Interview

廣瀬智紀&川栄李奈が、様々な“恋”の切り口から舞台『カレフォン』を語り尽くす。舞台に“恋”する気持ち、川栄の恋愛指南まで!?

廣瀬智紀&川栄李奈が、様々な“恋”の切り口から舞台『カレフォン』を語り尽くす。舞台に“恋”する気持ち、川栄の恋愛指南まで!?

10月4日から有楽町のオルタナティブシアターにて、舞台『カレフォン』が上演される。とある派遣OLの結城 茜の携帯電話から病気で亡くなった“カレ”・藤原 駿が現れるというファンタジーで、作・演出の鈴木おさむと音楽の大塚 愛がタッグを組んで“泣き恋”物語として描く。そんな舞台に出演する、藤原 駿 役の廣瀬智紀と結城 茜 役の川栄李奈が、舞台にかける意気込みから、恋バナまでを語る。“恋をしたい”“恋をしている”男女に贈るインタビュー。

取材・文 / 竹下力 撮影 / 冨田望


※記事の後半には廣瀬智紀さん&川栄李奈さんの直筆サイン入りチェキのプレゼント応募情報を掲載しています!

胸“キュンキュン♡”もののストーリー

『カレフォン』は、派遣OLの結城 茜の窮地を病気で亡くなった彼が携帯から現れて救うという、切なくて泣けるラブファンタジーです。最初に、原作漫画をご覧になられた感想を聞かせてください。

廣瀬智紀 これまで恋愛の物語から離れた設定の役どころが多かったので、“カレ”という役をいただいて嬉しかったし、原作を読んだだけで久しぶりに胸が“キュンキュン♡”しました。

廣瀬智紀

川栄李奈 私も胸が“キュンキュン♡”しました(笑)。亡くなった“カレ”が携帯から飛び出してヒロイン・茜を窮地から救ってくれるファンタジーですが、すぐに続きを読みたくなったんです。

川栄李奈

脚本をお読みになられてはいかがでしょう。

川栄 まだ脱稿されていないので、どうなるのか想像はつかないですが、ふたりでどんなストーリーを紡いでいくのか楽しみです。廣瀬さんはすでに亡くなっている“カレ”で、私の演じる茜の悩みに耐えかねて携帯から飛び出してくるから、そこをどうやって登場するのかも気になります。

廣瀬 自分の役が亡くなっているという設定は初めてです。ある意味、お化けではあるのですが、それを僕が生身で演じることで生まれるファンタジーの要素を舞台でどう表現するのか、(鈴木)おさむさんの脚本と演出を楽しみに待っています。

ふたりでひと回りもふた回りも成長していく

廣瀬さんは藤原 駿を、川栄さんは結城 茜さんを演じます。役どころを聞かせてください。

廣瀬 藤原 駿は、病気で亡くなったこの世にいない茜の彼氏で、派遣OLとして日々奮闘している彼女をサポートするために、彼女のクローゼットにしまいこまれた携帯電話から現れて、いろいろな困難をふたりで乗り越えながら、時にはアドバイスしたり、逆に駿自身が励まされたりするという役どころです。

川栄 派遣OLですが、派遣ゆえに立場が弱くて、上司からパワハラを受けて困っている。しかもカレが死んでしまって、ショックで暗くふさぎこんでいる日々を送っている。そんななかである日、携帯から彼がやってきて助けてくれて、彼女は次第に生きる喜びを覚え始めて、ふたりで一緒にひと回りもふた回りも成長していきます。

現時点で役づくりはどのようにされようと思っていますか。

廣瀬 原作のあるキャラクターなので、その造形を踏襲しつつも、決して縛られないで、舞台ならではの、僕だけの“駿くん”を表現していこうと思います。OLの茜は感情移入しやすいキャラクターなので、お客様も思わず彼女を応援したくなると思うので、お客様に勇気を与え、観劇後にはいろいろなことにチャレンジしたくなる、そんなメッセージを残したいです。

川栄 私は緊張しています。舞台の経験は、『AZUMI 幕末編』(2015年)、『AZUMI 戦国編』(2016年)で、しっかりした殺陣はたくさんやってきたつもりですが、殺陣のない“恋”物語に出るのは初めて。なので、私は稽古に入ってから一生懸命、脚本と睨めっこして向き合って、おさむさんに演出されながら役を丁寧につくっていこうと思います。

廣瀬 大丈夫だよ。僕がサポートするから。

川栄 優しい!

大塚 愛の主題歌に触れて&鈴木おさむとの繋がり

大塚 愛さんが手がける主題歌「Dear, you」は、ゆったりとした、しかも切ないストリングスがスパイスで効いていて、今で言うとても“エモい”素晴らしい楽曲ですね。

川栄 とてもいいですよ。

廣瀬 素敵ですね。

川栄 曲を聴くだけで感動しました。

廣瀬 大塚 愛さんは僕が学生時代から聴いている方ですから、まさか大塚さんと一緒にお仕事をさせてもらえるとは……まさに晴天の霹靂に近くて(笑)。若い頃の自分が、大塚さんの歌を聴きながら胸を“キュンキュン♡”させていた時期を思い出させてくれるので、お客様もきっと一緒に胸“キュン♡”できると思います。

川栄 歌詞は、舞台のために書き下ろしてくださって、聴けば聴くほど本当にぴったりで、この曲とお芝居が重なると思うとこれから期待が膨らみます。

作・演出の鈴木おさむさんの印象はいかがですか。

廣瀬 僕は、7年ぐらい前にテレビドラマ『私のホストちゃん〜しちにんのホスト〜』(2011年)や、舞台『私のホストちゃん』(2013年、2016年など)にも出演していましたから、いろいろお世話になっていますし、ご縁は深いです。

川栄 私がおさむさんの作品に初めて触れたのは、久保田秀敏さんが出演されて、廣瀬さんが主演を務められていた「『私のホストちゃん』THE FINAL〜激突!名古屋栄編〜」(2016年)のときだと思います。

廣瀬 ほんと!? ありがとうございます。あの舞台を観にきてくれていると思うといきなり恥ずかしくなってきた(笑)。まさか“口説きタイム”で客席に降りて川栄さんを口説いてないですよね?

川栄 さあ、どうでしょう!?(笑)

廣瀬 焦らさないで!(笑)

川栄 ないですよ(笑)。そのあと、私はおさむさんの作・演出の舞台『美幸―アンコンディショナルラブ―』(2016年)という二人芝居で、先輩の大島優子さんと鈴木浩介さんの演技を拝見させてもらって、役柄やストーリーが少しぶっ飛んでいて驚きましたし、ドラマもそういう作品が多いので、今回どんな茜になるのか楽しみです。稽古前ですが「台詞が多い」と言われたので、ちょっと緊張していますけど(笑)。

“駿くん”はフライングで登場する!?

上演されるのは、今話題の新しい劇場・オルタナティブシアターですね。

廣瀬 新しい劇場はとても綺麗だし、設備も最新鋭ですから、そこに立てるだけでワクワクします。とはいえ、劇場の内部は迷子にならないように気をつけたいです。劇場に入ると、舞台監督が導線を案内してくれる“案内ツアー”をいつもしてくださるのですが、しっかり頭に入れていきたいと思います。といっても、楽しみしかないです。

川栄 私はこけら落とし公演で、『AZUMI』のときに演出してくださった岡村俊一さんの演出、扉座の横内謙介さんが劇作を手がけた『アラタ~ALATA~』(2017年)を拝見して、内容だけでなく最新設備に感動しました。映画館のような劇場なのに、フライングする設備があるし、実際のフライングシーンは……。

廣瀬 待って、フライング? 空飛ぶの?

川栄 ピーターパンみたいにフライングで“駿くん”が携帯から飛び出すと言われたらどうしよう!?(笑)

廣瀬 それ以上言わないほうがいいかも。おさむさん、そんな演出しそうだから(笑)。

川栄 私は、舞台の経験が浅いので、とにかくどんな劇場に立つことも新鮮なので、板の上に立てるだけで嬉しいんです。とにかく、いろいろな角度から観られる会場なので、表情や台詞回しに気をつけたいですね。

本作では、旅公演もありますね。

廣瀬 僕、ホテル暮らしが好きです。自分の部屋だと片付けられなくてすぐ汚くなっちゃうタイプなので、旅先だと無駄なものを持ち込まないし、やることも限られていて、夜遊びもしない。つまり浮気をしないタイプです(笑)。

川栄 浮気しないは、“駿くん”にぴったりかも! カレにしたい理由NO.1。

廣瀬 でしょ?(笑)しかも、ご当地の食事も食べられるので楽しみです。

川栄 地方に行くのは初めてなんです。とはいえ、場所ごとに舞台の構造に気をつけようと思っています。

廣瀬 出ハケの位置が違うだけで戸惑うから、気をつけようね。

川栄 はい!

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