヤツらなんですけど、別に嫌いになったという意味じゃなくて、その手を振りほどいて俺のスピードをもっと上げたいという自分の気持ちを表現していて。例えば、Aという友達グループがあったとします。そっちのスピードはまったりしていて。もう一方で、Bっていう友達グループとちょいちょい関わるようになっていったら、そっちのほうが刺激的で。この刺激的な人たちといる時間を俺はもっと増やしたいなという気持ちになる。別にその友達が嫌いになったんじゃなくて、ちょっと割合を変えなきゃなって。そうしないと俺が目指してるところにはいけないなと。いまもそうなんですけど、ずっとそうやって俺はここまできたんで。一緒にいて「楽しい」というのとは別に、もっと上にいきたい、もっと先に進みたいという気持ちが強いんで。本当は俺よりもっと速い人と一緒にいて、追いかけたいんですよね。そばにいて真似したいし、盗みたい。いまがそういう気持ちが一番強いかもしれない。

07. ミルク
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

いまも人気曲です。当時はキャンペーンで全国を回ることが多かったんですけど、ラジオの公開録音とかに出演すると、お客さんから「「ミルク」かけて!」と言われることが多くて。送られてくる手紙とかも「「ミルク」が好き」と書いてくる子がたくさんいたのを憶えてますね。俺も当時からこの曲がすっごい好きで。いまも好きですね。歌詞も、いまだったらこのタイトルで短いお話ぐらいだったら書けるんじゃないかな、っていうぐらい思い入れがありますね。書けるんじゃないかなと思ってるだけで、書けるかどうかは分かんないけど(笑)。この曲はファルセットが多かったのと、曲が呼んだのもそうなんですけど、「ミルク」は綺麗な言葉をたくさん使いたいなと思いました。歌詞も透明感があって、汚されてないイメージの言葉を使って書いていきました。汚れてない=白というところからミルクはきてるんです。歌詞のなかで“どこかで偶然とか〜”からの後半はババババーって言葉が降ってきたのを憶えてますね。たぶん、最初は“身近でニセモノとか”って書いたはずなんですよ、俺のことだから。だけど、ニセモノっていう言葉は綺麗じゃないなと思ったし。ここがニセモノだと、聴いた人がなにも考えないなと思ったんですよ。だから、何かないかなと考えてレプリカにしたんです。その後に、生々しいソファーとかマフラーとか傘って言葉を次々に入れて。こうやって、最後の最後に生々しい言葉を入れると人ってグッとくるんですよね。最初は考えさせるような言葉が多くて、最後は生々しく終わる。別れるときもそうだと思うんです。ブワーって最後にきつい言葉が入ってきたほうが残るんですよね。ちなみに歌詞に出てくる“南口”は、新宿の南口です。

08. 罠
(作詞・マオ/作曲・しんぢ)

これはトレンディーなOLをイメージして。ちょっと悪女っぽい子なのかな。それで「罠」です。いまでいう肉食女子かな(笑)。“帰りたくない? …ない。成立で”とかトレンディーですね(笑)。いま俺も歌詞を見てドキドキしたけど、ここはいいですねー。終電がだいたいリミットだと思うんですね、東京の大人の女性って。その終電の時間が過ぎちゃえば、もうこっちの勝ちというか。歌詞では、女の人自身が完璧終電逃すのを狙ってるところが、この人めっちゃ悪いな、悪女だなって感じる。それぐらい東京ってすげぇなと思ってた頃なんでしょうね。きっと。“即席でオレンジのチーク濃度を増し”とかは、トレンディードラマの影響でしょうね(笑)。ドラマを観て知ったんだと思う。当時は本とか読んでなかったんで。ドラマの観過ぎですね(笑)。

歌詞はしっかり読まないで、サラッと聴いてください(笑)

09. ホソイコエ
(作詞・マオ/作曲・しんぢ)

これは、冬のせつないバラードということで書き出したと思うんですけど。テーマは、遠距離恋愛ですね。遠距離恋愛のせつなさを描いてます。電話が2人をおもにつないでて。きっと彼女のほうが浮気したなのかな? ずっとそれまであった電話の「オヤスミ」が、あるときから減ってきたんですよ。そういうときに気づいておけばよかったなと後悔してる。でも、さよならはこっちから切り出そう、と。俺は“さよならまでは もう少しだけ 時間があるね 今日は 何を話そうか”のところが一番好きなんだけど。最後まで綺麗なんですよ。「お前、浮気しただろう?」とか「そっちじゃん。離れていったのは」とかネチネチいくんじゃなくて、好きだからちゃんと最後まで話をして綺麗に終わりたいな、ということなんですよね。最後の“許せなかった”と言ってるのは、浮気した彼女が許せなかったんじゃなくて、遠距離じゃなかったらこんなことにはならなかったのにっていう、距離のことで。“頬を伝う 僕よりも 冷たい涙”というところは、一応向こうも泣いてるんだけど、たぶんこっちほどその涙に感情はないだろうなって分かりながらも、2人の距離は遠いという終わり方です。せつないな〜。でも、遠距離恋愛ってうまくいかないものだから。

10. 御手紙
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

これはシングルなんですけど、リリースしたときからファンの反応もよくて。歌詞に関しては、健気というか、ひたむきな女性の気持ちを歌ってます。ちょっと時代がさかのぼってるんだけど、当時その時代に詳しかったわけでもなくて。なにも知らなかったので、日本語メチャメチャ間違ってると思うんですよ。いまさら変えるのもおかしいので、そのままですけど。でも、これはこれで俺なりにまとまったかなと。雰囲気は出てますよね(微笑)。だから歌詞はしっかり読まないで、サラッと聴いてください(笑)。口語っぽい歌詞にしたのは、曲調ですね。特にサビの“タァーララララララ〜”のところのメロディーとか、音色もそういう方向だったんで、自然とそういうものが呼ばれて出てきましたね。この曲は、ミュージックビデオが曲とリンクしてたのもよかった。あと、ライブでもすぐに定番になりましたね。シドのライブで、聴かせるだけでもなく、盛り上げるだけでもなく。一応縦ノリもあって、バラードなのに一体感が出るというところが、当時はお客さんにとっても新しかったんじゃないかな。そういうこともあって、みんなに支持されてシドの代表曲になっていったんだと思います。「御手紙」というタイトルは、歌詞を全部書いたあとに、最後につけた気がします。

11. park
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

これは公園の話です(笑)。ある公園での実体験、自分の気持ちを歌ってます。地元の友達には「これ、あの公園のこと歌ってんだよね」ってことは話したんですけど、メチャメチャ喜んでました。「マジか!!」って楽しそうでしたね(笑)。中学生ぐらいのときかな? お金もないし、でも家には帰りたくないなっていうときに、みんながトボトボその公園に集まってきて。暗くなった頃には全員がそこに集まってというのが、いつものことだったんですけど。そこで、溜まってずっとしゃべってるだけなんですけどね。その日、お金を持ってるヤツがジュース買ったりして。歌詞には中学生って言っちゃうとよくないことも入ってるんで、そこは実体験もあり、空想もありということで(笑)。本当にさびれた、なんにもない公園なんですけど、そこがとにかく俺たちみんな大好きで。そこに行くと誰かいるし。先生も俺たちがそこにいることは知ってるから、学校にいないとここに来るぐらいだったんですよ(微笑)。それぐらいよく行ってた公園でした。

12. live
(作詞・マオ/作曲・御恵明希)

これは、いまでも色あせることない曲で、逆に、いま歌っていて気持ちいいですね。当時は、この曲は音数が少なくヴォーカルが表に出る曲でもあるので「うまく歌わなきゃ」ってことばっかり考えてて。歌ってても「伝えなきゃ」っていう気持ちが強かったんですよ。いまは、メロディーはなぞるけど「どうやって語りかけようか」という気持ちで歌ってます。だから、歌というよりも、こういうことを言ってるっていう感じでお客さん一人ひとりには受け取って欲しいな。当時はファンレターとかを読んでて感じたギャップが俺のなかで響いて……ビックリしたんですよ。ライブ中にあんなに楽しくしてる子が、じつはこんなこと思ってたんだとか。どちらかといえば俺、当時はあんまり社会の経験もなくて。いま考えると苦労はしてるんですけど、何も考えないでバンドだけをひたすらやってたんで、強いか弱いかの部類に分けたら、強い方にいたと思うですね。だから、友だちの誰かが悩んでても「それ、そんな悩む?」「そんなことどうでもいいじゃん!」みたいな感じで言っちゃうタイプだったんです。ただ、この辺から人は俺みたいなヤツばっかじゃなくて、本当に大変な人もいるし、本当に辛い経験をしている人もいるし、俺と同じような考え方をしていても心が弱ってると俺と同じようにできない人もいるーーっていうことが分かりだして。人っていろんな人がいるんだなって考えたときに、こういう歌詞が生まれましたね。この曲は、発表した当時よりも、いまのほうがお客さんから反響がくる。寝る前にCDを聴いて寝るという人は、最後にこれを聴くと、安心して寝られるみたいですよ。

次回 4th Album『センチメンタルマキアート』編は2018年8月下旬更新予定です。

リリース情報

LIVE DVD / Blu-ray『SID TOUR 2017 「NOMAD」』

2018年7月25日リリース
【初回生産限定盤DVD(DVD+写真集)】
KSBL-6322-6323 ¥6,000+税
【通常盤DVD】
KSBL-6324 ¥5,000+税
【初回生産限定盤Blu-ray(Blu-ray+写真集)】
KSXL-268-269 ¥7,000+税
【通常盤Blu-ray】
KSXL-270 ¥6,000+税

Mini Album『いちばん好きな場所』

2018年8月22日リリース
【初回生産限定盤(CD+DVD)】
KSCL-3076-3077 ¥2,788+税
【通常盤(CD)】
KSCL-3078 ¥1,852+税

ライブ情報

SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR

「いちばん好きな場所2018」
http://archive.sid-web.info/15th/

公演スケジュールなどの詳細は公式サイトをご参照ください。

マオ from SID

マオ/福岡県出身。10月23日生まれ。2003年に結成されたロックバンド、シドのヴォーカリスト。
2008年10月「モノクロのキス」でメジャーデビュー。以降、「嘘」「S」「ANNIVERSARY」「螺旋のユメ」など、数多くの映画・アニメテーマ曲でヒットを放つ。2018年バンド結成15周年を迎え、4月にはセレクションベストアルバム『SID Anime Best 2008-2017』をリリース。直後の5月から6月28日まで “SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018”と銘打った全国6都市14公演ツアーを無事に完走。さらに8月にはミニアルバムをリリース、9月からは全国31カ所で開催するLIVE HOUSE TOURも発表された。

オフィシャルサイト
http://www.maofromsid.com
http://sid-web.info

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