Interview

清原果耶が“一人二役”で魅せた女優魂。ジャニーズWEST 重岡&神山W主演ドラマ『宇宙を駆けるよだか』での徹底した役作りに迫る

清原果耶が“一人二役”で魅せた女優魂。ジャニーズWEST 重岡&神山W主演ドラマ『宇宙を駆けるよだか』での徹底した役作りに迫る

Netflixにて本日8月1日(水)より全世界独占配信がスタートしたドラマ『宇宙を駆けるよだか』。

先日、本作でW主演を務めたジャニーズWESTの重岡大毅と神山智洋の対談インタビューをお届けしたが、今回は、重岡演じる火賀と神山演じる公史郎の幼馴染で、容姿も抜群に可愛い本作のヒロイン・小日向あゆみ役を演じた清原果耶にインタビュー。

あゆみの体と容姿にコンプレックスを抱えクラスで孤立する・海根然子(富田望生)と体が入れ替わってしまい、一人二役という難役に挑戦した清原はデビュー4年目にして映画『3月のライオン』『ちはやふる -結び-』などの話題作に出演、現在はTVドラマ『透明なゆりかご』の主演を務め、着実にステップアップを続けている。そんな彼女が、役作りへのアプローチ方法や現場での過ごし方を丁寧に話す姿は、16歳ということを忘れてしまうほど、しっかりしていた。

取材・文 / 平山正子 撮影 / 斎藤大嗣

徹底的な役作りをして挑んだ“一人二役”。「違和感を感じて作品に集中して観てもらえないのが一番イヤ」

一人二役という難しい役どころでしたがいかがでしたか?

“入れ替わる”というファンタジーを演じることはすごく難しかったです。一人二役というギャップや見た目を意識して演じました。

予告にもありますが、あゆみから然子になった瞬間の目力が印象的でした。

ありがとうございます。あの予告のシーンは激しい憎しみに染まっているように見えたらいいなと思って、気持ちが荒ぶる時に爪を噛む然子の癖にも変化が欲しいと思って演じたんです。

ギャップとして、具体的に意識したところを教えてください。

(富田)望生ちゃんと、癖やカバンの持ち方・歩き方など「つじつまを合わせて演じないと面白くないよね」とずっと話していました。なので、「カバンを下で持ったから…」とか「然子のときは肩掛けしよう」とか、本当にそういうところまで話していたので、役作りし甲斐があってすごく楽しかったです。

そんな細かいところまで! 確かに、入れ替わった時の違和感を感じることなく観ることができました。

日々、「あゆみとして過ごす」「然子として過ごす」と考えていたので、そう思ってもらえたことは嬉しいです。お芝居に違和感を感じて、作品に集中して観てもらえないのが一番イヤだなって思って、そこは一番気をつけました。

“日々”というと、休憩時間や撮影がお休みのときも「役」を意識していた?

撮影期間中は1日か2日のお休みしかありませんでしたが、気を休めるとその瞬間に「あゆみちゃんと然子ちゃんのどっちも手放してしまわないか」と心配でした。それくらい繊細なところで演じていたので怖かったんです。なので、お休みの日も望生ちゃんと会って、「昨日演じた然子の気持ちは…」とか「望生ちゃんが考える然子はこれで合っている?」とかそんな会話ばかりずっとしていました。

その話の中で浮かんだアイディアとかイメージが、採用されたシーンはありますか?

物語やシーンのイメージというよりも、キャラクターの設定作りを徹底的にやっていました。ふたりで、キャラクターの動き方や見ていて違和感を感じてほしくない部分を徹底して合わせるようにして。なので、私は憎しみや苦しみを強めに演じた然子ですが、望生ちゃんの然子は哀愁強めだったりするんです。

Instagramも拝見しましたが、富田さんと仲良しですよね。

すごく仲が良いです。私もこんなに波長が合う素敵な彼女に出会えてびっくりしています。考え方とか尊敬できるんです。出会いに感謝しています。

プレミア試写会の時に、重岡さんと神山さんからも「イチャイチャしている」とも言われていましたね。

ずっと二人でひとつの心でやっていて、望生ちゃんがいないと成り立たない。それはどちらも感じていて。もちろん、撮影中も仲が良かったんですが、クランクアップしてからも、さらに仲良くなった感じです。

W主演の重岡さんと神山さんの印象はいかがでしたか?

初めてお会いしたのは、本読みの時だったんですが、幼馴染の役だったのでどこからどう距離を縮めたらいいのか悩みました。でも、重岡さんも神山さんもフレンドリーな方で、一緒にご飯を食べたり、休憩時間にけん玉で遊んでくださったりしたので、全然緊張せず楽しくリラックスできました。おふたりとも、休憩中は仲良くワイワイやっているのに、いざ撮影となると迫力が凄いんです。まとっているオーラがすごく重かったり軽やかになったり。勉強させていただきました。

重岡さんと神山さんにインタビューをさせていただいた時に、物まねで距離を縮めようとしていたとおっしゃっていました。

はい、いろんな物まねをしてくださいました(笑)。毎日賑やかな現場でとても面白かったです。

役に寄り添ってくれる曲を聴くことがストレス発散法

現在、ドラマ『透明なゆりかご』では主演を演じられていますが、まだデビュー4年目なんですよね。素晴らしいご活躍ですが、あらためてデビューのきっかけを教えていただけますか?

地元(大阪)でミュージカルスクールに通っていたこともあって、歌を歌うことが好きでした。家族みんなが大好きなPerfumeさんが所属しているアミューズのオーディション(アミューズオーディションフェス2014)が家の近くであることを母が教えてくれて、受けたのがデビューのきっかけです。そのオーディションを重ねていくうちに「お芝居がしたい。女優さんになりたい」と思うようになりました。

当時、現在の自分の姿を想像できましたか。

全然していなかったので、ビックリですよね。4年前にモデルと女優のお仕事を始めて…。もちろん目標を持ってお仕事させていただいていましたが、それでも「まさか自分が」ということが連続して起こりすぎて…。恵まれた環境にいられているんだなと日々、感謝しています。

さまざまな役を演じてみていかがですか?

どの役も“自分とは違う”という場合でも、その中から共感や共有できる部分を見つけていくんですが、『透明なゆりかご』は、看護見習いの役でまさか自分が産婦人科の世界の中に飛び込むというのは想像も出来ませんでした。産婦人科のセットだったり、実際の学校に行ったりして、見たことないものばかりを目の前にして「ここから自分はどうやってこの世界観に染まっていけばいいんだろう」と緊張していました。

そんな緊張とお忙しい日々が続いていると思いますが、清原さんのストレス発散方法を教えてください。

その時に演じている役に寄り添ってくれる曲を聴くことです。『宇宙を駆けるよだか』を撮っていた期間中は、休みの日も引きこもって音楽ばかりずっと聴いていました。その時はamazarashiさんの「僕が死のうと思ったのは」を延々にリピートしたり、倉橋ヨエコさんの「夜な夜な夜な」などを聴いて、役のリズムを作っていました。

どうやって選曲するんですか?

amazarashiさんと倉橋ヨエコさんは「落ち込みたい時に聞く曲」で検索したら表示されました。でもamazarashiさんの曲は歌詞を見ると前向きにさせてくれる曲で「落ち込みたい時」に聞く曲ではなかったんですけど(笑)。きっと、役と向き合っている自分が、その時に聞きたいメロディーだったんだと思います。

最後に、『宇宙を駆けるよだか』をご覧になる方へメッセージをお願いします。

私は出来上がった作品を観て達成感を感じました。幻想的な部分とリアリティの部分のバランスがすごく難しかったのですが、監督・スタッフ・キャストの皆さんとすごく濃い熱量で撮影した作品です。それぞれのキャラクターが抱える想いを同じ目線で見られると思います。一度では受け止めきれない場合は、何回も観て楽しんで欲しいと思っています。是非、お楽しみに。

清原果耶

2002年、大阪府生まれ。2015年にNHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビュー。その後、TVドラマ『セトウツミ』や、映画『3月のライオン』(17)『ユリゴコロ』(17)『ちはやふる -結び-』(18)などの話題作に出演。現在はTVドラマ『透明なゆりかご』で主演を務める。

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2018.07.23

『宇宙を駆けるよだか』(全6話)

8月1日(水)全世界配信

【STORY】
火賀俊平、水本公史郎、小日向あゆみの3人は仲の良い幼馴染。
大好きな公史郎から告白され、つき合うことになったあゆみは、初デートの日、醜い容姿のクラスメイト・然子と体が入れ替わってしまう。入れ替わったことを誰にも信じてもらえず絶望するあゆみだが、あゆみに想いを寄せる火賀が、いち早く2人の入れ替わりに気付く。火賀に支えられ、あゆみは元に戻る方法を探るが…。

出演:重岡大毅、神山智洋(W主演)、清原果耶、富田望生
原作:川端志季「宇宙を駆けるよだか」(集英社マーガレットコミックス刊)
脚本:岡田道尚 音楽:Ken Arai
主題歌:「アカツキ」(ジャニーズWEST)
プロデュース:西坂瑞城 飯島章夫(Que)
演出:松山博昭 
©川端志季/集英社 ©「宇宙を駆けるよだか」製作委員会

オフィシャルサイト
http://www.yodaka-switched.com

原作本

宇宙を駆けるよだか

川端志季
別冊マーガレット

かわいくて素直な性格のあゆみは大好きな人と恋人同士になったばかり。だが、初デートに向かう途中で同じクラスの然子の自殺を目撃し、意識を失ってしまう。目が覚めると、あゆみは醜い容姿の然子と身体が入れ替わっていて・・・。 容姿も性格もまったく違うふたりの運命が、奇妙にねじれながら交錯していく――。